「ヨシュアはエフンネの子カレブを祝福し、彼にヘブロンを相続地として与えた。」(ヨシュア記14:13新改訳)
カナン占領戦で光っているのは、なんといってもユダ族カレブの信仰である。
彼は四〇年前のカナン偵察の時から、固い信仰に立ち、神に従い通した。そして八十五歳になった今も戦闘に参加し、巨人アナク族と戦って山地を占領するから、そこを相続地として与えてほしい、とヨシュアに申し出たのである。▼壮健なるかなカレブ、相手が巨人だろうと城壁のある大きな町々に住んでいようと、「主が私とともにいてくだされば、彼らを追い払うことができます」と宣言してやまなかった彼に、ヨシュアが申し出どおりヘブロンを与えたのは当然であった。▼後に士師記は記している。「モーセが約束したとおり、ヘブロンはカレブに与えられ、カレブはそこからアナクの三人の息子を追い払った」(士師記1:20同)と。神への徹底した信仰がなければ、私たちも喜ばれることはできない。何をしても不完全なままに終わるであろう。カレブのあとに続こうではないか。