栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の二学期中間テストの勉強の仕方を紹介
連休最終日となりましたが、
宿題はいかがでしょうか。
連休にも関わらず、部活動の大会や練習、
学校行事があったという方には酷なことかも
しれませんが、大量に出されているであろう、
宿題・課題をやらなければ、平常点はもちろんのこと、
テストにも大きな影響を与えることになります。
一学期の休校明けにも感じたと思われますが、
今年度は、今まで以上に『演習不足』に
なっている方が多いと思います。
今まで通り、『演習』は家で、自宅で、
宿題で行われていたにも関わらず、
それも宿題や課題の量は増えたのに、
なぜか『演習不足』となっている
不思議がありますが、そのことが、
いかに宿題が適当に行われているか、
露見したと思われます。
今までもそうですが、宿題を通して、
“きちんと”『演習』されている方は少なく、
ある意味、宿題が宿題としての意味を
成していないことがあります。
本来の(宿題の)演習の意味・目的は、
わかること、理解している事、
出来ることでも、より『早く』、
より『正確に』、より『多く』、
最終的には、無意識、機械的、
事務的に、解ける、書ける、
解答できるとなることです。
それが、本当の学力、それこそ、
今流行りの考える力、創造力、
独創力を磨くものとなるかどうかは、
わかりませんが、ペーパーテストにおける、
特に、問題として出される範囲などが
決まっている、学校の定期テストにおいて、
点数を取るためには、必要となる能力と
言えます。
しかし、昨今、上記した、本当の学力、
考える力、創造力、独創力などの、
教育法、教育理論に、良い意味で、
影響されて、悪い意味で惑わされて、
“たかだか”学校の勉強“ごとき”のことでも、
じっくりゆっくり“考えて”、“理解を深めて”、
原理や理論、理屈までも、納得して、
学ぼうとされる方が増えてきています。
その姿勢、勉強の仕方が、良い悪いという話は、
賛否が分かれると思いますが、一つだけ、
確実に言えるのが、そうすればするほど、
圧倒的に時間が足りず、学校の授業に、勉強に、
『ついていけなく』なることでしょう。
“たかだか”学校の勉強“ごとき”と
書いているのはこのためです。
“たかだか”学校の勉強“ごとき”
教科書に書いてあること、
先生が説明していることを、
素直にそのまま受け入れて、
その通りに解いていく、
その通りに覚えておく、
その通りに書いておけば、
それだけで、『学校のテスト』に
おいては、高得点を取れます。
特に、『学校のテスト』は、授業でやったこと、
説明したことを、『きちんと聞いていたか』、
『それを覚えている、身につけているか』を
問うことが前提になっています。
もちろん、それ以上の理解や成長を求めて、
初見問題や入試の難しい問題などを
出す先生もいるかと思いますが、
学校のテストで、『問われている』ことは、
学校での先生の授業を、聞いていたか、
教科書を、読んできているか、
プリントや宿題などを、きちんとやって、
解ける、覚えている、答えられる、
ようになっているかです。
ですので、学校の先生の指示・説明に従わず、
独自の勉強、特に上記したような、
『時間のかかる』勉強法、勉強の仕方を
すればするほど、学校の勉強、授業とは、
かけ離れていくことになります。
もちろん、その勉強法、仕方で、突き抜けて、
それこそ、教科書に書いてある、
先生が授業で説明している“ごとき”のこと、
学校で習うことなどは、もう知っている、
理解している、わかっている、それどころか、
それ以上の知識、勉強を身につけており、
いつテストを受けても、余裕というくらいの
学力、知識を持っていると自負している、
そして、何よりも、そういう結果を出している
というのであれば、問題はありません。
しかし、『結果が伴っていない』=
学校のテストで点数が取れていない、
のであれば、それがどんなに素晴らしい
教育法、勉強法、勉強の仕方だろうが、
学校内での評価は、低くなります。
そのことを納得されないどころか、
理解されない方が多く、自分のやり方、
生き方を認めない側、学校や先生、
さらには、社会や他人が、おかしい、
悪いと言わんばかりの言動、態度、姿勢を
示す方が多くなってきています。
学校・先生側も理解に苦しまれているかも
しれませんが、昨今、特に私立校・中高一貫校で、
落ちこぼれる方は、こうしたある意味、
プライドや理想が高く、
どんなに時間がかかろうが、そのことが、
それを目指すことが、絶対の正義であると、
思い込んでいるように見受けられます。
こうなると、私立校・中高一貫校に限らず、
学校という教育機関において、かなり特殊な
形態の教育機関で無ければ、厳しく
審査・評価されることになります。
少なくとも、学生でいられる期間は
限られてますので、『いつまでも』
『どこまでも』“待ってもらえない”と
なります。
そのことを指し示すかのように、
かなり早い段階から、低い評価をつけられ、
それでも尚、その姿勢・態度を貫くために、
『進学出来ない』となるまで気付かない、
昨今はそれどころか、『進学出来ない』と
なっても気付けず、その後に、学業の道に
復帰することがかなり難しくなっている方が
増えてきています。
学校・先生の言っていることが
絶対だとまでは言いませんが、
『今』授業で習うこと、教わっていること、
教科書に書いてあること、
宿題やプリントでやっていることは、
“少なくとも”、今、学校で行われる
テストにおいて、点数が取れるということは、
絶対だと言うことが出来ます。
そのことに、気付かずに、いつまでも、
どこまでも、自己流で、何とかしようと
すればするほど、学校での勉強との差異は、
増大していく、それ以上に評価が、
いつまでも低いままとなって、
最終的には進学出来ないに
行き着くことになります。
ここで言う、進学出来ないは、
通っている私立校・中高一貫校でなく、
一般の、名のある『高校・大学に』と
なります。
いつまで、どこまで、そのままで、
やっていくつもりかは、人様の人生、
生き方ですので、口を出すことではありませんが、
学生でいられる期間と機会は、
『有限』である『現実』は、
赤の他人の言葉以上に、
重く、鋭く、厳しく、うるさく、
突き刺さっていくことになります。
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生は、その縛りに、
さらに具体的な数字の条件が
付いていますので、早めに気付かないと、
どんどん取り戻せなくなっていきます。
せっかく入学した私立校・中高一貫校で、
そんな道に自ら望んで進むつもりの方は
少ないと思いますが、気付かずに、
その道に進んでいるにも関わらず、
自分を変えないようであれば、
進路も含めて、もう一度、
よく考え直しておくことをオススメします。
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