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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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企業経営とは…宗像市~福間市~福岡市

2006年10月17日 20時33分32秒 | Weblog
拡大路線を打ち出す経営者がおります。勿論、周到な市場調査を行い計画と方針が定まり、目標を定め、準備を万全にして取り組む拡大路線を批判するつもりはありません。
ある、破綻企業を検証しますと、野望だけで突き進もうとするワンマン経営者の拡大路線を誰も止める事が出来なかった例があります。権力者が野望を持って行動する時、その行動に忠言を発する人達をどんどん遠ざけてしまいます。役員会でも権力者への異論者だけでなく、消極的な雰囲気を持った役員を次々と左遷させてしまいます。

このような企業経営者に現場から真実たる情報が上がってきません。権力者に報告すべき情報が完全にオミットされるからです。権力者の傍にはイエスマンだけが媚び、都合の良い報告だけを伝えます。完全に裸になった権力者の姿です。隣国の血迷った権力者に似た構図となるのでは…裸の王様になった権力者のもとでは、既に組織機能が失われ破綻への袋小路に突き進んで行く事が多いのです。
ワンマン経営も合議制では出来ない、的を得た戦略的な経営施策を打ち出し、実行して成功した企業も少なくありません。しかし、成功するワンマン経営者で共通していることは、とてもヒューマンで人を大切する人です。施策の責任は全てが自分で背負い、尽力した人々に大きな褒章を与える寛容性を持っております。

地域の工務店経営は経営者に大きな責任が伴っています。自分の家、屋敷を抵当とし、自らが会社の連帯保証人として経営を行なっており、経営の失敗は自らは勿論、家族や社員、協力業者までも路頭に迷わせる結果を招くからです。地域工務店には石橋を叩いても渡らない経営者も多く存在します。自分の身の丈をよく知っており、決してリスクを冒さすことなく、それでも工務店を存続しているのも経営手法のひとつと言えるでしょう。

今日は福岡県内のアースビルドさん、魚住建設さん、オガタさんの三社のファース工務店を訪問いたしました。三社とも決してリスクを冒さない、小さくとも堅実、実直な工務店経営を行なっております。今日は石橋を叩いて渡る手法を伝授させて戴きました。
写真は私の向かって左隣が㈱アースビルド社長の森山英雄さん、専務の兼子知浩さん。右が三協立山、主事の北川雅博さんです。アースビルドさんは九州地域で一番最初にファース工務店となり地道な工務店経営を行なっております。森山社長さんのほのぼのとした人間性が大きな経営資源となっている工務店さんです。

北海道は初雪が降り、ストーブの使用しております。しかし、ここは九州、残暑の残る博多のホテルに戻り、冷房を行う始末です。明日は久留米で講演です。
ファースの家
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