発生から２０日

東日本大震災は３０日、発生から２０日目を迎えました。警察庁の午後９時現在のまとめによると、死者は１２都道県で１万１３６２人、家族が警察に届けた行方不明者は６県の１万６２９０人で、計２万７６５２人となりました。警察庁などによると、被害が大きい３県の死者は宮城６９０６人、岩手３３４９人、福島１０４７人。行方不明者は宮城６９２７人、岩手４５４４人、福島４８１５人。３県で検視を終えた遺体は計１万１１５２体で、うち計８７９９体が身元確認できました。３県で検視を終えた遺体の約２割の身元は確認できておりません。家族全員が津波の被害に遭ったケースもあり、確認困難な状況が続いております。
To save all people.To learn all the teaching.

「闇と光」の鳥よし

最近は「鳥よし」に行く頻度が高いです。家の裏ですから、安心して飲めるのでしょうね。某仕出店社長と冠婚葬祭用品卸業社長と懇談してました。東日本大震災による原発事故ニュースを見ながら、熱燗を注入しておりました。本当にこうしてカウンターに腰かけてチビリチビリやれることが奇跡なんだと思っております。

「上善は水のごとし。水はよく万物を利して争わず
ゆえに道は近し」（老子）

何事も水のように逆らわずに自然体で生きたいですね。

でも、被災者の方々は「水」に全てを流されてタイヘンな思いをされました。水は無くて生きられない人間でも、「水」が怒ると何にもできない怖さを知りました。

闇深ければ

光もまた強し

バリ島「コピルアック」

インドネシアへ出張に行った東京の友人から送られてきました。
ジャコウ猫のウンチから取り出した幻のコーヒ－。インドネシアがオランダ統治下にあった時に、原住民が発見したとか。５０グラムで３５＄だから日本円で２８００円くらい？超レアで超高級。けど賞味期限が２０．０２．１２とあるのは２０２０年のこと？どちらにしろもったいない！Terima kasih!ありがとうございます。

中華風の昼

ひや－、もうこんな時間です。あっと言うまに時が流れて行きます。慌てて帰宅して、昨日のテイクアウトの残り物処分です。賞味期限を２日オ－バーの牛乳で流し込んで…。野菜たっぷり？の焼きそばがしょっぱくて、春巻きが油っぽくて、体に最高です。

「中三」民事再生申請

朝から「地震ショック」、「原発ショック」に続いて、「中三ショック」で揺れております。企業版の平家物語です。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…

青森市、弘前市、盛岡市と３店舗を持つ老舗百貨店「中三」が２９日裁判所に民事再生法適用申請しました。昨年２０１０年８月期には２億６７００万円の営業損失を計上していたようです。１８９６年に五所川原で創業し、６２年弘前市、７４年青森市、８１年盛岡市、９７年には秋田市にも開店しました。ところが百貨店離れで２００６年には本丸の五所川原、２００８年には秋田を閉店。今月１４日には盛岡店で爆発事故による死傷者が出て休業状態でした。昨年１月１２日には駅前の老舗「青森グランドホテル」も民事再生法適用申請しました。相次ぐ県内老舗企業の破綻に青森地域経済復興の手がかりを「東北新幹線」に希望を繋いでいた矢先に今回の３・１１東日本大震災が発生しました。まだまだ苦難が待ち受けております。松下幸之助翁は、「好況よし、不況さらによし」と不景気も生成発展のための成長プロセスだとおっしゃいました。どしゃぶりのときには、じっと晴れるまで傘をさす経営を説いてます。気候変化の激しいこの経営環境下でも、成長している企業はあります。今日のイエスは明日のイエスではありません。脱皮できないヘビは死にます。私たちの業界も同様に地殻変動を感じてます。

「最も強いものや最も賢いものが生き残るものでなはい。最も変化に敏感なものが生き残る」（チャールズ・ダ－ウィン「種の起源」）

本当は、２月初旬に青森市の大手葬儀会社が破綻報道が出ててもおかしくはなかったのですが、県外同業者による吸収合併で表面化しなかった経緯もあります。もって「他山の石」であります。

