脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

倍返しで乗り越し・・

2014年05月26日 13時10分36秒 | 回復期入院日記
回復期の言語療法は顔面左半分の痺れを緩和出来ればとマッサージ中心でした。言語療法士は30歳を過ぎた頃の年齢で3歳の娘さんがおられるパパさんです。いつも20分間雑談しながらのリハビリです。丁度、半沢直樹がブレイクし月曜日は必ずドラマの感想を言い合うのが恒例でした。そんな、ある日・・『○○さん、池井戸 潤の7つのタイヤって知ってます?仲村 トオルが主演でドラマがありますよ。フォードの車に装着してたファイアストン製タイヤの事故が昔あったでしょ?あんな感じ・・』そういえば10年以上前にあってブリジストンの株価が大幅に下がったのを思い出してると『スマホで無料動画検索すれば見られますよ♪』・・リハビリが終わって一旦、病室を出た先生が再びやってきて『これ・・読みます?』と1冊の本を見せてくれました題名は【ロスジェネの逆襲】・・『池井戸さんのですけど続 半沢みたいなので良かったら読んでくださいね♪』と先生から本を借りました・・毎日の言語療法の時間では、いろいろな話題で花が咲くのですが、本を借りて以降は池井戸作品の品評会と半沢直樹で持ち切り・・私が『あれだけ言うことが出来れば世間のサラリーマン左遷ばかりで上司も言われたらやり返す報復人事で倍返しダッ!!ってなりますよね?』というと先生、『いや10倍返しのリストラでしょ?』とまぁ・・こんな会話が日常となって楽しく言語療法を行っていましたが、とにかく半沢ドラマにハマってしまい。妻に池井戸さんの著書『下町ろけっと』と『7つの会議』を買ってきてくれるよう、お願いしたのです。早速、読み始めた頃、いつものように言語療法の先生が来て『ロスジェネの逆襲・・どうでした?』と感想を聞かれ『おもしろかったです。今度はまた銀行に戻るんですよね?続きの本が読みたくなったのですが・・まだのようなので・・ほらテーブルを見てください・・2冊・・妻に買ってきてもらいました。』言語療法士の先生が『あーー、それ読みたかったんですよ!!』というので『良かったら倍返しで2冊とも貸しますよ♪』と言うと喜んでいただき、まだよみかけでしたが貸してあげたのです。翌日・・・言語の時間・・『○○さん、今日・・・本に夢中になりすぎて下りる駅を・・乗り越しまして・・ハハ・・遅刻しちゃいました♪』と・・結構、見た目は凛とした先生でしたが、おちゃめな一面を知ることもできたのでした。
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たけのこの里ときのこの山

2014年05月25日 12時35分42秒 | 回復期入院日記
毎週水曜と土曜は入浴DAY(^^ゞなのです。看護師さんが、いつものように『○○さ~ん、お風呂行きましょうか(^v^)』
と迎えにきてくれ、急にテーブルにあった御菓子に指を差し『たけのこの里あるーーー私、これ、むっちゃ好きなんです♡』というので『よかったら、どうぞ!』と勧めると嬉しそうに『え?いいんですかぁ?』と言いながら手は既にパッケージの中・・・(よっぽど好きなんや。喜んでもらえて良かった(^^ゞ)そのまま入浴室へと行くと先着が、いつもより多く、看護師さんも6名・・ワイワイガヤガヤ♪といつもと違って賑やか・・・すると私の担当看護師さんが『○○さんって、たけのこの里派ですか?』と聞かれ『そうやね。あのサクサク感が好きかな・・だから、たけのこの里の方がいい。』と答えると端の方で患者さんに機械風呂に入れようとしていた看護師さんが『きのこの山でしょ!!』と、おもむろに一言・・するとまた別の看護師が『そうですよねぇ~。やっぱり【きのこの山】ですよねぇ?』・・入浴室は途端に【きのこの山VSたけのこの里】で大盛り上がり・・なんと幸せな人達なんでしょう・・と思っていると別の機械風呂に入っていた中年の男性が(どっちでもええやん?)とのぼせそうな表情でいました。私の妻がテーブルに忘れていった【たけのこの里】が私達患者と一生懸命働いている看護師さんにひと時の【なごみ】を与えてくれたようです。入浴を終え昼過ぎに作業療法の先生がいつものようにリハビリのお迎えに来てくれました・・『先生、先生は、たけのこの里ときのこの山のどっちが好きですか?』ツマラン質問を私がすると『そうですねぇ~・・私は【たけのこの里】かな・・』
入浴中の出来ごとを話すと『いや、何が何でも【たけのこの里】の方が美味しいでしょ』と先生、いきなり闘争心丸出しで、きのこの山をメッタ切りするような言い方に・・女性って、お菓子が大好きなんですね。リハ室に行った途端、先生は後輩の女性作業療法士に『なぁ!あんたは、どっちが好き?』と主語のない問いかけに戸惑いながら『何の話しです?』と『たけのこの里か?きのこの山どっちが美味しいかって話しにきまってるやん』・・(え?きまってる???)と問われると若い後輩作業療法士が『私・・どっちも好きですけど、もっと美味しいなぁって思うのは【カントリーマーム】です!!』と・・どや顔で答えるのです・・・その後?勿論、リハビリ中はカントリーマーム談義で花が咲いたのは言うまでもありません。夕方、身の回りの物を妻が持ってきてくれたので『今度。また きのこの山とたけのこの里・・あ!それと、カントリーマーム買って持ってきてくれへん?』と頼むと『え?そんなに甘いモン食べて大丈夫なん?』・・『いやいや看護師さんとリハビリの先生にあげようと思ってん』妻は快諾してくれて翌日、早速買ってきてくれました・・詰所と作業療法室へ差し入れすると ワーワーキャーキャーと皆さん喜んでくれて私の心もいやされ楽しいひと時であったのでした♪
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病室での共同生活ってストレス?・・2

