JR九州、佐賀新聞などはこのほど、来る9月23日(金曜日)から実施する長崎本線・肥前山口改め江北~諫早間の改正ダイヤの概要を発表しました。また、これに併せて、西九州新幹線の特急料金案も提示。一部は自由席だそうです。
同日に部分開業する西九州新幹線(武雄温泉~新大村~諫早~長崎間)との並行在来線になるこの区間。博多駅からの電車特急はこれまでの45本から一気に14本に減り、すべて肥前浜駅止まりに。多分、列車愛称名も変更されよう。勿論、武雄温泉止まりの場合は“リレーかもめ”で決まりだろうが。うん。
普通列車も基本的には肥前浜駅にて電車から気動車に乗り換えになりますが、朝夕のラッシュ時間帯については一部の便を気動車による諌早方面からの直通列車で対処、武雄温泉駅まで乗り入れるようだ。なお、武雄温泉~諫早間は開業から取り敢えず向こう23年間は線路や駅施設などを佐賀県と長崎県が所有し、JR九州が運行します。それ以降は第三セクターに移管もあり得る???
また、肥前浜~諫早間、引き続きJR九州専属を維持する諫早~市布~長崎間は貨物列車が運行されず、大村線や長与ルートも未だに非電化なためもあり、電化設備は撤去されます。
その代わりに、一部区間ではローカル列車の増発も。快速が新たに運行されるのかどうかは不詳です。
これに伴い、あのブラック787系(36プラス3)は長崎駅への乗り入れは不能になりますね。また長崎市近郊区間はYC1系化でほぼ間違いはなかろう。しかしながら、佐賀県側は恐らくキハ47形とも言われていますが、出来ればなるべく早くYC1系のワンマン対応編成に代えてもらいたいところですね。
本日昼頃から、肥前山口改め江北~諫早間の各駅では新時刻表の掲示もそろそろ始まっている模様。但し、あくまでも素案であり、これから各方面に意見を聞いた上で6月中には最終決定に。
………さて、残る西九州新幹線の新鳥栖~武雄温泉間は依然として未着工。JR九州側はあくまでもフル規格での建設を主張。しかしながら、あの佐賀県知事は何だか、いつまでたってもグジュクジュしたような不満げな態度だ。佐賀空港経由案等も一時は出ましたが、建設費や開業後の維持管理費の極力、低減の立場からは、どう考えても佐賀駅経由が現実的だろうね。
あの名古屋市の元助役・田渕寿郎さん(故人)じゃあないが、まさか、一時的な損得勘定で論じるべきことでもなかろう。あの人は日本で初の百メートル道路を実現させたり、市電の早期全廃を唱えたりして、やや強引な面もありましたが、こちらの建設起工問題では私自身も今は、それを支持したい。
田淵寿郎氏の経歴は下記サイトに詳しく記載があります。
なごや戦災復興物語(PDF)
https://www.chubudenkikyokai.com/archive/syswp/wp-content/uploads/2015/09/97f71cf309bc07198ae71ebe1294716c.pdf
田淵寿郎 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%B7%B5%E5%AF%BF%E9%83%8E
また、中央リニアについても、JR東海の新案にあの頑固一徹な静岡県知事はまたまた猛反発とか。島田市など幾つかの自治体は話し合いに応じても構わないという前向きな姿勢だが。
特に愛知県知事は静岡県を通らずに北部に迂回させる案は断じて受け入れられないそうだし、また山梨県知事も品川~甲府間だけの暫定開業は全く経済的効果はなく、無意味との由。ゆくゆくは法的手段を取らねばならなくなりそうだ。尤も中国ならば、用地は全て国有との理由に、知事を直ちに解任するだろうが。
田渕寿郎さんならば、どうコメントするのだろうか?
高岡電車