緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

阻害薬の特性を踏まえて

2019年04月07日 | 医療
μ受容体阻害薬は競合的阻害を示すものと非競合的阻害を示すものとがあり、現在、国内で投与が可能なオピオイド誘発性便秘に用いることができる末梢性μ受容体阻害薬は非競合的阻害であることがわかっています。非競合的阻害というのは受容体への結合が席取りゲーム(一つの席を二人で取り合う)ではなく、別のところに結合し、受容体に影響を与えることで阻害するといったものです。ですから、ある程度十分な薬剤の量 . . . 本文を読む
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