勝海舟の海舟という名は佐久間象山の家に行った時、「海舟書屋」という額があって、これを気に入って佐久間象山からもらいうけ自分の名前につけたのは有名な話してです。勝海舟の好奇心はよっぽどのもので、どんな逆境にあろうともその好奇心は旺盛です。勝海舟の若いころの貧乏も有名ですが、お金が無くても本屋にかよいつめ蘭学の本などを立ち読みして独学していました。その姿勢が人を動かし、渋田利右衛門という函館の豪商と本屋で出会い大きな寄付を受けます。勝海舟は渋田利右衛門のことを終生の大恩人といっています。このときの蘭学修行が海外からの船が押し寄せ混沌とした幕末情勢の中で勝海舟を歴史の表舞台に引っ張り出したきっかけとなったのです。たぶん勝海舟は今風で言えばなんの学歴、経歴も持たずに好奇心一つで沈みかけた幕末の日本を新しい国家に変えていったのです。
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