e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

引退

2010年08月26日 | イギリス
昨年の今日、ロンドンからケンブリッジへ向かうバスの中から、牧場に遊ぶ馬の姿を見た。



それは日本ではなかなか見ることのできない、広々とした光景だった。



あの時は前日訪れた憧れの大英博物館の余韻で頭の中がいっぱいだった。



特に印象に残ったのは、かつてアテネ・パルテノン神殿の内部を飾っていたというレリーフ群だった。その中でも馬のレリーフが素晴らしかった・・・



私は一人暗くなるまでその前に立って見ていたのだ。



そして今年の秋、それは突然の知らせだった。



あの名馬が引退するという。



どんなことにも初めがあれば、終わりがあるのだが、



“引退”の二文字の響きは寂しすぎる。



秋は引退の季節なのだろうか・・・



「写真;大英博物館で見かけた馬のレリーフ」

ロゼッタストーン

2010年08月26日 | イギリス
このブログを読んでくださっている皆さんは、


どんな“マウスパッド”をお使いだろう?


マウスにもいろんなタイプがあるので、使っていない方もいることだろう。


私は今、昨年の旅で、ロンドンにある大英博物館で購入した


“ロゼッタストーン”のマウスパッドを使用している。


私にとって“ロゼッタストーン”は小さい頃からの古代への憧れの象徴・・・


古代文明の謎を解く石だった。


実物を大英博物館で見たとき、いやぁ~この石が・・・って興奮した。


石の前でじぃ~っと石に掘られた3種類の文字を、


ガラスに顔をくっつけて見ていた去年の今日が懐かしい。


「写真;大英博物館で購入したロゼッタストーンのマウスパッド」


食育

2010年08月26日 | イギリス
最近、“食育”って話題になっていますよね。


日本の学校でも、せめてこれくらいのランチルームで


子どもたちにゆったりと食事をさせてあげたいものですね。


授業をしている教室でそのまま給食を食べるなんて、


あまり良い環境とは言えないですよね。


私は中学生の前半(後半は学校給食でした。)と


高校生の時作ってもらった


母親の手作り弁当が懐かしいです。


まさに母の恩・・・親子の絆・・・


これが本当の“食育”だと思うのですが・・・




それに日本では今、“給食費の未納”が問題になっています。


食べた料金を払わないなんて・・・


不思議な話ですよねぇ~


「写真;イギリスのとある学校のランチルーム」


伝統

2010年08月26日 | イギリス
このブログは、昨秋のe411yの旅を何らかの形で残しておこうと始めたもの。


暫くの間、あのイギリス・フランスへの旅を振り返ってみたい。




ロンドンに着き市内を見学していたとき、本当に小さな紅茶の店を発見した。


この店が紅茶の大会社“TWININGS”の本店だという。


創業当時の様子をそのまま保存しているとのこと。


さすが伝統を重んじる国。


英国と紅茶の関係・・・


昨年あちこち見学させてもらって、お茶とお菓子をよばれたよなぁ~。

「写真;ロンドンの小さな紅茶のお店」


















旅支度

2010年08月26日 | e411y全般
先日“冬支度”のことを書いていて、“支度”と云えば・・・と考えた。



ちょうど去年の今日、私はイギリス・フランスへの“旅支度”をしていた。



11月中旬からのヨーロッパへの旅、それも16日間も・・・



これまでの旅はほとんど夏だったので嵩も重さも少なかったのだが、



さらにe411yは特別な旅。



旅への期待でワクワクするのだが、仕事が忙しくて旅支度の行動が伴わず・・・



とうとう“旅支度”は、出発前日の夜遅くから日付変更線を跨いでだった。



ヨーロッパ路線は重量制限が厳しいと聞いていたので、



最後はヘルスメーターを風呂場から持ち出して最終確認をし、



忘れ物はないのか、さらにこれから何を減らせばよいかを悩んでいた。



「写真;関空からの飛行機」



眞露

2010年08月26日 | 
大阪・生野の焼肉店でホルモンを食べたときのこと。



私が生ビールの御代りを注文すると、



店の主人が「是非これを飲め・・・」と



出してくれたのが写真の“眞露”。



「お湯で割るのか?」と聞くと、ロックが一番美味いと云う。



じゃあ・・・と云って、一本貰うことにした。



