e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

祭講と大汝詣り

2010年08月26日 | 我が家
明日10月14日は、私の住む地域に昔から続いている“祭講”の日であった。


近年、その講をやめる家がつづき、現在は10軒ほどになってしまっている。


そして、祭講の日も数年前から月末の土曜日か日曜日へと変わってしまった。


“祭講”の当家が巡ってきた家は、“大汝詣り(おなんじまいり)”をしなければならない。


私も2度ほど行ったのであるが、その風習に不思議?を感じていた。


調べてみると以下のことが分かった。




“吉野川行き”とも言われた“大汝詣り”は、社の祭を執行するに先立って、当屋の者が大名持神社に参詣、社前の潮生淵で六根清浄の水浴をし、神酒口に水を汲み、吉野川原の小石を持ち帰って神事に用いた海水で穢を祓う潮垢離(しおごり)のことです。『吉野名勝志』(一九一一)に「昔時神宮寺あり大海寺と称せり。寺廃されて倉庫一棟存す。潮生淵は社前吉野川の辺に在り古へ三月三日、六月晦日潮水湧出すと云。周囲約二〇間許り、明治十八年巌石を除きて其跡を滅せり」とあり、『大和志』に「社前有潮生淵。毎歳六月晦潮水湧湧故名」とあることから、少なくとも享保の頃に海水が湧くという伝説があって、その頃より続いた行事と思われます。




不思議な話だ・・・。吉野の川に海水が湧くなんて・・・


そのことと祭と、一体どんな関係があったのだろうか?




「写真;大汝詣りをする吉野川・潮生淵と大名持神社のある妹山」


トップ・オブ・ヨーロッパ

2010年08月26日 | スイス
この夏の旅の行程には、スイス・アルプスが含まれていた。


“トップ・オブ・ヨーロッパ”富士山頂より高い場所に登る。


つまり寒い所に行く訳や。


嵩張らずに暖かいモノといえば・・・ウインドブレーカーやなぁ~


くるま屋さんにもらった赤いのが家にある。


赤いウインドブレーカーを着て、“トップ・オブ・ヨーロッパ”をウロウロしていたら、


同じパックツアーの(特に若い)人達が、私の方をジロジロ見てる?


この赤いウインドブレーカーよう似合うからやろか?


皆さんがジロジロ見ているのは、ウインドブレーカーに書かれたサイン。


“HONDA”のウインドブレーカーにサイン書いてあったら、


殆どの人はF1レーサーのサイン!と思うんやろなぁ~。


実はそのサイン、“高見盛”と“曙”ともう一人の外国人レスラー。


今年3月、大相撲大阪場所の際、相撲部屋(東関部屋)でちゃんこ食べながら


書いてもらったサインやねん・・・


「写真;赤いウインドブレーカー」


ドラマ

2010年08月26日 | イギリス
イギリス・ケンブリッジの学校を訪ねたとき、


“ドラマ”の授業を見学した。


自己表現が得意なヨーロッパの人が、


さらに練習を行っているのだ。


この日本、人と人の関係が希薄になっている。


自分勝手な人、さらには、自分自身の殻に閉じこもろうとする傾向の人も多い。


ケンブリッジの町で聞いた


“イエス オフコース”と云う、爽やかな声が懐かしい。




「写真;授業で使用するマスク?」


富山の蒲鉾

2010年08月26日 | グルメ
昔、親戚の目出度い事が富山であった。


親父が富山まで出かけて行ったのだが、帰り道、途中の京都駅から電話が入った。


“富山で頂いた物が重いので、近鉄八木駅での乗り継ぎが出来ない。迎えに来て欲しい。”とのこと・・・


“一体何を貰ってん? そんなに重たいもんって何やねんやろう?”と思いながら、近鉄八木駅まで迎えに行った。改札口で待っていると、親父が大きくて重そうな風呂敷包みを持って近づいてきた。荷物を私に渡すなり、京都駅での苦労話をはじめた。


我が家に帰り荷物を開けると・・・中には立派な鯛や鶴、亀などの蒲鉾が出て来た。


蒲鉾の鯛は50cm以上あっただろうか。 


全て合わせた重さは10~15kgほど?


あれ以上大きく重い蒲鉾を、私は見たことが無い。


それからかなり長い間、我が家の食卓には蒲鉾料理が続いた・・・


「写真;インターネットで探した蒲鉾セット」


シャーロック・ホームズ

2010年08月26日 | スイス
ロンドンで購入したカレンダーは“シャーロック・ホームズの看板の架かるパブ”。



パブか・・・ 昨年の秋は、ケンブリッジやパリのパブによう通たなぁ・・・



夢のような生活やったなぁ~ 



今年は日本の秋・・・ 居酒屋が一番! 赤提灯で日本酒か焼酎・・・



確かこの夏の旅(スイス)でシャーロック・ホームズの説明を受けた。



「シャーロック・ホームズは宿敵モリアーティ教授とスイスのライヘンバッハの滝の断崖の上で格闘した末、教授もろとも深い滝つぼに落ちてしまった。周囲の状況から、二人とも生きている可能性は皆無と判断された。今から百年前の1891年5月4日のこと。」



コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの連載に行き詰まり、大好きなスイスの谷でこの連載を終わらせようとしたのだそうだ。しかし、熱狂的なホームズファンの声により、



「しかし、ホームズは身につけていた柔術のお陰で教授の力をうまくかわし、彼は何とか断崖につかまり奇跡的に生きのびた・・・」と小説は続いていくことになったとのこと。



「写真;スイスの村」



食は広州にあり

2010年08月26日 | アジア
食欲の秋・・・



数年前、中国・桂林への旅では、「食は広州にあり」とよく聞くので、桂林の帰りに広州を訪ねるのを楽しみにしていた。



広州では「空を飛ぶものは飛行機以外、海にいるものは潜水艦以外を食材にする」らしい。ただ、広州を旅した時はあの妙な発熱する病気が流行していたので、



「絶対、勝手に食事をしないように! 特に道端の屋台とかでは・・・」と言われてしまった。期待していただけに本当に残念だった。



あの広州見学をした日の昼食は、日程の都合で遅くなり午後2時近くから始まった。



空腹であったのと美味しかったのとで、飲茶などが食べ放題ということもあり、とんでもないほどの量を二人の息子と競争のように食べてしまった。



午後からの見学日程をよく聞くと・・・



夜のオプショナルツアーとの関係で・・・夕食が早かったのだ・・・



「まぁ、しっかり美味しく昼食を食べたのだから・・・」と思って夕食会場に行くと、



なんと!レストランの看板には「食在広州」とある・・・ それも本店らしい!



様々なそして豪華な料理が目の前に並んでいるのに、



昼食を食べ過ぎて夕食が・・・本当に残念だった。

帰国後は、胃の中が油でコーティングされたようになり、暫く食欲湧かなかった。

「写真;広州のレストランの料理」



パリの警察官

2010年08月26日 | フランス
全国で飲酒運転による交通事故が絶えない。


私は“酒徒善人”と名乗りたいと思っているほどお酒大好き人間。


でも、飲んだら絶対乗りませんよ!


去年のある夜、息子を駅まで迎えに行って戻ってきたら、自宅すぐ手前で飲酒検問。


自宅を出るときには、飲酒検問してなかったのに?


この道を、あの時間に通る車は限られているぞ!




それはそうと・・・パリの警察官はお洒落。


ローラースケート履いて市内パトロール実施中!


「写真;パリの警察官」


曼珠沙華

2010年08月26日 | 趣味の園芸
“曼珠沙華”とは “天上の花”という意味。


おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという

仏教の経典によるそうだ。

彼岸花 は日本全国だけでも、1000を越える名前があるという。

それだけ人との関わりがあったからなのだろうか?

中国から伝わったそうだが、花は咲いても種子は出来ない。

どのようにしてあの有毒な植物が、日本全国に広がっていったのだろう?

「写真; 我が家の田んぼに咲いた曼珠沙華」


年齢計算ニ関スル法律

2010年08月26日 | 我が家
本法によれば、年齢は出生の日よりこれを起算し(1項)、暦に従って年数又は月数によって計算する(2項、民法143条1項。なお、年齢のとなえ方に関する法律1項)。すなわち、毎年、誕生日(「起算日ニ応答スル日」)の前日をもってある年齢は満了するから(本法2項、民法143条2項本文)、誕生日の前日が終了する瞬間(誕生日の午前0時00分の直前)に1歳を加えることになる。ただし、誕生日前の最後に始まる月に誕生日が存在しないとき(「年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないとき」)は、その月の末日をもってその年齢が満了する(本法2項、民法143条2項但書)。




今日は私の誕生日。


私の年齢は上記の法律によれば、


昨日が終了した時点で、また1歳を加えたことになる。




「写真;パリの教会」










偶然の再会

2010年08月26日 | 県内
この夏のある日、○○という町の体育館内で、ある大会の手伝いをしていたら、


携帯電話が ブルブルと・・・


着信を見たら“O府のF氏”からだった。


(F氏とは 6年ほど前の茨城県筑波での研修で知り合い、同じ宿泊施設でお隣の部屋同士として、約40日間自宅を離れ研修生活を過ごした。研修後は会う機会もなく、電話で時折連絡をとるだけになっていた。)


電話にでると


F氏「久しぶり! 今、奈良の○○ってとこに来てるんやけど


   奈良に来たから 声聞こうって思って・・・ 今、何処にいてんの?」


私「偶然ですね! 私も○○の体育館の中にいるのですが・・・」


F氏「ホンマにぃ! 俺もその体育館の前のグランドにいてんねん!」


本当に偶然とは不思議なもので


二人は同じ運動公園内のグランドと体育館にいたのだ・・・


本当に6年ぶりの再会 懐かしい顔に会えた。


F氏も元気そうでヨカッタ・・・


「写真;奈良行きのJR列車」


9月のカレンダー

2010年08月26日 | イギリス
ロンドンで購入したカレンダーの9月は“タワー・ブリッジ”


懐かしい! 


