東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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リハビリテーションと栄養②  ~フレイル・サルコペニアの予防~

2022年04月21日 | 紹介

みなさん、こんにちは。

先週に引き続き【リハビリテーションと栄養】についてです。

今回は、「フレイル・サルコペニア」の予防 ~栄養~についてお話させていただきます。

 

加齢により心身が老い衰えた状態(フレイル)や、加齢により筋肉量の減少および筋力低下(サルコペニア)の

状態を予防するために、必要なことは2つあります。

 

それは、運動と食事です。

これは、どちらか一方を頑張るのではなく、組み合わせて行うことが大切です。

 

例えば、運動のみを頑張った場合・・・

人間の体では、エネルギー(栄養)が不足した状態で運動を行うと、筋肉の中のたんぱく質を壊してエネルギー

を生み出すようになります。食事がしっかり摂れていない状態で運動をすると、逆に筋肉が落ちてしまうことと

なります。その結果、体重減少や飢餓状態に陥る可能性があります。

 

 

また、栄養を摂る(とにかく食べる)ことのみを頑張った場合・・・

エネルギー(栄養)が増える一方、運動をしていないためにエネルギー消費がなく、

筋肉も作られないため、筋肉がないのに肥満という状態に陥る可能性があります。

  

 

そのため、

①バランスのとれた食事を摂ること

②運動を行い筋肉をつけること

この2つを同時に行いましょう。

 

①バランスのとれた食事

・1日の適切なエネルギー量の食事を1日3回に分けて摂ること

 

・主食(米・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・きのこ・海藻類)、牛乳・乳製品、果実をバランスよく摂ること

 

・筋肉の素となるたんぱく質(肉・魚・大豆製品)と骨を強くするカルシウム(牛乳・乳製品・小魚)を含む食品を積極的にとること

 

・充分な水分を摂ること

 

 

こんなにおかずを作ることが難しい、という方もいると思いますが、

最近ではコンビニエンスストアでも脂質を抑えてたんぱく質を多く含む便利なお総菜なども売っています。

 

また、健康に留意したバランスの取れたお弁当の宅配サービスを行っている食品会社もありますので、

うまく活用していただけたらと思います。

 

また、一度にたくさん食べられない・・・という小食の方もいらっしゃるかと思います。

 

そのような方には、栄養補助食品といってドラッグストアなどで高カロリーゼリーや飲料が販売されているので、そちらを間食としてお召し上がりいただくのも良いかと思います。

   

来週は、運動(筋トレ編)です!!お楽しみ~!

 

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【注意】

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