重陽の節句、今日は上賀茂神社についてだ。
上賀茂、下鴨神社は、連日神事・行事が続く、特定の祈願もあれば、世界平和全般を願うものもある。重陽の節句の謂れについては昨日書いた。菊酒の接待はここでも行われる。
面白いのは、「烏相撲大会」だ。神社の守り神のヤタガラスに因み、毎年この日に行われる。神職が烏に真似てカーカーと鳴く所作が面白い。その後子供達の真剣勝負がある。やはり相撲は神事なのだとつくづく分かる。
昨今土俵に女性禁制はおかしいなどと議論になっていたが、相撲はスポーツではない。土俵には神様が祭られている。従って所作の一つ一つが神にささげるものなのだ。土俵で四股を踏むのは悪霊を払う意味も込めている。弓取り式は完全に厄払いの所作だ。祭られているのは、本邦最高神の「天照大御神」と考える。従って女性神なので同姓の女性は禁制にしているのだ。決して差別でも軽蔑でもない。
神のいない一般の相撲大会には女相撲もある。それはスポーツだからだ。スポーツ大会に女性排除はあり得ない。大相撲や神事で行う奉納相撲は禁制が決まりだ。何もおかしいものではない。男子のみを天皇として頂いているからと言って日本人の精神構造に「女性蔑視」はない。
そんな事を考えると、日本人は誠に女性を大切にしている民族だと思う。
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