従来から近くの大学の社会人向け教育を受けていたがご多分に漏れずキャンパス自体が閉鎖され自動的に社会人プログラムも中断されていた。
そして代わりに登場したのが現役の学生諸君と同様のオンライン教育システムだ。
「そうだ、これも一つの体験だ」と思って受講してみた。
準備するものはカメラ、マイク、スピーカーなどだが基本的にはノートPC内蔵のもので十分だというからあとはZOOMが提供しているソフトのインストールだけだ。
事前に大学事務局との導通テストがあったが無事通過し本番を迎えた。
やってみて意外に使い勝手がいい。
教材を映し出す講師の画面もさることながら受講生一人ひとりにもホワイトボードが用意され自由に書き込みが可能である。
受講生の発言も講師のリードにより過不足なく均等に行われた。
オンライン在宅勤務ではもしかしたら予期せぬ資料の確認等で不自由は発生するかもしれないが教育目的に限定すればオンラインでほぼ用は足せると感じ入った次第である。
ただ学生諸君が大学教育に望んでいることはゼミナールなどでの白熱したディベートや同好会等多くの課外活動もあるのでオンラインで大学の全機能が満たされるわけではない。
大学当局の試練、試行錯誤はまだまだ続くだろう。