”ワイン”の微笑(ほほえみ)

A Smile of Wine/ Sorriso di Vino/ Un Sourire de Vin

近場でっ(^^)。

2015年05月23日 21時03分56秒 |  えん便り EN CO ltd.
宿泊地とフェア会場の間くらいです、仏光寺通烏丸の居酒屋へ。

9月ツアー スパッカ ナポリ

2015年05月23日 10時47分59秒 | えん蔵巡りツアー
ナポリのホテル、2回目の朝食。

2回目ともなれば慣れたもの。
朝6時半から朝食スタートならば、その時間に行けば誰もいないだろうということで。



ヴェスヴィオ火山に見える朝陽も独り占めじゃん



まだボロボロになっていない”栞”を見ながら今日のチェック。

そうです、ナポリ市内のド真ん中、スパッカ ナポリを散策。


何十年前?30年近く前?ミラノに住むナポリ人の友人と地元ナポリの同年代の何人かと歩いているんだろうけど、ほとんど記憶に無い。
ガイド本を見れば、昔はヤバくって観光客は歩かないような場所だったって書いてあるんで、じゃあ間違いなく歩き回っていたんだろうなって思ったり

当然、スパッカ ナポリを歩くにあたっては現地の日本語ガイドさんをお願いしていたんですが、どうも待ち合わせ時間になっても現れない

現地事務所に電話したり、、、、、。

ガイドさん、スタンバイしてたんですよね、ホテルに。

どうも現地代理店とのコミュニケーション良く無かったみたいで、、、。


あれやこれやと考えているうちにガイドさん登場。


おっ。







何もなかったようにスムーズに観光スタート。



何故?




ガイドさん。
デカいサングラス&金髪&サンダル
(日本人の女性の方です。)
会って直ぐに「え~スパッカ ナポリ歩いて回るの?」。

おいおい、全く話通ってないじゃん(笑)。


しかし。

その御姿。

素晴らしい

スパッカ ナポリはこの姐御、いや失礼”ガイド”さんが肩で風を切りながらテキパキと親切に案内してくれたお蔭で超リラックス・ムードで楽しめました。


多分、スパッカ ナポリをガイドさせたら(歩かせたら)ナンバー1、絶対



道路塞いでるし。


3階あたりからゴミ頭上におとされてメチャ怒ってたし、この男性


お土産屋さん、とくにパスタ魅力的だし。


人は住んでるから生活感たっぷりだし(写真撮影して済みません)。


クリスマスのお人形プレゼーピオのお店がギッシリと立ち並ぶ道とか。


ちょったした自由時間、”歩きたくない派”はゆっくりお茶&甘いものも。


絶対うまそうなトマトもねっ。プッマロー?プンマロー?ナポリ方言のトマトって


よくわかりませんが、”スパッカ ナポリ=姐御”ってイメージになっております。


15分短縮の2時間半の観光でしたが、姐御っ「安全を有難うございました!」。
いつかツアーでスパッカ ナポリを歩く機会があれば、絶対ご指名で参りますので宜しくデス。



ってことで、スパッカ ナポリ散策組は休養組が待っているホテルに戻り、さぁ~皆でバスで出発ですよ、まずはベネヴェントにっ







ミリノス(ファルヴォ農園)

2015年05月23日 10時00分05秒 | イタリアワインITALIA
京都産業会館3階でのMYファミリーフェア。
本日初日です。

カラブリア州のサラチェーナのファルヴォ農園。
日本初上陸です。


これは昔の写真(笑)。


京都で本日、デビューさせます。

数種類の中から看板銘柄の”煮詰めたワイン”ミリノスをご試飲して頂けるようにご用意致しました。






非常に珍しい製法のパッシート(葡萄を陰干して造るイタリアの甘口ワイン。)です。

MILIROSU(ミリロス)
イタリア語の辞典をひいても出てきません。方言です。
小ぶりの物凄く甘く香りの高いオレンジ(今は生育していないとのことです。)の名前が付けられています。

製法を簡単にご説明します。
1:ブドウは3種類使います。
(モスカテッロ ディ サラチェーナ種・グアルナッチャ ビアンカ種・マルヴァージア ビンアカ種)
2:9月初旬、熟したモスカテッロを収穫して陰干します。<水分を飛ばして糖度を高めます。>
  これは9月の下旬まで。理由は9月の下旬には後の2種類の葡萄が熟してくるから。
3:9月下旬、グアルナッチャとマルヴァージアを収穫して、潰してジュース状態にしてから寸胴(大きな鍋)に入れて煮込んでいきます。
   この葡萄を煮込むという工程、聞いたことがありませんでした
  (この製法、古くは1500年代にローマ法王に献上したという記録が残っているそうで、そのずっとずっと前からこの地方では行われていたとのことです。)
4:煮込むのは100リットルを煮込むとして70リットルになるぐらいまで。時間は3~4時間。
5:1で陰干したモスカデッロを潰してジュース状態(MOSTO)にして、これと4の状態になるまで煮込んだグアルナッチャとマルヴァージアのジュース状態(MOSTO)を冷ましてから加えます。
6:ここから、やっと醗酵になります。
  非常にゆっくりな醗酵で、2カ月近く徐々に徐々に醗酵させてゆきます。
7:その後はステンレスタンクで1年寝かせボトリングとなります。

小さい集落で大昔から造られてきた製法。
家庭、家庭によって造り方は微妙に異なります。
法律で決められた製法は存在しません。
各家庭、造り手各々でそれぞれ違ったパッシートが楽しめますが、秘伝の技もあるようです。