飲むと市販されている“JINRO”と味が違う。



ボトルを見るとハングル文字で書かれていた。度数も違うようだ。



美味かったので、調子に乗ってさらにもう一本追加した・・・



帰りの駅までの道・・・普段あまりそんなことないのに・・・ふらついて・・・



コートのポケットには、店を出るとき主人が記念にくれた

“眞露”が一本入っていた。



「写真;記念に貰った“眞露”」




音声ガイド

2010年08月26日 | ドイツ
博物館や美術館で“音声ガイド”を見かける場合がある。


特に海外では、日本語の音声ガイドは便利である。


この夏の旅、ドイツ南部にある有名なお城を見学した際にも“音声ガイド”を利用した。


日本人ばかりの団体旅行、団体受付で一人一台ずつ“音声ガイド”を受け取り入場した。


いくらか歩いて最初の展示室で“音声ガイド”の電源を入れ、耳を近づけた。


すると、私の耳に聞き慣れない言葉が届いた。


さすがドイツ! でもこれドイツ語? えらい巻き舌やなぁ~?


私はそれから約1時間、スペイン語の音声ガイドを聞きながら城内を見学した。


昨年秋、ケンブリッジ・ケム川パンティングで船を漕いでくれたスペイン人の青年のことが懐かしかったからだ。


受付の方には、私だけスペイン人に見えたんやろか?

せやけど・・・なんでスペイン人なんやろう?


「写真;ノイシュバンシュタイン城」


世界の車窓から

2010年08月26日 | フランス
私は “世界の車窓から”という TV番組が好きである。


それは綺麗な景色を見て、旅行気分で眠りにつきたいという希望からかもしれない。


この夏、スイスのベルン中央駅からフランス新幹線TGVに乗り、パリのリヨン駅まで電車で国境を越える旅をした。


朝8時23分に出発したTGV9284号は13時21分にパリに到着した。


およそ5時間電車に乗っていたことになる。


日本の新幹線の東京―大阪間の距離と時間を考えると、それは鈍行列車のようだった。(パリ到着の少し前に、かなりのスピードを出した区間はあった。)


しかし、車窓からの風景はヨーロッパがいっぱいだった。


車中で食べた昼食は“とんかつ・しゃけ弁当”(お茶つき)で、久々の日本食、


スイス・ベルンの日本食レストランでの特注と聞いた。


パリ・リヨン駅の駅舎は、有名な画家が描いた絵のようにステキだった。


やっぱり、パリやなぁ~って思った。


「写真;TGV」


親父の菊

2010年08月26日 | 趣味の園芸
親父が栽培している菊が 今、満開です。

今日、このように咲いているのは、

長い間かかって手を加え、水や肥料を与えてきたからです。

決して、菊も人も一人で生まれて、

一人で勝手に成長し、

誰の力も借りずに、生きてきたわけではないのです。

「写真;親父の菊」


化石

2010年08月26日 | 我が家
今日は午後から隣町に出張。



その町には“貝ケ平山”という山があり、出張場所からもその山が見えた。



その山の名前が示すとおり、山から貝の化石が採れるのだ。






私は、海での潮干狩りが好きなのだが、



山での化石採集も好きである。



何か 地球の歴史を感じることが出来るというか・・・



宝探し気分になれるというか・・・



山や渓谷の空気を吸ってハンマーを黙々と振るう。



昼食時にビールを飲み、仲間と午前中の成果を見せ合う。



コンロで火を焚く昼食も楽しい。



そして感じる・・・

「この山は、昔は海の底だったんだ!」



瀬戸内海はその当時、伊勢湾まで続いていたという。



いつかは、アンモナイトや恐竜の化石に巡り合いたいという夢がある。



「写真;貝ケ平山の化石」



アインシュタイン

2010年08月26日 | スイス
1905年、アインシュタインと妻のミレーバは、幼い息子とともに、スイスのベルンで静かに暮らしていた。「特殊相対性理論」の発表後も彼は相変わらず、スイス・ベルンの特許局で働いていた。
アインシュタインの手紙「親愛なる友へ。私は未だにスイスの公務員として、インクを消費しています。給料はまあまあです。特許局で毎日8時間働きますが、大学でも少し教えるようになりました・・・」
この夏の旅、世界遺産であるベルン旧市街にあるアインシュタインの住居前を散歩した。



私も昔、物理や数学の研究を志した頃があった。



憧れの天才は、この町に住んで働きながら偉大な理論を確立したのだ。



アインシュタイン博士! 貴方は今回の北の核実験をどう思いますか?



