南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

僕の中のヤマハポプコン

2006-11-20 01:12:17 | Weblog
久々にステージに立って歌った。 
一応僕もアマチュアではあるがシンガーソングライターの端くれ、いままでいろんな所で歌ってきた経験はある。 
しかしここんところステージで歌うなんて超ご無沙汰だったし、リハーサルの時に既に緊張しまくっていた。 
今日のステージはヤマハ主催のアンサンブルコンサートで、僕は14歳の息子と初めてデュオを組み息子がエレクトーン(ピアノ・ストリングス・リズム)、僕がギター&歌という編成で行った。 
34組の出演チームのほとんどは演奏中心のインスツルメンタルで歌を歌う僕らは非常に目立つ存在であった。 
曲目は『Dear old my town』。 
作詞作曲は僕で、もちろん人前で披露するのは初めての曲である。
プログラムに書かれたエントリー№19という響きが僕の記憶を呼び起こした。 
そう、学生時代に自作の歌を引っさげては挑戦し続けたヤマハポピュラーソングコンテスト、いわゆる「ポプコン」である。 
当時僕が住んでいた博多では、多くの学生ミュージシャンが「ポプコン」の嬬恋本選会を目指ししのぎを削っていた。 
九州産業大の長渕剛、福岡大の西田恭平、第一経済大の飛鳥涼やチャゲなどは嬬恋で優勝、入賞を果たし、プロの道を開いて行った。 
僕も嬬恋のステージに立つことを目標に毎日歌を書き続けたものだった。 
あの頃「嬬恋」という場所は学生ミュージシャンにとってまさに聖地のような存在であった。 
『Dear old my town』はそんな博多で過ごした懐かしい学生時代の日々を歌った歌で、なおのことそういった感情が沸き起こったのかもしれない。この歌を歌いながら自分の中ではいつの間にか「ポプコン」のステージにタイムスリップしていた。  
本当に久々のステージだったが、僕の中のシンガーソングライター魂がまた再燃しそうな気がする。