グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

第3四半期のGDP伸び率21%増に思う

2020年11月16日 | 経済
内閣府の発表によれば今年7-9月期のGDP伸び率は前期比5.0%増、年率換算で21.4%増を見込んでいるという。
21.4%増というと何やら凄い回復のようだが何のことはない。
前期4-6月期は例の緊急事態宣言下の大経済停滞期だったからだ。
これでは52年ぶりの高い伸び率と言われても手放しで喜べないねぇ・・。(笑)
聞くところによると年間べースでGDPがコロナ禍以前の水準に戻るのは3年後とも5年後ともいわれる。
コロナウィルスが持ち込んだ経済ダメージには当分泣かされそうだ。
それはそうとして先日コロナ禍による失職者が日本全体で7万人を超えたといニュースがあったがこれも違和感満々の数字である。
関係者によればこの数字はハローワークの門戸をたたいた人だけであって多くの企業が行っているような転職先斡旋や出向・転籍などは含まれないだろう。
さらに非正規やパート職などを勘案すれば失職者トータルは7万人より1桁も2桁も多いのではないかと思う。
もう少し実態を表した報道というのはないものか。
もしこれが官製報道だとしたら罪は重いぜ。