今回の台風10号はかなり強そうです。
今の進路だと宮崎県・鹿児島県などはとんでもない事になりそうです。
現在の中心気圧は920hpa/sにもなっているのに、予想ではまだ台風は発達すると言われています。
海水温が27℃以下になると勢力は弱まると言われていますが、日本近海での海水温が30℃も有るんですから・・・
この台風と比較されている「室戸第二台風」1961/9/16の深夜に室戸岬付近に上陸した台風です。
59年前の台風なので、現在、気象予報や災害対策に関わっている人たちは誰も経験していない。
私も当時は子供だったので記憶は怪しいのですが、、、とにかく怖かったことは覚えています。
家は木造二階建
深夜に父親が二階の窓が内側から必死になって押さえていた、、、、。
当時の窓は木の枠の窓、ガラスも固定されていないので、今にも割れそうな感じでガチャガチャと音が止まりません。
雨戸も木製で隙間も有ります。 家全体がブルブルと震え、時たまゴォーっという音と共に突風が吹きつけて家が飛びそうになった。 風も家の中まで入ってきます。
外の風の音は 「ゴォー」と低い
雨戸に当たると雨と混ざって低い音で 「ドンドンドン」 と打ち付ける
その雨戸の隙間から風が入る時に 「ピィーーーー」 と高い音に
私はただ怯えるだけだった・・・・。
翌朝、まだ吹き返しで時々ゴォーと言う音を伴う風が吹いていました。
家の窓から隣接する家を見ると、雨戸と窓の戸の両方が飛んでしまい、家の中に強風が吹きこんでいました。
家は風が吹くたびに大きく揺れて、今にも倒れそうな感じです。 子供の目にもハッキリと分かるほど揺れていました。
この室戸第二台風は最大で890hpsにもなった。
でも、それは南の海上での話で、上陸時は920hpsだったので、今回の台風とほぼ同じくらいと予測できます。
死者・不明者が約200人 負傷者が約5000人。
今とは社会の状態が違うとはいえ、所詮、、、人間がやった社会整備です、自然の力の前では微々たるもの。
大量の雨が空から、、、、低気圧で吸い上げられた海面から水が、、、
その両方が陸地でぶつかり合い、そこに溜まります。
その上に外に出ると危険な強風。。。
長年、強固な作りのマンション住まいだったので台風の恐怖を忘れていたが。一部を鉄骨に改築したとはいえ、主たる部分は古い木造の家で住むようになり、子供の時の恐怖を思い出しました。
昔と違って窓のガラスも強くて、かなり強い風に耐えますが、強風でガラスは歪んでいるので、その時に何かが飛んできて当たれば割れますね。
地震・台風・洪水、、、、何処かに転居したいが、そう簡単な話ではないよなぁ~