脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

どんな仕事・業種も社会貢献できる。1

2015年11月18日 10時18分27秒 | わが半生
消費者金融は昭和50年代に大バッシングにあいました。高金利・厳しい取り立て。メディアで【サラ金苦 一家心中】とか・・お昼のワイドショーでのトピックに取り上げられたり。私も母から『大人になってもサラ金から借りたらいけないよ!』と。世間で、サラリーマン金融いわゆる”サラ金”でお金を借りたら必ず借金が雪だるま形式で膨れ上がり多くの人が自殺など不幸になる。そう思わせるような報道でした。中学・高校生であった私は『ふ~ん・・』と他人事のように母から言われたことを聞き流していたのです。でも(サラ金って恐いとこなんや。借りたら返せなくなるほど金利が付くんや・・)そう思い込んだのは事実です。確かに昭和45年~50年ころは質屋さんが貸してた年利109.5%でサラ金も貸していたのですから、そりゃ高い金利です。年利109.5%と言えば10万円借りると1か月の利息は9000円になります。昭和45年~50年といえばセブンスターひと箱100円の時代でした。9000円・・90箱のタバコが買えます。もちろん、当時のサラリーマンや主婦も借りるといっても3万~5万円前後。であれば月3000円から5000円の金利だったら返せると思ったんでしょうね。でも・・サラ金の魔法は何よりも、その場でスグに借りれる!ということです。無担保・無保証人。30分前後の審査で即決融資。これが一番のハマる原因だったかもしれません。サラ金が世間に登場するまで庶民が、お金を借りるには質屋に行き時計や着物を担保にお金を借りていたのです。年利109.5%の金利で・・それが無担保・無保証人であれば質屋に行かずサラ金を利用するのも理解できます。そして【サラリーマン金融】が世間に出始めたころは、むしろイメージは良かったらしいのです。高度経済成長の波に乗り戦後大きく復興した日本は景気もよくなり所得も増え電化製品や車といったものが一般家庭に多く普及すると、より豊かさを求めるのも人の心理。それまで借金をすることに後ろめたさを強く感じていた日本人も、やがて借金に対する抵抗が少なくなっていったのです。親戚や友人に頭を下げずに金利さえ払えば、むしろ自分を歓迎さえしてくれる。消費者金融業界の発展の源であったのでは?でも業界が健全と発展することは極めて難しかったようです。お金・・使う人の心次第で薬にもなり人を助ける反面、一歩間違えば毒となり人を不幸にする魔法のペーパー・・私は、その魔法のペーパーの力の大きさを本当に知りました。
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