演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/04/18 第21回 ろべえ・夏丸・仙花勉強会

2007-04-18 | 勉強会
桂夏丸…『馬の田楽』

柳家ろべえ…『長屋の花見』

鏡味仙花…太神楽『春花爛漫』

桂夏丸…『酒は乱れ飛ぶ(酒の素)』


落語協会2階で開かれた勉強会に行ってきました。
黒門亭に行った事がない私。初の会場です。
仙花さんに500円を渡し席に着きます。私の苦手な座布団席です。

開口一番は夏丸さん。なんと古今亭志ん生師の出囃子で登場。
3月21日の末広亭でも聴いた噺ですが、ここでかけてくるあたり「得意ネタ」になっているのでしょうか?
普段は着ない羽織を着ているものの、脱ぐタイミングが判らず戸惑っているのが新鮮です。大きな声で聴き応えのある内容でした。

ろべえさんはちょっと時季がずれてしまった「長屋の花見」
この方、早朝寄席でも夕方でも眠そうです。そういうキャラなんですね。
「おっ、たくあんとかまぼこが出てきました」
玉子焼きとかまぼこを間違え(?)
「あーっ、その葉っぱじゃないとこ」
(玉子焼きのしっぽと間違えた?)
評価としては厳しいかな?

3年くらい前の浅草で高座返しをする翁家小花さんは見たことがあるのですが、仙花さんは全くの初めてです。
つい先日まで九州出身のA師匠と、そのお弟子さんのB子さんの3人で九州に営業に行った話しをおもしろおかしく聞かせてくれました。
仙花さんは真面目なんでしょうが、そうなればなるほど笑いが起き、小倉出身のA師匠に「こっちは“はかた”、あっちは“おぐら”」
太神楽は稽古中の芸を色々見せてくれましたが、『五階茶碗』を積み上げてすぐに積み下ろすという新手の芸も披露していました。
私が良く見ている正二郎さんのような、安心感と安定感のある芸人さんになっていただきたい方です。

トリは夏丸さんの2席目。高座に着くなり羽織を脱ぎ捨てました
マクラは昨日、米丸師匠、歌春師匠と横浜に営業に行った話。
歌春師匠が運転する車の車中、後部の米丸師匠がやたらと歌春師匠に話し掛け、その都度歌春師匠が振り返りながら返事をするという・・・
歌春師匠、くれぐれも安全運転でお願いします。私、大ファンですから
「男3人で車に乗ってもねぇ・・・。ここに歌春師匠のお嬢さんの“田代沙織”さんでもいれば…」
そりゃ確かにそうですわなぁ
噺は柳家金語楼師の作だそうで、特に小学生が酔っ払う場面は大笑いしました。

雨にもかかわらず予想外の入場者だったようで、夏丸さんが羽織の紐の結び方を練習していたり(二つ目昇進が近いのか?)、仙花さんがずーっと感激したり驚いたりしている様子が初々しくて、またアットホームな雰囲気も場内の明るさを醸し出す良い勉強会でした

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする