がん哲学外来の創始者である樋野興夫先生は新渡戸稲造や内村鑑三の言葉を用いながら患者さんお一人お一人に言葉の処方箋として勇気づけてくれます。それは歴史上の人物の生き方を学ぶ大きな機会となっています。
私は歴史好きでよく歴史書を読みますが、がん哲学外来の出会いは、その歴史がさらに奥深きものとなっています。特に幕末から明治にかけての歴史書はずいぶん読みますが、その歴史上の人物の生き方は様々です。
幕末三舟と言われる勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟は同じ幕臣で江戸城無血開城を協力して成し遂げた人物として取り上げられますが、三舟の明治の生き方はそれぞれ違います。しかし三舟は幕臣であった幕末も明治以降もその志・信念は変わることはありませんでした。その生き方に裏付けられたものを見極めることが自分に活かされるものであり、それは歴史と哲学の必要性を感じるものであります。
私は歴史好きでよく歴史書を読みますが、がん哲学外来の出会いは、その歴史がさらに奥深きものとなっています。特に幕末から明治にかけての歴史書はずいぶん読みますが、その歴史上の人物の生き方は様々です。
幕末三舟と言われる勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟は同じ幕臣で江戸城無血開城を協力して成し遂げた人物として取り上げられますが、三舟の明治の生き方はそれぞれ違います。しかし三舟は幕臣であった幕末も明治以降もその志・信念は変わることはありませんでした。その生き方に裏付けられたものを見極めることが自分に活かされるものであり、それは歴史と哲学の必要性を感じるものであります。