緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ケアをする人、される人

2022年06月12日 | 医療
近年、「ケアの構造が複雑」になっているように思います。肺癌の60代の女性でした。外来通院も難しくなった時その後の医療をどこで受けるか・・話し合おうとしたとき、どうも何かありそうでした。ご家族のことを伺った時・・マンションの隣に住む30代の娘さんが引きこもりで、そのドアの前に毎食食事を準備し、置く生活であることがわかりました。そして・・次にお目にかかったのは、緊急入院された病床ででした。進行性がんの . . . 本文を読む
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