ちょっと遅ればせながら、オリオン座流星群のことを振り返ります。
みなさん、見ました?
私は、23日未明に住んでるアパートの屋上に上がって寝転んでみました。
流星群を見ようと思っただけでしたが、結果思いのほか、いろんなものが
見られた一人観測会でした。
<発見その1>
この日の明け方は冷え込みが結構厳しくて、
午前4時前、ジャージの上に、薄手の丹前を着て、
さらにアクリルの毛布を羽織っていたのですが、もう寒くて、
そのうちに毛布を身体にぐるりと巻き付け、
冷たい空気が襟元に入らないようギュッと巻き付けて、寒さをしのぎました。
自宅のすぐ上なんだから、なにかもう一枚はおるものをもってくればいいようなものですが、
星を見てると面倒になるんですねえ。
それで、寒さの中、ホームレスってこんなに寒い思いをするのかと、
ホームレスの実情を分かったような気になったり、
雪山で遭難して、「眠ったら死ぬぞ!眠るな!」というのはこういう感じなのかと
おぼろげながら考えたりしたわけです。
寒いなと思いながらも、どっかで、こんな経験を手軽にできるなんてと、
罰当たりなことを考えました。
<発見その2>
しかし、流星はなかなか見えないんですねこれが。
20分以上待ったでしょうか(時計を持ってなかったので正確ではありませんが)、
その間、この星座だけは誰でもわかるというようなオリオン座をみつめ、
どっちの明るい星が、リゲルでベテルギウスだったっけなどと考えているうちに、
流星にだけ目を凝らしていてももったいない気がして来て、
冬の星座全般の観測会にしようと思い、
目に見える範囲の空で、視界に入ってくるいろんな星々に意識を注いでみました。
そしたら見えて来たのが、オリオン座の斜め上でもやもやしているような、
ちらちらさんざめいているような星の集まりです。
多分、これは「昴」だなあと思いながら、必死で目を凝らし見つめました。
後で星図を調べると、それはまぎれもなく、「昴」、牡牛座のプレアデス星団でした。
東京のど真ん中でも見えるのよねえ。
<発見その3>
などと思っていたら、オリオン座の左下にひゅっと雫のように光が流れました。
今度こそ流星です。
おもわず、「うわっ」と言いそうに。ちょっとドキッとしました。
それから40分ほどの間にあと、3個ほど見えたでしょうか。
目の錯覚か本物か判然としないものもいれたらあと数個ありましたね。
<発見その4>
流れ星見えたと、ほっとしていたら左の目に光る動く星が目に入りました。
おっ!と思って急いで目で追うと、
その星は一直線にしかも等速に動いていくではありませんか。
UFO?という期待はすぐに吹き飛び、すぐに人工衛星だと理解しました。
時は4時30分頃
こいぬ座の西を北西方向から南東方向に移動。そして消えました。
あまたある人工衛星のうちあれはどの衛星だったのか?
翌朝、人工衛星を探すサイトをネットで探し、
やっと見つけ出したのがこのサイト。
http://star.gs/~sat/sat/jin_i.cgi 「人工衛星観測ナビゲータ」。
これによれば、私がみた衛星は「ハッブル望遠鏡」くさいのですが、
これで合ってるのでしょうか?判断の仕方が今ひとつ理解できていない私です。
あと、地球をめぐる人工衛星の軌跡を知るサイトでは、こんなのもありました。
これちょっと感動ものです。
http://homepage2.nifty.com/m_kamada/javascript/satellite/index.htm
「JavaScriptで人工衛星の位置を表示する」というページです。
<発見その5>
発見といえるのか、何なのか、結局いまだ解明できていないのですが、
一番気になったのは、消えた星!があることです。
本当に消えたのかどうかわからない。普通に考えればそんなことあるわきゃないですよね。
一瞬明るくなって消えた。2瞬明るくなったかなあ・・。
短時間のことではっきりしないけれど、確かに一つの星が一瞬明るくなって、
そのあと見えなくなった。これは何?
その星の位置は、ぎょしゃ座の下あたり。
牡牛座の角の先っちょの2つの星をむすぶ線の間くらい。あれは何だったんだ?
その時は、もしや恒星が爆発した瞬間を見てしまったのでは!
とさえ考えました。超新星の誕生です。
恥ずかしながら、もしかしたら今私は、
ものすごく大昔の爆発を目撃しているのだろうか、などと
ロマンティシズムに浸ったりもしました。
後で冷静に考えれば、流れ星が放射点上でこっちに向かって流れて来たという
可能性もありますよね(オリオン座流星群以外の)。
こういう現象を見たことある方正体を教えて下さい。
国立天文台に質問すればいいのかなあ?
<最後の発見>
これは発見というより、ああ、明け方にはこんな星も見えたんだよなと、
再認識しました。東の曙に明けの明星です。
すこーしピンク色になりかけた東の空に
いつのまにかオレンジ色のヴィーナスがいらっしゃいました。
ずっと天頂近くばかり見ていたので、いつから見えていたのか気づかず。
ふと東を見たら上ってました。
それにしても、明けの明星なんて見るの何年ぶりでしょう。
嬉しいもんですね。
ひとつずつ発見を並べていくと、なんだか事務的で感慨が薄れてしまうのですが、
東京でこれだけの天体観測ができるということが一番の発見だったかもしれません。
でも、やっぱり、もっとたくさん星の見える所にいけば、
もっといろんな発見もあるんだろうなと素朴に思いもします。
空を見上げると、容赦なく自分が宇宙の一員であることを感じます。
空を見上げると幸せを感じると言っても言い過ぎではないかもしれません。
みなさん、見ました?
