緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

何の、誰のための治療?

2006年10月24日 | 医療
10月12日のブログで緩和ケアと在宅医療をテーマとした研究会に参加したことを書きました。 この会場は、がん治療最先端病院だったのですが、そこの外科系医師が、「我々が、エビデンスに基づいて、ここまでだ(これ以上の治療はするべきではない)と患者に説明すると、患者は他の病院で何か出来ることは無いかと回り始める。 ところが、こうした病院、中には緩和ケア医までもが、意味も無い化学療法や治療を提案し、拾い集め . . . 本文を読む
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