蓮華草

「やはり野に置け蓮華草」

蓮華草は自然の野に咲いてこそ美しいという意味であります。ものの良さや味わい深さは、来あるべき環境にあって初めてわかります。
（倫理法人会「職場の教養」より）


花は花だけで咲きません。空気があり、太陽があり、土壌があり、いろんな縁があって咲いております。

春巻きの朝

午前３時には起きてました。
読書をして、植物に水やりをしたり、すぐに時間が過ぎ去ります。子どもたちは、春休みで朝からウキウキして出かけました。
小生はひとり食卓で朝食です。春巻き、麻婆豆腐、サンマの甘露煮、ハンバーガーまであります。朝から高カロリーですが、エネルギーを発散させます。ウォーッ！

「大震災」復興の群像

朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり…（蓮如「白骨の御文章」）

週刊「新潮」のワイド特集の写真を見てます。画像は山田町の「火葬場」での拾骨シ－ンです。夫（７１）を亡くした奥さん（５９）が喪服も着れずに、記録して欲しいとカメラマンを招き入れたそうです。いまだに、遺体安置所で身元不明の亡骸、そして、まだ行方不明の方々を思えば言葉もありません。
【朝日新聞】
警察庁によると、２９日午後９時現在の死者数は１２都道県で１万１１６８人にのぼった。行方不明は６県で１万６４０７人。負傷者は１８都道県で２７７８人。確認されている死者数は宮城６７９２人、岩手３３０１人、福島１０１７人、茨城２０人、千葉１７人、東京７人、栃木と神奈川で各４人、青森で３人、北海道、山形、群馬で各１人。建物被害は全壊１万６５２７戸、流失は２１６５戸、全半焼１４６戸など。道路被害は２１２６カ所にのぼる。また同日午前１０時現在、被害の大きかった岩手、宮城、福島の３県で死亡した人のうち身元が判明したのは８４７３人。８０３３人は遺族らに引き渡された。

あだし野の露きゆる時なく、鳥部山の烟立ちさらでのみ住みはつる習ひならば…。

放射性元素プルトニウム

東京電力福島第１原子力発電所の土壌から毒性の強いプルトニウムが検出され、健康や環境への影響に不安が高まっています。ごく微量で作業員を含め人体への影響はないそうです。ただ、外部漏出は、原子炉内の燃料棒が高熱で深刻なダメージを受けたことを裏付けるものです。漏出元や経路も特定できておりません。これ以上の漏出を防ぐための監視と対策が急務となっておりますが、水たまり（汚染水）の除去がネックになっております。
また、政府が屋内退避から一転して自主避難を促した東京電力福島第１原発の２０～３０キロ圏内に、寝たきりなど介護が必要で自力移動が困難な人が現在も、百数十人いることがわかりました。厚生労働省は、引き続き県などに状況を聞き、必要な場合は受け入れ先を調整するとしております。「原発難民」をつくらないように避難活動を急いでほしいものです。

【プルトニウム】
ウランが中性子を吸収して生成される。寿命（放射線の半減期）が長く、代表的な２３９は約２万４千年。アルファ線と呼ばれる放射線は透過力が弱く、空気中でもほとんど拡散せず、水の外には出ない。呼吸などで体内に入ると、肺にとどまってがんを引き起こす危険性がある。核燃料として利用できるほか、核兵器にも転用できるため、国際的に厳重に管理されてます。

農林水産はもとより国土交通でも風評被害が深刻化しております。うつくしま福島県をゴ－ストタウンにしないように、私たちも頭を冷却化しなければなりません。不安解消には、正確な情報開示と国民が今何をなすべきか適切な対応を、政府、東電がアナウンスすることです。気をつけることは、抽象的な表現や朝令暮改の数値を公表しないように努めることです。

Bad news has wings.
（悪い知らせは伝わるのが速い「悪事千里を走る」）

「春風接人」

東京が開花宣言して、桜前線が北上しはじめました。東北の震災地をピンクに染めて行くのでしょう。桜の花が無常の風に散る頃は、瓦礫の山の下に小さな芽が生えていることでしょう。

温家宝首相がかつて日中の「氷を溶かす旅」のメッセージを携えて来日した折に、日中友好各団体主催の歓迎レセプションで漢俳（漢詩と俳句の合体）を披露してまさに花を添えました。

　和風化細雨
　桜花吐艶迎朋友
　冬去春来早
（穏やかな風が、恵みの霧雨となり）
（桜の花色も一層鮮やかに、友人を迎えてくれる）
（冬が去り、春がもうやって来た）