グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

JTBの過去最大の赤字計上に思う

2019年05月25日 | 日記
旅行事業大手のJTBがなんとこの3月期過去最大の赤字に陥ったとのことだ。
旅行事業と言えば一般には空前のインバウンド需要で神風が・・・、と考えていたのでこの事実には意外な気がした。
大幅赤字の理由がブラジル子会社ののれん代とITシステムの減損処理ということだがそれにしてもそもそも減損処理は本業が順調な時に目立たぬように行うものではなかったか。
ところが今回のJTBの場合は本業の利益(それも少額なのだが)をはるかに超える減損処理だったから余程急ぐ理由があったのだろうか、とついつい疑ってしまう。
これは筆者の勝手な憶測だが旅行業界もネット化の影響で実店舗が経営上のお荷物になっていると思う。
上述のインバウンド需要も国別に随分偏りがあるので事業者によって運不運の差が出たのではないかとも思う。
というわけで過去最大の赤字の原因はともかくとして業界、特に在来型の企業はたとえ大手と言えども安閑としておれないのが昨今の状況ではないだろうか。
なかなか難しい世の中になったねぇ・・・。