私の夫の会社に 夫の恋愛対象の女性が就職して その後その息子夫婦が入社して
次に夫の息子が入って その次にうちの営業担当だった女性が入って そんな構成で
順風満帆にぎやかに?会社は何年も営まれていった。
その夫の女性は、マンションをふたつ購入し仲良く夫と旅行をし生活をともにしていた。
うらやましくなかったかといえば ウソになる。
しかし 人の心に首輪や鎖はつけられない。
そのうち 破綻するだろうと思っていたら その通りになった。
仲の良かった頃は、その女性の息子も可愛がり とてもほめていた。
大学時代(北海道)は、外車を内地から運び 会社名義の車を貸し与えていた。
息子だとまで言っていた。
その息子も期待にこたえて 私の会社の取引先を何度もまわった(取引先を獲得するためだ)
景気が悪くなってきた頃
大の車好きの夫が BMWの大きい車から(私は車のことはよくわからない)
それでも外車で小さな車に乗り換えたとき その息子が言ったということが印象的だった。
「一生懸命稼いで また大きな車に乗れるように頑張ります」
そんなふうに社長である夫に言ったのだそうだ。
そんな健気な言葉をはいたのは、彼だけだったとうれしそうに言っていた。
そんな言葉でねぇ~と不思議なものを見るように見た覚えがある。
最近、何があったのかわからないが その息子夫婦が会社を辞めたのだそうだ。
夫婦は、車を貸し与えられ 給料も良かったであろうに・・
実は、 夫の言動に前兆はあった(1月 話があるというので会ったのだ)
たわいもない話ではあったが、長く続いている結婚生活をご破算にして今住んでいる家を出て行ってくれと言う話だった。
それもタダで
それは、ていねいにお断りした。
そして あれ?っと思ったのは、ずいぶん 褒めていた女性の息子を悪しざまに言い出したからだ。
ほら よくあるじゃない
大人の残酷物語で 優しい人が嘘つきだになって
親切な人がお節介になって 可愛い人が 無知なバカになって
笑いたくなった。
こんな時は、まったく関係ない話をしてゲラゲラ笑うのだ。
いつまでも おかしくてしようがなかった。
私は、その息子たちを見たことがないし 話をしたこともないので感想はのべられない。
しかし ねちねちいじめられたのだろうなって思う。
たぶん ついには 触れてはいけないことまで話題にして 雲の上からモノ申したのだろう。
彼らが退職してすぐに会社を設立して すぐに仕入先である北海道まわりをしているというのが
それをものがたっている。
会社の名が『柊』と聞いて 首を傾げた。
なんだか 悲しいなって思ったからだ。
ヒイラギの花言葉って 『先見の明』ほかには、誕生
節分に使うぐらいだから 鬼の目をいぬくかな??
たぶん 夫の会社の客先は、自分が開拓したのだぐらいに思っているだろうから
取引先を移行するぐらいに思っているのかな?
やれやれとは思うが はたして確かに『先見の明』はあるような気がする。
前途多難ではあるが未来と希望がある若い人たちに たくましく頑張れ!とそう思う。
おそらく小さな子等を抱える身 たくさんの矢が突き刺さっても進むしかないのだろうと思う。
でも また 競争相手が増えたのかもしれない。
木製パレット屋のつぶやき