古今亭志ん公…『真田小僧』
桂三木男…『宮戸川』
古今亭志ん公…『あくび指南』
金原亭馬治…『幾代餅』
日曜日は一週間の疲れがどっと出る。大江戸線を乗り過ごし、なんと「汐留」まで行ってしまった
時間が早かったので開場時間をちょっと過ぎてから到着。
入口には志ん公さんだけ。木戸銭を払い「屋上大喜利」を拝見したご挨拶をして着席。
一番手はなんと志ん公さん。
登場するなり「菊可さん目当てのお客様、大変申し訳ありません。本日、菊可さんはお休みで3人しかいません。私が2席務めさせていただきます」
ギリギリまで他の二つ目さんに連絡を取ったそうですが、誰も出なかったとか。
まずは1席目。とにかく金坊がいやらしい。ほんとにこまっしゃくれている。
金坊ペースの話に乗ってしまうおとっつぁんが可愛くもあり気の毒でもあり。
くすぐりも噺の内容もしっかりと聴かせてくれました。
続いて三木男さん。正月の早朝寄席では「人面創」がちょっと退屈で、今回も失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが…。
着物の着こなしが悪くない。仕草が悪くない。話し方は良い意味でも悪い意味でも「お手本通り」という感じです。
この噺は霊岸島のおじさんを主人公にすると本当に面白く聴けるので、そう言った意味では三木男さんの「宮戸川」はマルです
三番目は2席目の志ん公さん。低姿勢で恐縮しながら高座に着きます。
「菊可さんがいれば珍しく“古今亭”が4人揃ったのですが・・・」
馬治さんも三木男さんも元を辿れば「古今亭」で、三遊亭や柳家が4人揃うことはあっても、古今亭が揃うことはあまりないので…と残念そうです。
それでも近々『新古今若衆』(しんここんわかしゅう)という会を始めるそうで、古今亭6名のうち4名が出演する催しとなるとか。
で、『あくび指南』ですが、こんな馬鹿馬鹿しい噺がこんなに面白いのか!というくらいの内容でした。
トリは馬治さん。「早朝寄席改め古今亭志ん公独演会にようこそ」と言って笑いを取ります。
マクラで自分の母親のことを「母」とか「おふくろ」ではなく、「おかあさん」と呼んでいたのには首を傾げましたが、師匠が入院した時の話、母親とカニ食べ放題に行った時のハプニングなどで笑わせました。
癪の話で「やかんなめ」?、疝気の話で「疝気の虫」?、恋煩いの話で「崇徳院」?と考えていたら、『幾代餅』でした。
2週前にここで小権太さんがかけているだけに、話としては普通に聴いてしまいました。
私は似たような噺なら、ハッピーエンドで終わる「幾代餅」よりも、綺麗な
サゲがある「紺屋高尾」の方が好きだなぁ。
昨日の深夜、今日の早朝寄席を見て感じたことは、やはりキチンとスケジュールの管理・把握をして欲しいということです。
私を含め菊可さん目当てのお客さんもいたと思いますし…
その点、志ん公さんはギリギリまで代演者を探し、3人で終わらせずに自分が2席務めるという責任感に頭が下がりました。
桂三木男…『宮戸川』
古今亭志ん公…『あくび指南』
金原亭馬治…『幾代餅』
日曜日は一週間の疲れがどっと出る。大江戸線を乗り過ごし、なんと「汐留」まで行ってしまった
時間が早かったので開場時間をちょっと過ぎてから到着。
入口には志ん公さんだけ。木戸銭を払い「屋上大喜利」を拝見したご挨拶をして着席。
一番手はなんと志ん公さん。
登場するなり「菊可さん目当てのお客様、大変申し訳ありません。本日、菊可さんはお休みで3人しかいません。私が2席務めさせていただきます」
ギリギリまで他の二つ目さんに連絡を取ったそうですが、誰も出なかったとか。
まずは1席目。とにかく金坊がいやらしい。ほんとにこまっしゃくれている。
金坊ペースの話に乗ってしまうおとっつぁんが可愛くもあり気の毒でもあり。
くすぐりも噺の内容もしっかりと聴かせてくれました。
続いて三木男さん。正月の早朝寄席では「人面創」がちょっと退屈で、今回も失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが…。
着物の着こなしが悪くない。仕草が悪くない。話し方は良い意味でも悪い意味でも「お手本通り」という感じです。
この噺は霊岸島のおじさんを主人公にすると本当に面白く聴けるので、そう言った意味では三木男さんの「宮戸川」はマルです
三番目は2席目の志ん公さん。低姿勢で恐縮しながら高座に着きます。
「菊可さんがいれば珍しく“古今亭”が4人揃ったのですが・・・」
馬治さんも三木男さんも元を辿れば「古今亭」で、三遊亭や柳家が4人揃うことはあっても、古今亭が揃うことはあまりないので…と残念そうです。
それでも近々『新古今若衆』(しんここんわかしゅう)という会を始めるそうで、古今亭6名のうち4名が出演する催しとなるとか。
で、『あくび指南』ですが、こんな馬鹿馬鹿しい噺がこんなに面白いのか!というくらいの内容でした。
トリは馬治さん。「早朝寄席改め古今亭志ん公独演会にようこそ」と言って笑いを取ります。
マクラで自分の母親のことを「母」とか「おふくろ」ではなく、「おかあさん」と呼んでいたのには首を傾げましたが、師匠が入院した時の話、母親とカニ食べ放題に行った時のハプニングなどで笑わせました。
癪の話で「やかんなめ」?、疝気の話で「疝気の虫」?、恋煩いの話で「崇徳院」?と考えていたら、『幾代餅』でした。
2週前にここで小権太さんがかけているだけに、話としては普通に聴いてしまいました。
私は似たような噺なら、ハッピーエンドで終わる「幾代餅」よりも、綺麗な
サゲがある「紺屋高尾」の方が好きだなぁ。
昨日の深夜、今日の早朝寄席を見て感じたことは、やはりキチンとスケジュールの管理・把握をして欲しいということです。
私を含め菊可さん目当てのお客さんもいたと思いますし…
その点、志ん公さんはギリギリまで代演者を探し、3人で終わらせずに自分が2席務めるという責任感に頭が下がりました。