98番 東林院 沙羅双樹の庭 「諸行無常の響きあり」
山号 妙心寺塔頭
宗派 臨済宗妙心寺派
開基 山名豊国 創建 細川氏綱
本尊
東林院は、妙心寺境内の東の端に隠れるようにしてある。普段は拝観してなく宿坊として運営している。また、泊まらなくても精進料理の昼食がいただける。拝観のお目当ては沙羅双樹の庭である。御釈迦様が入滅した時、一斉に花開いたと言われる。一瞬に咲き一瞬に散ることで諸行無常の象徴となっている。水の流れ、祇園精舎の鐘の音とともに平家物語の冒頭の文章に有名だ。
創建は細川氏綱で三友院として始まり、その後開基とされる山名豊国が東林院と改め、その後山名氏の菩提寺として続く。「沙羅双樹の庭」以外にも、「千両の庭」や「飛竜の宿り木」など狭い方丈内だが見どころは多い。
パンフレットには、「ただぼんやりする 何もしない贅沢があります」と書いてある。