桂夏丸…『課長の犬』
瀧川鯉太…『転失気』
新山真理…「漫談」
三笑亭茶楽…『紙入れ』
(桂平治交代)
三遊亭小圓右…『元犬』
宮田陽・昇…『東京』
三遊亭金遊…『子ほめ』
桂平治…『長屋の花見』
(三遊亭遊吉昼夜交代・三笑亭茶楽交代)
松乃家扇鶴…「俗曲」
昔昔亭桃太郎…『受験家族』
《お仲入り》
三遊亭遊雀…「漫談」
宮田章司…「※石焼芋~※金魚~※風鈴~朝顔の苗~※いわしや~※ラオ屋~ちょいちょい買いな~物産飴」
三遊亭栄馬…『野ざらし』
古今亭壽輔…『猫と金魚』
新山ひでや・やすこ…「夫婦漫才」
三笑亭夢丸…『肥甕』
鏡味正二郎…「曲芸」
桂歌春…『崇徳院』
先月21日、末広亭以来の定席。
この上席前半に行く手もありましたが、やはりここは新山真理さんが出演する後半まで待ちました。
中に入ると前座は夏丸さん。初めて聞く噺でしたが、場内によくウケてました。
鯉太さんは先月の末広亭同様、簡単な小噺から「転失気」へ。
ただ今回も途中まででした。あえて厳しいことを言わせてもらうなら、小噺はやめて転失気を最後まで聴かせて欲しいです。
名前を売りたいのかどうかは知りませんが、この噺は和尚と先生のやりとりが面白いのであって、途中で止めるくらいなら最初からかけない方がいいと思います。
この後に出てくる師匠連中が最後まで噺を進めるのに、なぜ鯉太さんはさほど面白いとも思えないマクラに重点を置くのでしょうか?
何とも不可解な気持ちを一掃してくれたのが・・・
新山真理さんです。
約1か月ぶりに拝見する真理さん。今日は白のワンピースに白のジャケット風という衣装が眩しく映ります
「いつでも嫁に行けるように…」とスカートの裾を少し上げて見せるのですが、客席からドキドキしてしまいました
久々に逢えた真理さんの出番が終わると、「もう帰ってもいいや」という気持ちが5%くらい起こりました
茶楽師匠。いつものように「上品なお客様なので・・・間男の噺」で始まりました。
ホントに不思議な師匠で、「おかみさん」「新吉」「旦那」のそれぞれの描き方が絶妙です。
小圓右師匠の「元犬」
流れるような話ぶりには、ただただ感嘆するのみでした。
陽・昇さんは時事ネタが満載で、特に今日の報道で出ていた三浦和義容疑者の事件を早速使うあたりは見事と言うほかありません。
金遊師匠は初見で、「子ほめ」に入った時は思わず夏丸さんのネタとかぶるのではないかと心配したのですが、飄々とした語り口で最後までしっかり聴かせていただきました。
今まで聴いた「子ほめ」のなかでも文句なしに1番です
これまた久々の平治師匠。本来は昼の部の出演ですが、広小路亭での代演があったようで夜の出演。平治師匠いわく、『昼はコレに会ってました』と小指を立てます。頭が綺麗に刈り込まれてるなと思ったら床屋帰りだそうで・・・。
平治師匠のHP参照。もう今季は聴けないと思っていた「長屋の花見」を陽気に聴かせていただきました。
ただ惜しむらくは平治師匠のハイテンションに、客が付いて行けなかったのでは?
3月4日池袋の「代書屋」の時のような一体感がなかったように思います。
先月の末広亭で初見した時は、あの語尾に嫌悪感を抱いた扇鶴さん。
今日も正直言って期待していなかったのですが、面目ない。
大爆笑でした。なぜか今日はあの語尾がやけに可笑しく、また歴代横綱の四股名を全て言った際は、割れんばかりの拍手が送られました。
やはり1回で良し悪しを判断してはいけませんね
桃太郎師匠。今日も『受験家族』でしたが、笑いました!
