勝海舟の氷川清話はざっくばらんな語り口で実に面白く、また、閉塞感のただよう現代にも喝を入れているようで紹介します。
まずは子どもの教育について
「子どもを教育するには、よほど気を付けんといかん。あまり学問学問といっていると、口ばかり達者になって、じきに親爺をやりこめるようになるよ。今の若い連中には、おれはとてもかなわない。しかしそういう息子のある家の庫には、遠からずくもが巣を張るよ。これは一家のことばかりではない。一国もまたそのとおりで、人民が理屈ばかりいっておっては、おっつけ貧乏してしまうだろう。」
つぎに景気と不景気について
「日本のただいま不景気なのも、別に怪しむことはないのだ。とにかく、経済のことは経済学者にはわからない。それは理屈一方から見るゆえだ。世の中はそう理屈どおりいくものではない。人気というものがあって、何事も勢いだからね。」
正に勝海舟は平成の現代に喝を入れているような気がします。
まずは子どもの教育について
「子どもを教育するには、よほど気を付けんといかん。あまり学問学問といっていると、口ばかり達者になって、じきに親爺をやりこめるようになるよ。今の若い連中には、おれはとてもかなわない。しかしそういう息子のある家の庫には、遠からずくもが巣を張るよ。これは一家のことばかりではない。一国もまたそのとおりで、人民が理屈ばかりいっておっては、おっつけ貧乏してしまうだろう。」
つぎに景気と不景気について
「日本のただいま不景気なのも、別に怪しむことはないのだ。とにかく、経済のことは経済学者にはわからない。それは理屈一方から見るゆえだ。世の中はそう理屈どおりいくものではない。人気というものがあって、何事も勢いだからね。」
正に勝海舟は平成の現代に喝を入れているような気がします。