演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/04/26 浅草演芸ホール・夜の部(4席)

2007-04-26 | 芸協定席見ブんログ
三笑亭夢太朗…『転宅』

桂南なん…『二人癖』
(桂歌春休演)

新山真理…『楽屋介護・慰問・血液型』

三遊亭遊三…『パピプペポ』


仕事の合間を縫って1時間だけの演芸ホール。

「転宅」は他の噺家さんでは騙される泥棒が翌日逢いに行くと、近所の煙草屋にコトの一部始終を聞かされて嘆くという内容ですが、夢太朗師匠のは泥棒を捕まえるために刑事が待機しているとなっていました。
この間抜け男、何も取っていないどころか逆に紙入れを取られてしまうのに、単に「泥棒」というだけで刑事が出てくるという状況が新鮮でした。

歌春師匠がお休みで南なん師匠。3月の池袋以来ですが、その時と同じ噺。
最初はなんか弱々しく感じるのですが、噺が進むにつれ引き込まれて行きました。
『つまらねぇ』と言わせた時には、こちらまで“やった!言った!”と思うほどの好演でした。

21日同様、2階席まで一杯の客席に真理さん登場。薄いピンクのワンピース姿です。
私、真理さんのネタは全部大好きなのですが、特に慰問に行くまでの服装や様子を話す場面は実際に想像すると本当に可笑しいのです。
大勢のお客さんのウケも良く、立見の人も含めて老若男女(“若”はあまりいませんが…)の笑い声が響きました。

遊三師匠の『パピプペポ』は久しぶりに聴きました。
今度はもっと私が落ち着いている時に、じっくりと伺いたい噺です。