緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

人生が医療によって埋めつくされてしまわないよう・・

2023年01月22日 | 医療
何らかの疾病に罹患しつつ、人生の終わりが近づいてきた時。治療の限界を受け止め、家で生活を続けたいと思うことがあります。一方で、人生の終わりが現実になってきたとき、何か治療を継続できないか、藁をもすがる気持ちで模索を続けることもあります。それは自然な心の反応ですが・・・そこから抜け出せなくなってしまう場合があります。多額のお金をかけるような何かをしていると安心とか、病院の中で過ごしていれば安心とか・ . . . 本文を読む
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