食い付きは初見の遊雀師匠。
芸協に入ってから、いろんなブログで高い評価を見ていたので期待していたのですが、今日は漫談のみで10分も高座にいなかったと思います。期待外れでした。
宮田章司師は常連さんを見つけて上機嫌。さすがに風鈴の注文には、
「いいですねぇ…でも風鈴屋はしゃべらないんですよ」
確かにそうですね
栄馬師匠は2月下席の主任時と違って軽め。
「野ざらし」の一人芝居の場面は場内大ウケでした。
壽輔師匠。今日は客席も少なめだったのですが、やはり良く笑うご婦人をターゲットにいじりまくり。
「猫と金魚」…もう最高です!!涙流して笑いました。ただでさえ面白い噺が、壽輔師匠にかかると『壽輔の世界』に誘われる気分です。
新山ひでや・やすこ
ひでやギャグ 客より先に やすこウケ
夢丸師匠は「肥甕」は、ごはんをいただく所で終わらず最後のサゲまで聴かせていただきました。
夢丸師匠の古典もテンポが良く本当に面白いです。
正二郎さん。鞠を2つ重ねる芸をはじめ、お若いのにしっかりと魅せていただきました。見ていて安心感があります。
歌春師匠が主任を務めるのを拝見するのは初めてですが、マクラもいつものと違い、主任用のマクラなんでしょうね。
今までは「たらちね」「鍋草履」「九官鳥」といった噺ばかり聴いていましたが、このようにジックリ聴かせる歌春師匠も魅力です。
前座の頃を知っている極少ない師匠の一人で、「あの枝八さんがトリを取るなんて…」と感慨深く浅草を後にしました。
瀧川鯉太…『転失気』
新山真理…「漫談」
三笑亭茶楽…『紙入れ』
(桂平治交代)
三遊亭小圓右…『元犬』
宮田陽・昇…『東京』
三遊亭金遊…『子ほめ』
桂平治…『長屋の花見』
(三遊亭遊吉昼夜交代・三笑亭茶楽交代)
松乃家扇鶴…「俗曲」
昔昔亭桃太郎…『受験家族』
《お仲入り》
三遊亭遊雀…「漫談」
宮田章司…「※石焼芋~※金魚~※風鈴~朝顔の苗~※いわしや~※ラオ屋~ちょいちょい買いな~物産飴」
三遊亭栄馬…『野ざらし』
古今亭壽輔…『猫と金魚』
新山ひでや・やすこ…「夫婦漫才」
三笑亭夢丸…『肥甕』
鏡味正二郎…「曲芸」
桂歌春…『崇徳院』
先月21日、末広亭以来の定席。
この上席前半に行く手もありましたが、やはりここは新山真理さんが出演する後半まで待ちました。
中に入ると前座は夏丸さん。初めて聞く噺でしたが、場内によくウケてました。
鯉太さんは先月の末広亭同様、簡単な小噺から「転失気」へ。
ただ今回も途中まででした。あえて厳しいことを言わせてもらうなら、小噺はやめて転失気を最後まで聴かせて欲しいです。
名前を売りたいのかどうかは知りませんが、この噺は和尚と先生のやりとりが面白いのであって、途中で止めるくらいなら最初からかけない方がいいと思います。
この後に出てくる師匠連中が最後まで噺を進めるのに、なぜ鯉太さんはさほど面白いとも思えないマクラに重点を置くのでしょうか?
何とも不可解な気持ちを一掃してくれたのが・・・
新山真理さんです。
約1か月ぶりに拝見する真理さん。今日は白のワンピースに白のジャケット風という衣装が眩しく映ります
「いつでも嫁に行けるように…」とスカートの裾を少し上げて見せるのですが、客席からドキドキしてしまいました
久々に逢えた真理さんの出番が終わると、「もう帰ってもいいや」という気持ちが5%くらい起こりました
茶楽師匠。いつものように「上品なお客様なので・・・間男の噺」で始まりました。
ホントに不思議な師匠で、「おかみさん」「新吉」「旦那」のそれぞれの描き方が絶妙です。
小圓右師匠の「元犬」
流れるような話ぶりには、ただただ感嘆するのみでした。
陽・昇さんは時事ネタが満載で、特に今日の報道で出ていた三浦和義容疑者の事件を早速使うあたりは見事と言うほかありません。
金遊師匠は初見で、「子ほめ」に入った時は思わず夏丸さんのネタとかぶるのではないかと心配したのですが、飄々とした語り口で最後までしっかり聴かせていただきました。
今まで聴いた「子ほめ」のなかでも文句なしに1番です
これまた久々の平治師匠。本来は昼の部の出演ですが、広小路亭での代演があったようで夜の出演。平治師匠いわく、『昼はコレに会ってました』と小指を立てます。頭が綺麗に刈り込まれてるなと思ったら床屋帰りだそうで・・・。
平治師匠のHP参照。もう今季は聴けないと思っていた「長屋の花見」を陽気に聴かせていただきました。
ただ惜しむらくは平治師匠のハイテンションに、客が付いて行けなかったのでは?
3月4日池袋の「代書屋」の時のような一体感がなかったように思います。
先月の末広亭で初見した時は、あの語尾に嫌悪感を抱いた扇鶴さん。
今日も正直言って期待していなかったのですが、面目ない。
大爆笑でした。なぜか今日はあの語尾がやけに可笑しく、また歴代横綱の四股名を全て言った際は、割れんばかりの拍手が送られました。
やはり1回で良し悪しを判断してはいけませんね
桃太郎師匠。今日も『受験家族』でしたが、笑いました!
食い付きは初見の遊雀師匠。
芸協に入ってから、いろんなブログで高い評価を見ていたので期待していたのですが、今日は漫談のみで10分も高座にいなかったと思います。期待外れでした。
宮田章司師は常連さんを見つけて上機嫌。さすがに風鈴の注文には、
「いいですねぇ…でも風鈴屋はしゃべらないんですよ」
確かにそうですね
栄馬師匠は2月下席の主任時と違って軽め。
「野ざらし」の一人芝居の場面は場内大ウケでした。
壽輔師匠。今日は客席も少なめだったのですが、やはり良く笑うご婦人をターゲットにいじりまくり。
「猫と金魚」…もう最高です!!涙流して笑いました。ただでさえ面白い噺が、壽輔師匠にかかると『壽輔の世界』に誘われる気分です。
新山ひでや・やすこ
ひでやギャグ 客より先に やすこウケ
夢丸師匠は「肥甕」は、ごはんをいただく所で終わらず最後のサゲまで聴かせていただきました。
夢丸師匠の古典もテンポが良く本当に面白いです。
正二郎さん。鞠を2つ重ねる芸をはじめ、お若いのにしっかりと魅せていただきました。見ていて安心感があります。
歌春師匠が主任を務めるのを拝見するのは初めてですが、マクラもいつものと違い、主任用のマクラなんでしょうね。
今までは「たらちね」「鍋草履」「九官鳥」といった噺ばかり聴いていましたが、このようにジックリ聴かせる歌春師匠も魅力です。
前座の頃を知っている極少ない師匠の一人で、「あの枝八さんがトリを取るなんて…」と感慨深く浅草を後にしました。