「写真;アインシュタインの住居」



信楽の狸

2010年08月26日 | 我が家
秋・・・秋の月夜と言えば“たぬき”?

我が家には信楽焼きの“たぬき”がいる。


私が小さい頃、親父が信楽へ植木鉢を買いにトラックで出かけて行った。


帰って来たらトラックにたぬきが1匹乗っていた。


親父に聞くと「トラックに山盛りの植木鉢とこのたぬきが、ほぼ同じ値段だった。」とか。


その日以来、我が家の玄関にはず~っと信楽たぬきが立っている。


はじめの頃、私はそのたぬきが怖くて、家から出るのも家に入るのも

避けて通っていた。


今となっては懐かしい・・・


ここ最近、私も信楽に行く機会が多くなり、いろんなたぬきを見るのだが、


焼き物の出来は我が家のたぬきが一番だと思う。

今日もこれから信楽を越えて、湖国で生活する長男のところへ

新米と野菜と冬の準備物を届けに出かける予定である。

「写真;我が家のたぬき」


キリン

2010年08月26日 | 我が家
農作業も終わった秋の日、



まだ子どもが小さかった頃には、家族全員で動物園によく出かけた。



主に大阪・通天閣近くの天王寺動物園。



キリンの柵の前で、子どもが餌をあげたいと云うので、



私は子どもを肩車し、少しでもキリンに近づけようとした。



子どもはキリンに餌をあげようと手を伸ばし、



キリンは顔を近づけてきた。



必ずキリンは、子どもの手にある餌を食べてくれるものだと信じていたのに、



キリンの顔はわが子の手を通過し、私の顔を大きな舌でベロリと舐った。



驚いたのと、その後が大変だったのと・・・



「写真;ロンドンのキリン」



モノよりオモイデ

2010年08月26日 | 日記
ここのところ、楽しみと云えば“旅”。


人生を“旅”に喩える場合も多いのだが、


“次(来年)は何処に行こう?”と考えながら、

毎日(この一年)を生きている。


さらに、“この土・日曜は何しよう?”と考えながら、

毎日(この一週間)を生きている。


そして、“今日、仕事終わったら何飲もう?”と考えながら、

今日この一日を生きている。


この夏、パリから日本に帰るとき、空港で何枚かのポスターを見かけた。


日本でもお馴染みのCM「モノよりオモイデ プライスレス」


それにしても、“オモイデつくり”ってイイモノダ・・・


今日を、そして明日を生きていく元気が出て来る。


「写真;パリの空港で見かけたポスター」


ダイヤモンドの恋

2010年08月26日 | 
たしか去年の今頃? 


NHKの連続ドラマで“ダイヤモンドの恋”が放映されていた。


(BSで現在再放送中だとか・・・)


主演は浅野温子、他には 吉田栄作、宍戸錠などが出演していた。


彼女の設定は、ジュエリー会社のデザイン部の責任者で、自身有名な宝飾デザイナー。夫とは離婚し、一人娘を育てる母親。また、会社の若い男性とも恋愛もしているという40歳過ぎのアグレッシブな女性である。更年期の症状がひどくなり、会社の信用を失うミスを犯したことで、辞めて失意のまま、故郷・N県S市に帰る。そこで、華やかな宝飾デザイナーとは全く似つかない遺跡発掘作業に関わることになる・・・。




昨年のある日、我が家の近所が騒がしかった。


よく聞くとロケがあり、浅野温子が来るのだという。


近所の酒屋が、彼女の実家である旅館に変身していたのだった。


昨日の祭では、その酒屋の酒“談山正宗”をたくさんいただき、


酒の肴は、今年もまだ“ダイヤモンドの恋”だった・・・


「写真;地元の酒 談山正宗」