グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

異常気象の激甚化に思う

2019年05月29日 | 日記
世に「異常気象」なる言葉がやり取りされるようになって随分年月が経つが昨今一段と激甚化が進んでいるように思われる。
とりわけ気になったのが26日だったか、北海道佐呂間町の気温39.5度だ。
5月の北海道で日本最高の気温を記録、それも真夏日をはるかに超える高温とはどういうことか。
北海道ではエアコンを備えていない住宅も多いと聞く。
自然界での生態系にも影響があるのではないかと心配してしまう。
2000年代初頭に米国副大統領であったアル・ゴア氏が地球温暖化現象について「不都合な真実」という名の書物や映画で警鐘を鳴らしたのだが世界の大半はほとんど耳を傾けなかった。
その結果が世界各地で起こっている自然災害と言えはしないだろうか。
このテーマこそ今世界が一致結束して取り組まなくてはならない喫緊の課題だと思うが残念ながら今も目立った動きには至っていない。
「自国ファースト」なんて言っている場合ではないのである。
話は飛躍するが先ほど気象庁が豪雨警報について今後警戒レベルを5段階で表示する旨アナウンスしていた。
よりきめ細かな警報について無論異存はないのだが自治体もさらに連携度を高め河川ごとの危険度をもう少し具体的、ピンポイントに明示できないだろうか。
豪雨と言えば一番気になるのは河川の氾濫である。
これは理想論かもしれないが河川個々の降雨域や耐水位を考慮した警報がタイムリーに出れば今よりもさらに効果的な警報になるものと思うのである。
土砂災害警報については降雨情報に加え土質や傾斜度、植林事情等がさらに反映されるべきだと思う。