自民党の総裁が決まっただけなのに、マスコミは菅総理による解散は有るのか・・・と
ところで・・・何故?? 内閣総理大臣は衆議院を解散するのでしょう。
よく言われるのが、新しい内閣を組閣して国民の信任を得る為です。
「国民に信を問う」、、、これですね。
内閣が衆議院を解散する権利は憲法で認められているのですが、それを実行するにあたっての必要な理由に「国民に信を問う」なんて有りません。 議会が内閣不信任案を可決したときに、その対抗手段として議会を解散して、議会と内閣とどちらが正しいか国民に判断してもらう。 これの解釈を広げているだけなんです。
防衛などで、よく問題になる「憲法の解釈」です。
三権分立・・・司法・立法・行政
これの立法は議会、行政は内閣ですから。お互いに対抗手段を持つことが、お互いの独立性を保つために必要だとの考えからです。
そう考えると、、、新しい内閣が誕生したから解散と言うのは違う感じがします。
国民に直接関係が強い税金などの場合も解散したりします。その事に国民は何となく納得しています。
・・・が。 衆議院議員は唯一「代議士」と呼ばれる国会議員です。つまり国民の代理なんです。
その人たちが正しい手段で決めた法律を、その度に「重要」か「それ程でもない」に分けて、解散したりしなかったりするのはどうなんでしょう。
現実的には・・・・
与党が人気のある時か、野党に人気が無い時に解散が行われたりします。(他に原因は色々と有ります)
これは何れも解散権を持つ内閣(与党)にとり有利なタイミングです。味方の議員を増やして政策を実行しやすくするんです。これは完全な政治手法です。そんな事は憲法のどこを探しても認められていません。
・・・なのに、与党も野党も何も言いません。
戦後の新しい日本国憲法下で任期途中での解散をしなかったのは三木内閣だけで、他の内閣は全て解散をして任期満了する事は有りません。 皆さん解散がお好きなようです。