画像は最近の遠鉄バス🚌。名古屋市営バスや名鉄バスに先駆けてアンバー単色型のLED方向幕を導入しました。その時に後方行き先表示も復活しています。あれから20年余りか。
遠州鉄道直営の遠鉄バスと言えば、私自身にとっては昭和50年代初め頃に本格的な出逢い。その当時は浜松市営バスも健在していましたが、かなり路線を縮減。遠鉄バスの方がもはや市内交通の主役になっていましたね。そして、こちらは昭和60年頃までには市営バスはすべて遠鉄バスに路線を譲渡して、消滅。運転手は大半が遠鉄バスに転職したようだ。
浜松市営(浜松市交通部)、遠鉄とも後ろ乗り前降りなのは同じでしたが、浜松市営は系統番号も無し。遠鉄は路線バスにも名古屋市営に先駆けて早くから冷房車を導入して、系統番号も整備されていたりで、当時の民営バスの中ではサービスも良好。しかしながら、館山寺温泉や浜名湖など観光地を担当しているせいか、運賃は高めのイメージも。その代わりに、当時は貸し切りバスや観光バス並みの座席を採用したような中扉付きの高級車もいました。
ちなみに旧国鉄バスの名金急行線にもそのような車両があり、名古屋駅~郡上八幡間はワンマン、それ以北はツーマンとして運行していた時代も。
車内に中日新聞の電光ニュースを流していた時期もありました。
しかしながら、今は完全に都市交通に特化した感じですね。
また、側面行き先表示もユニークだ。経由地を示す部分は矢印が左向き(←)ではなくて、右向き(→)。最新の車両(主にニューエルガ型?)は依然としてアンバー単色型ながらもフルドット式ですが、やはり、このような経由地の表記で、何だか私個人的には違和感さえ憶えますね。それに回送の表記は、やはりバカでかい2文字。ちょいとばつかり不快な気もします。
これならば今の名鉄バス等に倣って、フルカラー型にしても良さそうだが………。
さらに、アンバーの表示ながらも、前後部の表記に♨️マークを入れた路線系統も。確か、1号系統の遠州浜♨️行きだったかな。他には舘山寺温泉行きもありますが、本来はこちらの方が全国的、いや世界的にも遥かに有名な筈だが、なぜか♨️マークは入っていません。もしかしたら遠州浜は中田島砂丘に程近い場所で、遠鉄グループが開発した温泉街でもあるのかな?
先頭部の英語表記も名古屋市営バスや名鉄バス、都営バス、大阪シティバスなどは下の方にあるのだが、遠鉄バスは何と上に。
確かに京都市営バスの系統番号は名古屋市営や都営などと違い、昔から右側ににあり、違和感を覚えたものでしたが。うん。
いずれも、何らかの考えとか流儀があって、こんな変わった表記にしたのかしら?
画像はJR浜松駅前バスターミナルにて撮影。