脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

消費者金融という仕事を通じて

2015年11月22日 10時20分33秒 | わが半生
世の中、あらゆる差別があります。職業差別もその1つ。上場会社で大企業の製造・金融・商社などは大卒者の人気を集めています。また医師や弁護士・・上級公務員は憧れでもあるでしょう。そこへいくと消費者金融は『え?サラ金やん。』と言われながら人によっては顔をしかめて感情を露わに言う人も少なくありません。クレジットカードさえ業種でカード会社も断られたこともありました。結婚も義兄夫婦から大反対も受けました。少しだけマシな時は『大手やからええやん』とか『テレビで宣伝してるとこやろ?』これらの言葉も結局は業界全体に対しては偏見でしかないのでは?でも、そういった差別や偏見を持たせることをしたのも業界自身であることは間違いありません。イメージを損なうのは一瞬。取り返すのは長い年月が必要です。また業界の中で業者によっては、その差別・偏見のイメージを利用している会社や人間もいたのも事実です。サラ金=怖い・・このイメージから顧客の先入観を利用して回収する。お金の力は時に大きく時に無力にもなります。お金で人の気持ちを買えないけれども変えることは可能です。消費者金融が社会で淘汰された企業には淘汰されるなりの理由もあったと思いますし健全にやっていれば今でも生き残っている企業もあります。でも・・今もサラ金という言葉が消えていないのも事実です。平成3年~4年 商工ローンの問題が起きて出資法の上限金利が引き下げられました。日栄・商工ファンドともに東証一部上場まで果たしていても根っこはサラ金根性丸出し。株価も急落し、その後倒産しました。武富士の盗聴問題やパワハラ、未払い残業の問題・・そして最高裁の過払いを認める判決は業界に大きな制裁として下され武富士も倒産。一時は東証一部上場の武富士・プロミス・アコム・アイフルは一株8000円~1万円超の株価をつけていた・・でも世間では消費者金融会社には、まだまだ冷ややかな目を向けていました。そうなんです。本当に健全化したのか?否か・・世間の目はジット見ていたのでしょう。すると・・やっぱりか?という答えが武富士の倒産。社会に対し自己の利益を優先し消費者を利益を生む鶏にしか見ていない会社は見事に淘汰される典型的な業界。リストラもあり・・そんな激動の時代を経験してきた私は職業差別を受けながら人ってなんやろ?社交辞令や建前・・妬み・・いろいろ受けて来て・・そんな偏見を持つ人が多いなか差別・偏見を持たずに一人に人間として接してくれる人もいました。消費者金融会社を退職し別の業種に転職したころは未だ未だ未熟すぎるくらい私の心は未熟でした。今でも未熟です。病気をして人のやさしさに触れる機会も多くなり少しづつ病気に感謝出来る自分がいます。今は休職中ですが消費者金融で働いていた私を時々、思い出すと、傲慢で常に上から目線。ブランドが好き。贅沢が一番・・社員の人事権を持ったころは本当に最低な心の持ち主であったと。人として点数をつけるなら30点がいいところ。業界に知らず知らず染まった自分の未熟さが恥ずかしく自己中心で失ったものさえ気づかなかった・・リストラされ平社員で今の会社でスタートしたもののプライドだけは部長級・・ほんと嫌われ条件満載。上から目線で過去の栄光に執着して周囲は大きな迷惑だったと思います。そんな、おバカな自分に神様は脳卒中というお灸をすえたのでしょう。ここで漸く目が覚め始めました。倒れて2年半の間だけでも私の気持ちは大きく変化しています。それが実感した時、胸の奥がポッと温かく感じるのです。もし病気を恨んでしまっていたら・・神様は、きっと、まだわかってないのですね?と再度、お灸をすえることになっていると思うのです。神様のお灸は決して罰でなく愛であると。消費者金融会社に勤めたことは今世の私の魂修行には必須だったんだな。そう感じる今日このごろです。
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