昨年11月の旅の初日、ロンドン到着時のあの感動が蘇る!


部屋の壁に架かるこのカレンダーが、TVを見るとき視界に入る。


そして、一人 思い出の世界に入っていく・・・


あのとき、“タワー・ブリッジ”は逆光で、写真に上手く写らなかった。


それが残念で・・・


カレンダーの写真は美しいが、


私の脳裏に焼き付いている“タワー・ブリッジ”は、


今も逆光の中で輝いている・・・




「写真;タワー・ブリッジ」


ソウダカツオ

2010年08月26日 | グルメ
昨日は早起きをして、和歌山へ車を走らせた。


久々の親子4人の日帰り小旅行。


目的地は和歌山マリーナシティーにある海釣り公園。


魚を釣りたいという子どもの希望があったので、我が家の前の川も良いけれど、(台風も来ているけど)海に行くことにした。


海釣り公園に入る前に釣具屋さんで、エサと針等の購入。


そこの店員さんが、素人の我々に投げ釣りを勧めてくれた。


今、投げ釣りをすると、少々大物?が釣れるラ・シ・イ・・・


堤防真下の小魚を狙う私の隣で、子どもたちは沖に向かって飛距離の競争。


やがて偶然か奇跡か・・・子どもたちの棹にかかった大物?が


“ソウダカツオ”(体長約35cm超が3匹)と大きなアジも・・・。


普段、海の無い県で生活する我々にとっては、本当に信じられないくらいの大物だった。


今日から魚ばかりの食卓になりそうだ・・・


「写真;ソウダカツオ」





























餅つき

2010年08月26日 | グルメ
昨日は早起きをして餅をついた。


時間がいっぱいあるのに、何故か餅つきの日は早起きをしなければならない。


もうすぐ彼岸、


そしてもうすぐアキ(稲刈り等の農作業が忙しい時期)・・・


今年も、もうそんな時期になったんだ。


親父たちと薪を燃やして餅をつく・・・


私は、「あと何年こんなことを続けていられるのか・・・」と思いながら餅をまるめていた。


久々に家に帰っていた長男が、おこわと餅をたくさん食べた。


親父と御袋は、それを見ながら目を細めていた・・・

「写真;我が家の餅」





















大和伝統野菜

2010年08月26日 | グルメ
この夏が始まる頃 ある会合で団扇を頂いた


それを見ると“大和伝統野菜”の文字と絵


京野菜がブームやけど、大和にも伝統野菜あるんやなぁ~って思ってじっと見た


大和スイカ・マクワウリ、千両ナス、ふじまめ、烏播(ウーハン)、


桃太郎トマト、紫とうがらし   以上が書(描)かれていた。


大和スイカが有名だったことは知っているけど・・・


マクワウリに関しては、昔 N女子大の学生さんに


「私、織田信長が食べたのと同じマクワウリをどうしても食べたいんです!」と言われ苦労したことを思い出した。“真桑村”は確か岐阜県?


ウーハンはヤツガシラと同じ里芋の仲間、我が家でも作っている


でもまたイノシシと親父の戦いが再び始まっている


桃太郎トマト・・・桃太郎は岡山じゃ・・・ないの?


それに トマトは新大陸の植物で・・・ほんまに伝統?なの?


紫とうがらしは我が家で今、美味しく頂いている


紫なのに炒めると緑になるのが不思議


本当に“伝統”って何なのだろう・・・


「写真;紫とうがらし」


ドナウ河の支流

2010年08月26日 | ドイツ
待つしかない。
それが人生の知恵というものだろう。
それはわかっている。わかってはいるのだが、その重苦しい時間の経過をじっと耐えて仔つあいだが、なんともやりきれないのである。


「酒はこれ忘憂の名あり」と、親驚は言ったという。
『口伝鈔』という書物のなかに出てくる話だ。
またむかしの人は「酒は愁をはらう玉箒」などとも言った。しかし、酒で憂さをはらすことのできる人は幸せだと思う。


たとえそれが束の間の忘憂であったとしてもである。
しかし、酒を飲めない人間はいったい、どうすればよいのか。
バイクを走らせて気をまぎらわせるか。それとも競馬にでも行くか。
心の憂さの捨てどころがパチンコ店通いかカラオケというのも、なんとなくさびしい気がしないでもない。


                        五木寛之『大河の一滴』より


この夏ドイツを旅していたとき、我々を乗せたバスは“ドナウ河”の支流を渡った。


大河を見てみたい・・・ 悠久と流れる大きな河を・・・




「写真;ドイツ国内を流れるドナウ河の支流」