自分の弱点を挙げればキリが無いほどありますが、特にひどいのは歌が下手と思っていました
しかし最近になって、それよりも大きな弱点に気が付いた。。。
1680万人・・・全国で一人住まいの人の数です。
10年の世代で区切っても、大きく変化はなくて、どの世代も200万人前後となっているようです。
私もその仲間となって5年は確実に過ぎているのですが、未だにその生活に慣れることは有りません。
もちろん一人の方が楽な事も多々あるのですが、全てが私にとっては小さな事ばかり。
その小さな楽を得るのと、失った「穏やかな生活」を比べると、、、比較にならないほど後者が大きいんです。
一人で家に居てると当然ですが、自分が発生させないと「音」を失います。
誰かが、、、、戸を開け閉めする音。 歩く音。 掃除をする音。 ティッシュを引き抜く音。 スマホを操作する音。
なぁ~んも有りません。 犬・猫でも居れば、何かを踏んだりした時に音がしますが、それも無い。
古い木造の今の家に住み始めた時は、風や原因が解らない音が外から聞こえて、その度にビクッとしたりしましたが。
家の外から聞こえてくる音には慣れてしまって、ほとんど意識しなくなりました。
ある時に、、、自分で作った夕食を黙って一人で食べるのは、なんか寂しいと思い。。。
自分の頭の中でどういう思考回路が働いたのか解りませんが、可能なだけ口に出してみようと試してみました。
まぁ、、、独り言みたいなもんです。
出来上がった夕食を見て 「美味そうぉ~」
食べて 「美味い
」
寝る時は 「さあ寝よう、オヤスミ」
朝起きると 「おはよぉ~」
テレビでお笑い芸人を見て 「おかしいなぁ~こいつ」
ドラマの女優を見て 「べっぴんさんやなぁ~」
こんな事を試しにやってみたけど・・・・頭がおかしくなりそうでした

・・・とは言っても、暗い方向ではなくて、自分自身が可笑しくて笑うほうです。
ですから「俺ってアホやな」と笑う事で少しはストレスが抜けた感じで、これはこれで多少は役に立ったかなと。。前向きにとらえています。しかし、この解決法は間違っていると感じて止めました。
チョッと話がそれますが・・・
季節の変わり目に服装が変わりますよね。
半袖が長袖になったり、、、、。
その時にタンスから長袖を取り出して着ます。翌日か翌々日に次の長袖をタンスから取り出します。
それを4~5回ほど繰り返します。
汚れた服は洗濯して干して、そのままに・・・
次の洗濯の時に干したままの服をとりハンガーに・・・これを繰り返し、タンスにしまう事は有りません。
ですからシーズンを4~5枚の服で通すことになり、他の服は何年も身に着けない事になってしまいます。
季節の変わり目にタンスを開けてからは一度も開けていません
その結果、、
ある時に気が付いたのですが、部屋の周りにはハンガーに 吊るされた服でカーテン のようになっています。
柱と言う柱にはフックをねじ込み、それでも足りないので・・

使っているすべての部屋にこのフックがあり、ハンガーに吊るされた服が満杯状態です
景色は悪いですねぇ~
家の近い所だけでも70才代後半の男・80才代前半の男・80才代の女・90才代の女と一人で生活している人は多いし、午後の6時から8時にスーパーに行くと4~60才代ぐらいの男がウロウロしています。
たぶん全員が一人住まいって感じです。その人達はどんな気持ちで生活してのでしようかねぇ~
しかし私の周りで親しい人に限れば男の独り者は存在しません。
知り合いには数人居てるのですが、日ごろの生活で接する同年代の人達は皆さん奥さんや子供が存在します。
一人での生活が始まった頃は、年代の近い人で一人暮らしをする友人がいたのですが、、、何故か音信不通に・・
同じ様な境遇の人がいると、自分の不自由な生活を自虐ネタとして笑いのネタにしたり、そんな事は普通にあると妙な共感を持ちあったりできて、ある程度ストレスが発散できました。
「同類相哀れむ」 なんか後ろ向きな感じもしないではないが、自分の捉え方しだいで安心感につながり、そういう部分も大事だと感じる日々です。