生きる

思い出を抱えて生きる

ワイングラス

2015-04-22 16:09:34 | Weblog

昨日の朝 次男にワイングラスを二つもらった。
このあいだ 自分の不注意で最後の一つのワイングラスを割ってしまった。
なんということもない水を飲むコップでのワインは、まずい!と思っていたところだった。
とてもうれしくて さっそく夜にそなえて洗っておいた。
根が単純なので 気づくと一日鼻歌がでていた。

そして 夜、楽しく飲んでいたところ

ピンポーン!玄関の呼び鈴の音だ。 
犬がけたたましく吠えた。
思わず「誰だ!」っと身構える。
日頃、誰も訪問者なんて来ないと思っているので
つい 戦闘態勢にはいってしまう
犬と一緒に吠えたいくらいだ。
「どちらさまですか?」
「佐川急便です」
なに!?佐川急便?
何もたのんでいないのに?
犬を玄関に残して外に出る。
けげんそうな顔をしていると
「割れ物ってかいてありますからね?ていねいにもってください」
割れ物?やはり 思い当たらない。
受け取ると長男からだった。
「いやだぁ~息子からじゃない ハハハハ」
佐川急便の方もなぜか 笑っている。
この荷物の中身は、なんとワイングラスとワインだった。
胸がつまって 気がつくと涙がでていた。

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