2014年05月24日 13時17分55秒 | 回復期入院日記
同室の男性・・時々、イヤホンも付けず、やっぱりテレビを見るんです・・『す・・すみません・・耳、悪いんで・・』と一応、私に断りを入れるのですが止めてくださいとは言えず我慢・・男性は男性なりに気を使って30分くらいでテレビを消したり途中でイヤホンつけたり・・この男性の両親は、週2日~3日病室に来て着替などを持ってきているようで・・そんな、ある日・・夕飯も終え池井戸 潤氏の小説を読んでいると・・『Aちゃん・・今日は着替こんだけやけど、かまへん!?』と関西のオバチャンそのもので大きな声が病室いっぱいに広がりました・・・(病室は二人だけやし・・ええか。)そう思っているのも束の間・・テレビの音が、いつもより大きく・・バラエティ番組を見ているようで、流石にボリュームを落としてもらおうとカーテンを開け向かいのベッドに目を向けると・・なんと父親が携帯のワンセグでTVを見ているではありませんか・・(おいおい、この親にして・・この息子やな)と思いながら、その父親に『すみませんがボリュームもう少し下げてもらえませんか?』とこっちを見た父親の顔は結構、イカツく、その筋っぽい雰囲気・・(なんやねん・・こわないぞ!!)と目をそらさずにいると母親が『お父ちゃん、ここ病院やねんから、もう携帯はやめ~やッ!』とフォロー・・父親は無言で携帯を切り『すまんね。』と一言・・これで穏やかに本を読めるなぁと思ったのですが・・父親は、おもむろに立ち上がり病室を出たかと思うと廊下のベンチに腰かけ、また携帯を取り出し『あーーワシや・・おーー。ほんでな・・』と大きな声で話しだす始末・・もうモラルもへったくれも無い親子。ナースステーションから看護師が駆け付け・・『ここは病室の前ですから携帯は・・あちらの携帯エリアで話されてください。』と注意したところ父親・・『うるさいのう!!ちょっとだけやんけ・・』と看護師に文句を言うのです。看護師もひるまず『困ります!!あちらでお願いします!!』と少し口調も強く返すと『ほんま、うるさいのう!!わかった!わかった!』と言い電話を切ったのです。(うるさいのは、あんたや!!)と思い様子をみていると、二度と携帯を持つことはありませんでした・・ほんま迷惑な出来ごと・・息子だけでも持て余しているのに親父まで・・その夜、看護師が、いつものように『○○さ~ん 血圧とお熱はかりましょ♪』と言われ腕を出しシュポシュポと血圧測定器(水銀測定器)に空気を入れ暫くすると『あれ・・今日は少し高いですね?140-90ですよ・・ここ暫く安定していたのにね・・お熱は?37度?微熱もある・・調子、悪いんですか?』・・(この親子のせいや・・・絶対そうや・・)と思いながら『はぁ。ちょっとね。』と返す私・・やっぱりストレスは体調に影響するんですね。いったい、向かいの男性・・いつ退院するんやろ?早く退院して欲しいなぁと思う毎日でした。
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銭・・銭やぁ~。

2014年05月23日 13時47分11秒 | 病気になって
私は仕事中に脳出血で救急搬送されたので、てっきりスグにでも労災認定されると思いこんでいたのです。会社はスグに申請してくれ救急搬送された病院を退院した時も入院費用等は『労災なので良いです。』と妻も言われ、てっきり安心していたら・・7月の転院して、まなしの頃でした。妻が病院に来て『お父さん・・こんなん来てるけど??』封筒を見ると労働基準監督署からです・・中を開けて取りだすと何やら状態を報告する用紙が数ページあり提出するよう指示されています。倒れる1週間前に異常な出来事があったか?半年前から?はどうか?どんな仕事をしてた時に倒れたか・・(はぁ?労災保険を適用されたんと、ちがうの?前の病院は労災だから支払しなくていいと確か言ってたやん)妻と顔を見合わせ、すぐ労基署へ問合せをすると『まだ認定されてません。後日、ヒアリングしますので労基署に来てもらうことになるのですが・・・』とのこと・・『入院中で歩行も出来ないので労基署へは行くことができません。』と答えると『では、こちらから伺います。書類を提出されてから伺う日を連絡します』とのことでした・・『え?じゃあ前の病院の入院費とか、どうなってんの?』と妻が不安そうに聞くのですが私も労災の仕組みが分からないのでスマホを使いインターネットで調べたらひとまず病院は認定可否の待ち状態・・脳疾患は認定まで半年前後かかるとのこと・・『え?じゃあ認定されへんかったら纏めて請求来るん。むっちゃ金額、大きいんとちゃうん?』と妻・・途端に二人とも気持ちがブルーに・・生活は傷病手当があるけど医療保険の一時金と入院給付金は大切に置いておこうということになり・・『節約節約・・私、もう少し多くシフト入って仕事、頑張るからね。』と言う妻に対し、ただただ御免と心に思い黙っていると『お父さんだって病気になりたくて、なった訳じゃないやん。娘の大學の学費もあるけど貯金はあるから当分は大丈夫!!だから、しっかり、リハビリしてや』と・・傷病手当と言っても給料の6割・・さらに会社へ健康y保険や厚生年金等を払うと・・結構、大変(@_@;)・・復職しても元の仕事につけるかどうかも分からず役職もとかれたら・・入院中も退院してからの事を考えると不安だらけ・・(とにかく労災保険が認定されないと・・)その日からスマホでインターネットそまくり・・いろいろと調べるうちに結構、知識も豊富になってきました。脳疾患は過重労働・・つまり過労死のリスクがあれば認定され、倒れる前の半年間の平均残業時間が80時間以上が目安。また重要な判断やストレスの大きくかかる仕事に従事していたか?等などを見ると全てが該当していたのです・・ここで少しホッとし調べていくと労災は休業補償給付で給料の8割そして後遺症が残ると一時金か年金の支給。年金になれば死ぬまで補償されるとあり、ますます労災認定が下されることを強く思うのでした・・書類を提出した8月のある日・・私の携帯が鳴り出てみると『○○労働基準監督署のFと申します』とのこと。ついてはヒアリングを行うので日にちの調整をしたいと・・いうことで8月下旬、担当のFさんが病院に来てくれることとなりました。とにかく・・お金が・・娘の大學費用・・歯の矯正費用・・これだけでも年間200万以上の出費。私の入院費や、その後の療養を考えると300万?400万?えーーらいこっちゃ・・幸い住宅ローンがなくなり次女は公立高校に行ってくれたから・・でも?もし労災が認定されないと家族は破産じゃーー長女は奨学金で行くか大學止めるか・長女の歯の矯正も中途半端で終わり・・次女にも大學あきらめるか奨学金・・妻は毎日フルタイム労働・・私は療養せず即復職・・イッキに将来への不安が頭いっぱいになり、ヒアリングにむけての準備を始めました。
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病院の朝・昼・晩

2014年05月22日 16時09分01秒 | 病気になって
回復期のリハビリテーション病院に転院した翌朝というか明け方・・病室から・・廊下から・・『バタンバタン』という大きな物音がし目が覚めると・・とにかくあたりに響き渡る大きさで『バタンッ!バタンッ!』あまりに気になって眠れず車椅子で音のする方向へ行くと看護師さんが忙しそうに介護用の簡易トイレを倉庫に仕舞っているのです・・(何も、こんな明け方にしなくても・・苦情を言おうと思ったのですが、ま、あちらも仕事だし。。病室の扉を閉めればいいこと)と思い病室へ戻りました・・ベッドに戻りウツウツし始めた頃、病室の扉が開き・・私の場所まで看護師がやってきてテーブル7に置いてある水筒を持ち出したかと思うと・・キュポッ・・ジョワジョワ~・・ジャバッ・・ジョワジョワ~クポックポッ水筒に残っていた、お茶を捨てて新たにお茶を水筒に注いでるようです。水筒をまたテーブルに戻しパタパタと足音を立て病室を出ていきました(--〆)せっかく寝られそうだったのに、また目が覚めてしまい・・暫く・・布団の中でモンモンとしているうちに・・『○○さ~ん!!朝の御飯です。今日はパンですけど焼きます??』と元気に大きな声で、やってきました・・(おいおい寝られへんやん)と思いつつ『は~い。焼いてください』と答えると『はい、わかりました・・』その声のあと廊下から『チンッ♪』『チンッ♪』と次々、オーブントースターの知らせる音がコダマするのです・・あまりに気になり廊下に出ると・・私の病室から廊下をはさんだ向かいにはテーブルや棚があって入院患者用に書籍や雑誌が置いてあるのですが・・その棚の片隅にオーブントースターが2台あってテーブルには幾つかのパンが皿に乗せられ待機してました・・(これかぁ~もう!やめてくれよ~)と思いつつ病室へ・・数分後、看護師が『パン焼けましたよ~♪』と持ってきてくれ、その時は既にスッキリ目が覚めてしまった私でした。
しかし・・・十分に眠れてなかったので朝食を済ませベッドに横たわると・・またウトウト・・暫くすると天井のスピーカーから『本日はシーツ交換します西三階病棟の患者様はベッド周辺に貴重品等を置かないようにお願いします』とのアナウンス・・もう・・全然、寝られへんやん!!!本当に散々な転院初夜の翌朝でありました。
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