アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

1035回 俺にも言わせろ!  芸子と舞妓

2023-07-12 08:49:18 | 日記

㉓ 舞妓と芸子(芸者)

舞妓と芸子(芸妓・芸者)の違いとは?年齢・お給料・髪型・着物は?

京都の花街は、芸子さんが基本であり舞妓さんも芸子さんを目指す修行中と考えられる。まずは、仕込みさんとか見習いさんと言われる修行中から始まり、店にデビュー(店だし)してまずは舞妓さんになる。そして、数年たてば芸子さんとして独り立ちする。襟の色が赤から白になるので、襟替えとも言われる。その間、髪型や着物の着方なども厳格に区別される。最初日本髪すら結えない女性たちが、自分の髪で「おふく」「われしのぶ」などと言う可愛らしい髪型でデビューする。着物も振袖でだらりの帯、そしてこっぽりと言う10cmほどの高い草履を履く。日本髪には様々な飾りをつけてかんざしをちゃらちゃらと鳴らし、しゃなりしゃなりと花街を歩く姿はまことに可愛らしい。

舞妓さん芸子さん@誠市 | きらきら星のつぶやき☆鯖江モデルを ...

そしておよそ5年ほどの修行で芸子となると、今までの置き屋さんとの関係がなくなることが一番大きい。言わば独り立ちした芸者となる。つまり衣装代など一切の経費も自分で采配するのである。日本髪も地毛でなくとも良いので、舞妓を引退したとたん髪をバッサリ切る人も多い。比較的地味な着物が主体で、見栄えより芸で座を盛り上げる。芸子には定年はなく実際90歳を超える芸子もいる。一般的には独立して店を出すか、芸事に生きて行く人も多い。祇園町には元芸子の方が経営するスナックやおばんざいの店も多く、自然に京ことばに触れることも出来る。

今日の京都3月29日(火) | 都のかほり日記

京の花街には5つの流派があり、芸風を守りそれぞれ営業区域を決めて今日に続いている。

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