どちらが良いというわけではなく、トレンドや商品にもよるのかなと思います。 おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。 先日の日経MJに次のような記事がありました。 「ダイソー変身”100円”に磨き 目的買い、短時間で」 とのことです。 しかしながら100円ショップが出た当初は驚きや新鮮さがありましたが、もともと趣味や楽しさを求める商品というよりも、結局は日用必需品が多いわけです。そうなると短時間で目的買いをしたいというニーズに方向性が向いてきたのかなと思います。 私も商売をしていた頃は、業界2位のセリア(当時は山陽エージェンシー)のフランチャイズに加盟していましたが、こちらのお店は比較的整然とした陳列を採用していたように思います。 驚いたのは、こういった雑貨類の商品ではどんなに安くても売れない商品があること。 商売を廃業するときに閉店セールを行いましたが、スーパーの商品、いわゆる食品はすべて一つ残らず売れてくれたのですが、100円ショップの雑貨類は最後の最後までかなり残る商品がありました(スーパーでも売っているような日用必需品の類は売れています)。閉店セールですから最後はほとんどタダ同然の割引価格で投げているのですが、それでも売れないのはおどろきでした。 このとき、さすがに食品や日用必需品にはムダがないと思いましたが、こういった雑貨は本当に不必要なものがあるんだなと感じました。 バラエティに富んだ豊富な商品の楽しい売場は良いのですが、死に筋商品には気をつけたいものです。
・「多品種少量陳列」が基本で田野の奥の方は何があるかよくわからない。
・「種類を絞るからおもしろみのない売場になって客が離れる」とあえて在庫増のリスクを背負いながら他種類を豊富に並べ集客力を高めてきた。
・だが、この逆張り戦略が限界にぶつかった。
・デフレのもと100円ショップと類似の商品を98円、88円で売るスーパーやホームセンター、コンビニも珍しくない。100円ショップの「お買い得感」は薄れている。
・「100円ショップは時間を掛けてお買い得品を宝探しする店ではなくなり、生活必需品を短時間で求める場に変質してきた」
(引用:2011/03/07 日経MJより)
100円ショップが出てきた頃は、たしかに宝探しの楽しみがあったように思います。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三