昨日は冬季オリンピックのライブ放送をしっかり見ようと
家の中のこまごまとした雑用を済ませ
熱燗片手にテレビの前の定位置に座り込んだ。
お目当てはジャンプ競技の男女混合団体戦です。
小林陵侑選手が金メダルをとったし期待も膨らみ楽しみな試合です。
解説者の話では上位4チームの接戦だと・・・まぁケチをつける訳じゃないけどスキージャンプの盛んな国は世界で10か国もないけどね。
競技が始まり、いよいよ日本選手の番。
一番に登場するのは高梨選手です。
その結果は
大きなニュースとして報道され、日本で応援していた人たちをガッカリさせることになった。
何が可哀想って、、、他の3選手です。 4人の合計で争うのに1人分の得点が無いのですからねぇ~。
一人の失格が分かった時点で飛ぶのを止め、棄権したい気持ちになりますよね。
世界大会では誰も追いつけないほどの勝利数を持つ高梨選手ですが、どうもオリンピックの女神には嫌われているのか、勝つことが出来ません。
この団体戦の前に行われたジャンプでもメダルに届かず4位でしたね。
高梨選手がメダルを逃した直後のインタビューで
「試合前にスキー板が上手く合わず・・・」と言うコメントがあった。
私はそのコメントには驚きました
どんなスポーツの選手でも、トップクラスの選手は悪い結果が出た時に人前で用具の話をする人はいない
スキージャンプのルールを詳しく読んでみると
ヘルメット・スーツの素材・スーツのサイズ・板の長さと幅・靴の大きさ・靴の取り付け位置と細かく規定されています。また選手の体格によって不公平が出ないように、選手の身長・体重によって規定が変更します。
例えば体重が落ちれば、許される板の長さは短くなります。
高梨選手の失格が発表された事を受けて原田総監督は
「選手を責めないでください。用意する我々の責任です・・」と
原田監督に言いたい・・・だからどうなんだと。
規定ギリギリで、自分に有利な状態で出場するのは何処の国の選手も同じです。
最終的には選手がルール内かどうかの判断はするものです。
素人の思いですが、自分でスーツを着て、それが大きいかどうか解らないものなのか
トップ選手なら微妙な違いに気が付くのでは・・・そんな思いがします。
高梨選手を含め5名もの失格者が出たのは、この競技団体そのものに疑問を持ちました。
10か国・40人の選ばれた選手で5人の違反者を出す競技なんて・・・
通常の国際大会でも失格者は時々出るらしいが、、、、
その原因がチェックが抜き打ちで、全員にはやらない点にあるとしたら、、、、競技団体はチェックの在り方を考えるべきです。
高梨選手の失格が早い段階で解り、その後のテレビを見る気がしなくて・・・切る事に。
オリンピックでの結果は選手にとり、その後の人生に大きく影響する程の大きな利益が有ります。
得られるものが大きいほど、失われるものも大きいは自然な事です。