関西本線はかつては名古屋から大阪市内を最短距離で結ぶ重要な幹線でした。
しかしながら、亀山〜加茂間の狭隘な沿線の地形も災いし、この区間だけは未だに単線非電化。輸送密度も1000人余りで、モータリゼーションとか新幹線、近鉄各線の充実もあり、もはや鉄道ファンからさえも見放されようとしていますね。
私自身さえも1973年頃まで見られた加太峠付近での勇壮な蒸気機関車の活躍ぶりも実に印象的でした。
しかしながら、国交省などは慢性的な赤字が続く輸送密度2000人未満のローカル線は私鉄とかJRを問わずに存否を見直す方針。これから2年以内には何らかの結論を個別的に出したいらしい。
それによれば、久留里線の久留里〜上総亀山、米坂線全線、津軽線・蟹田〜三厩などは特にヤバいし、さらに電化路線でも紀勢西線とか山陰本線、奥羽本線、内房線、外房線、加古川線、小浜線などのそれぞれ一部も再検討の対象とか。
名古屋近郊では関西本線のこの区間ばつかりは電化どころか、今のままでは廃止も必至ですね。
むしろ名古屋〜亀山の複線化促進や、紀勢東線の亀山〜松阪の電化、伊勢鉄道の電化早期実現に力点を置いた方が現実的な気もしますが。
ちなみにJR東海としては名松線や参宮線、紀勢東線、太多線、飯田線、身延線をあくまでも今のままで存続させる意向とか。
たとえ非電化路線でも残すならば、ある程度までの線路補強や高山本線並みの高速化も必要だろうね。
仮にそうなれば名古屋〜亀山は路線名を改称させるのかも。残念ながらも、やむを得まい。
ちなみに、亀山〜多気については1959年7月の三木里〜新鹿の開通時までは参宮線とされていたらしい。その時に、早くも多気〜新宮は完全無煙化され、DF50が投入されたと思われます。
特殊なノイジーマイノリティの鉄道ファンが見放したところで大した影響はないと思います。
・・・これは前々から疑問だったのですが・・・
何で同じ関西線なのに加茂-木津区間一区間だけは別格扱いなんだろうね・・・??
国鉄時代の非電化時代には間違いなく加茂-木津区間も
関西本線・亀山〜木津区間の一本化扱いしてたはずですので・・・
それに例え関西本線・亀山〜加茂区間や桜井線(現:まんようまほろば線)や和歌山線が
大雨等の自然災害によります影響で運休しておりましても
この区間だけは基本別格でいつも通常運行してはりますからね・・・
廃線の日って決まってましたっけ?
しかしながら、今のままの輸送密度ではかなり存続は厳しいですね。JR西日本側はノスタルジックには決してのまれず、心を鬼にしているような態度。
また、木次線もかなり危ない!!
亀嵩蕎麦とか出雲坂根三段スイッチバックという特徴豊かな路線ですが。