まず、記者会見後、文春が一部記事の訂正とお詫びコメントを掲載した。会見などでは、文春など記事をあたかも真実として質問や叱責が飛んだのである。
つまり、今回新たに浮き彫りになった問題点は、「マスコミの劣化」である。筆者は文春砲が数多のタレントを抹殺した現実は良しとしない。理由は今まで書いたように、「芸人・表現者」に完璧な人格を求めるのか?という理由だ。
むしろ記者にこそ一定の人格を求めるのは普通の感覚だろう。それが、何だろうか?先日の記者たちの質問とヤジ。自説を滔々と述べるだけの記者、既存の質問をするだけの記者、雑誌の記事しか知らない不見識記者、何より攻撃的な情緒的記者などは品格が問われる。
今回のやり直し会見は、むしろフジTVの真摯な対応の方が評価されたのではないか。少なくとも低劣な記者たちの「ガス抜き」には成功した。10時間もの時間を耐えたことだけでも誠意として良いのではないか。
我々は、情報リテラシーを高めねばならない。芸人の不倫を社会を揺るがす事件にしてはならない。当事者同士の「示談」で済んだ事案を書き立ててはならない。被害者女性がこのような国民的事件になることを望んではいない事は明白である。
その責任はフジTVのみに押し付けるのは理不尽である。
なお、文春の「訂正」が、会見以前であればあのような不毛なやり取りの一部は不必要だったのである。そのことに疑問を呈したフジの新社長のご発言は至極正論であろう。
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