私は、23日未明に住んでるアパートの屋上に上がって寝転んでみました。
流星群を見ようと思っただけでしたが、結果思いのほか、いろんなものが
見られた一人観測会でした。
<発見その1>
この日の明け方は冷え込みが結構厳しくて、
午前4時前、ジャージの上に、薄手の丹前を着て、
さらにアクリルの毛布を羽織っていたのですが、もう寒くて、
そのうちに毛布を身体にぐるりと巻き付け、
冷たい空気が襟元に入らないようギュッと巻き付けて、寒さをしのぎました。
自宅のすぐ上なんだから、なにかもう一枚はおるものをもってくればいいようなものですが、
星を見てると面倒になるんですねえ。
それで、寒さの中、ホームレスってこんなに寒い思いをするのかと、
ホームレスの実情を分かったような気になったり、
雪山で遭難して、「眠ったら死ぬぞ!眠るな!」というのはこういう感じなのかと
おぼろげながら考えたりしたわけです。
寒いなと思いながらも、どっかで、こんな経験を手軽にできるなんてと、
罰当たりなことを考えました。
<発見その2>
しかし、流星はなかなか見えないんですねこれが。
20分以上待ったでしょうか(時計を持ってなかったので正確ではありませんが)、
その間、この星座だけは誰でもわかるというようなオリオン座をみつめ、
どっちの明るい星が、リゲルでベテルギウスだったっけなどと考えているうちに、
流星にだけ目を凝らしていてももったいない気がして来て、
冬の星座全般の観測会にしようと思い、
目に見える範囲の空で、視界に入ってくるいろんな星々に意識を注いでみました。
そしたら見えて来たのが、オリオン座の斜め上でもやもやしているような、
ちらちらさんざめいているような星の集まりです。
多分、これは「昴」だなあと思いながら、必死で目を凝らし見つめました。
後で星図を調べると、それはまぎれもなく、「昴」、牡牛座のプレアデス星団でした。
東京のど真ん中でも見えるのよねえ。
<発見その3>
などと思っていたら、オリオン座の左下にひゅっと雫のように光が流れました。
今度こそ流星です。
おもわず、「うわっ」と言いそうに。ちょっとドキッとしました。
それから40分ほどの間にあと、3個ほど見えたでしょうか。
目の錯覚か本物か判然としないものもいれたらあと数個ありましたね。
<発見その4>
流れ星見えたと、ほっとしていたら左の目に光る動く星が目に入りました。
おっ!と思って急いで目で追うと、
その星は一直線にしかも等速に動いていくではありませんか。
UFO?という期待はすぐに吹き飛び、すぐに人工衛星だと理解しました。
時は4時30分頃
こいぬ座の西を北西方向から南東方向に移動。そして消えました。
あまたある人工衛星のうちあれはどの衛星だったのか?
翌朝、人工衛星を探すサイトをネットで探し、
やっと見つけ出したのがこのサイト。
http://star.gs/~sat/sat/jin_i.cgi 「人工衛星観測ナビゲータ」。
これによれば、私がみた衛星は「ハッブル望遠鏡」くさいのですが、
これで合ってるのでしょうか?判断の仕方が今ひとつ理解できていない私です。
あと、地球をめぐる人工衛星の軌跡を知るサイトでは、こんなのもありました。
これちょっと感動ものです。
http://homepage2.nifty.com/m_kamada/javascript/satellite/index.htm
「JavaScriptで人工衛星の位置を表示する」というページです。
<発見その5>
発見といえるのか、何なのか、結局いまだ解明できていないのですが、
一番気になったのは、消えた星!があることです。
本当に消えたのかどうかわからない。普通に考えればそんなことあるわきゃないですよね。
一瞬明るくなって消えた。2瞬明るくなったかなあ・・。
短時間のことではっきりしないけれど、確かに一つの星が一瞬明るくなって、
そのあと見えなくなった。これは何?
その星の位置は、ぎょしゃ座の下あたり。
牡牛座の角の先っちょの2つの星をむすぶ線の間くらい。あれは何だったんだ?
その時は、もしや恒星が爆発した瞬間を見てしまったのでは!
とさえ考えました。超新星の誕生です。
恥ずかしながら、もしかしたら今私は、
ものすごく大昔の爆発を目撃しているのだろうか、などと
ロマンティシズムに浸ったりもしました。
後で冷静に考えれば、流れ星が放射点上でこっちに向かって流れて来たという
可能性もありますよね(オリオン座流星群以外の)。
こういう現象を見たことある方正体を教えて下さい。
国立天文台に質問すればいいのかなあ?
<最後の発見>
これは発見というより、ああ、明け方にはこんな星も見えたんだよなと、
再認識しました。東の曙に明けの明星です。
すこーしピンク色になりかけた東の空に
いつのまにかオレンジ色のヴィーナスがいらっしゃいました。
ずっと天頂近くばかり見ていたので、いつから見えていたのか気づかず。
ふと東を見たら上ってました。
それにしても、明けの明星なんて見るの何年ぶりでしょう。
嬉しいもんですね。
ひとつずつ発見を並べていくと、なんだか事務的で感慨が薄れてしまうのですが、
東京でこれだけの天体観測ができるということが一番の発見だったかもしれません。
でも、やっぱり、もっとたくさん星の見える所にいけば、
もっといろんな発見もあるんだろうなと素朴に思いもします。
空を見上げると、容赦なく自分が宇宙の一員であることを感じます。
空を見上げると幸せを感じると言っても言い過ぎではないかもしれません。