毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

郷土愛の素晴らしさ…北斗市~函館~札幌

2006年10月13日 22時16分31秒 | Weblog
住めば都と言います。自分の故郷や現在住んでいるその町がいつの間にか好きになり、愛着心が強くなるもの自然の感情であると思われます。
全国の気象状況を検証しますと、先日、滞在していた山形県は日本国内で過去、最高の気温を記録した地域です。しかし、冬は雪が多く氷点下の日々が続き、気象的にみれば決して住み良いとは言えないのです。しかし、山形の人々は人一倍、山形を愛しておられます。

同じ東北の秋田県と同じ北緯40度地点の岩手県の日照時間が極端に異なります。
秋田県の一番、寒い時期で一番、日照時間の欲しい一ヶ月間の日照時間が44時間しかありません。同じ時期、岩手県は何と120時間もあるのです。また、夏場の日照が要らない時期の秋田県の日照時間が140時間と膨大に増え、岩手が110時間に減ります。このように気象的に考えると秋田県に住みたいと思えませんが、郷土愛の意識は秋田県人の方が岩手県よりはるかに強いのだそうです。厳しい気候だからこそ、その地域への愛着がわくのでしょう。解るような気がいたしますが…
手のかかる子供ほど可愛いと言いますが、似ているような心情なのでしょう。

日本ハムが本拠地の札幌ドームで25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
日本ハムは4年前まで後楽園球場を本拠地にしておりましたが、40,000人を集めた巨人軍の試合後、日本ハムの試合に同じ後楽園球場の動員観客数が2,000人と20分の1と言う時もあったそうです。草野球のようなまばらな数の観衆を前に、選手達が本気で仕事する気にもならないと思います。当然、良い選手も育たないし悪循環となっていたようです。

北海道はサッカーがイマイチ期待はずれ…5ヶ月も凍る大地で他の地域より、物理的に経済疲弊が激しい地域です。それゆえに日本ハムの札幌を根拠地にする事で北海道民が燃えに燃えました。連日、観衆が札幌ドームに足を運び、順位が低かった時でも観客が途切れることがありませんでした。選手たちは大観衆に奮起し、北海道に来てから3年目でリーグ優勝を果たす事が出来ました。後楽園球場にいた時と同じチームとは全く思えない、雰囲気が全然に異なります。観衆と選手が一体になれる相乗効果なのでしょう。
これが郷土愛なのか…

それにしても駒大苫小牧の田中投手を日本ハムに入って貰いたかった…
ドラフト制度で仕方ないと言えども、互いのチーム同士が地域性を優先する寛容を求めたいものです。

写真は昨夜、日本ハム優勝で沸き立った札幌、大通り公園をファース本部、札幌事務所の窓から撮りました。
今朝の気温は5度でしたが昨日の仙台の気温と12度も低いのです。
さて、この寒くなった札幌の街がまた日本シリーズで沸騰するのでしょうか。
郷里を愛する純粋な気持ちは実に清々しいものですね。
家づくりも、自分の造った家を愛し、建主さんを愛し、携わった人々を愛し、必然的に自分自身を愛せるのでしょう…
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現場が真実を語る…仙台~八戸~木古内~北斗市

2006年10月12日 21時25分44秒 | Weblog
高気密、高断熱で省エネである。快適空間である。高耐久住宅である。
安全、安心、健康住宅であるなど…ここに記載された事柄の全てに基準がありません。
住宅業者が自分勝手に言葉を作って氾濫させているだけです。
耐震偽装事件で話題になり、その後、逮捕されたマンション販売業者がおりましたが、彼の会社のCMが「安全、安心、快適」を羅列したものでした。しかし、結果は住んでいる人に、不快、不安、危険を与えたのですが…言葉だけでは信用が出来ません。

人の思いや感情が一人歩きをして、他人に真実と異なるイメージを与える事がしばしばあります。特定の学者の言葉を信用してしまい、そのように思い込んだ人の潜在観念を払拭するには大きな苦労を伴う事があます。信頼できる文献に記載していたとか、全国紙に載っていたとか、親友から心底に語られたとか…すべてが断片的な情報が元になっています。

家づくりにおいては、多くの情報が飛び交っております。その情報源の殆どが一部の学識者や特定の業者の意図に基づいたものです。その情報源の関係者自身がお金を戴いて家を造ったり、足場の上に上がって断熱材の充填作業を行なった事の無い人々です。
特に学識者と言われる方々の影響力は非常に大きいのですが、彼らもまた出来上がった住宅に責任の持てる人々ではありません。
家づくりの現場には結果に対する責任が伴わなければなりません。学識者や広報媒体などの影響が絶大ですが、彼らは何の責任も取れないのです。

家づくりにおいては、現場(工事現場・新築住宅の生活現場)が真実を語っています。
生涯メンテナンスは、その建築地の地域に根付いた地域密着の工務店が施工して、行なうのがもっとも理想的な姿となります。まさに真実が現場にあり、住む人が真実を語らなければなりません。

写真は今日10月12日仙台市内のファース加盟工務店、武海建設さんのファースの家、展示住宅現場で撮りました。弊社、東京事務所の中島と向かって右が武海建設、お客様担当の早坂淳一さんと㈱武海建設の萩原社長さんです。写真のファースの家は、杉の木をふんだんに使用し、ファース特有のダイナミック吹き抜けと純和風の佇まいを匂わせた、情緒性の溢れた空間です。まさに現場に精通した萩原社長のこだわりの作品です。

これから家を求める方々は、先ず、現場を見て、体験して、実際に住んでユーザーさんの実体験を傾聴することが、悔いの残さない家づくりの大きなポイント言えるでしょう。

今日は武海建設さんで半日を過ごし、その後、東北電力本社を表敬訪問をから新幹線とスパー白鳥を乗り継いで北海道の本社に戻りました。
山形、仙台あたりは近くて遠い地域…九州の鹿児島へ行くより時間がかかるんです…
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ファーストクラス(ファースと暮す)会とは…山形~米沢~福島~仙台

2006年10月11日 21時58分16秒 | Weblog
ファーストクラスの言葉からは、ブルジョア的な要素を感じます。
ファーストクラスとは、金持ちが、お金にものを言わせて、居心地の良いスペースとサービスを受けられる飛行機のサービスの事のようです。しかし、いつかはエコノミー(普通席)から脱皮して、ファーストクラスのサービスを受けたいと思うのも良いのではないでしょうか。日本はインドのカースト制度はありません。誰にでもファーストクラスに乗れるチャンスがあるのです。

今回は山形県米沢市のファース工務店である、相田建設さんがつくったファース・ユーザーの会長さんのお宅を訪問いたしました。このユーザーの会の名前が、何と「ファースと暮す会」なのだそうで、相田建設の相田社長が命名したそうです。
相田社長の発想は、決して金持ちだけが住める家ではなく「選べる人、選べれた人が住める家」と言う事から「最も賢い人々の会」と言う意味を込めて名付けたそうです。

ファースの家は、質の高い床壁天井からの輻射冷暖房空間、普通住宅の3分の一の冷暖房省エネ、湿度管理で完璧な健康空間、90年間の高耐久認定、大震災にも絶え得る耐震性能など、住んでから本領を発揮する性能を持ちながら、価格は大手ハウスメーカー並みでフルバージョンの仕様を装備できます。本当にそのような性能が確保されているのかどうかは、ファースの家に住んでいる方々から直に聞いて戴く事が賢明でしょう。
そのような賢明な方々でつくった会が「ファースと暮す会」なのです。

山形県の仲間や他の地域のファース工務店からもこの「ファースと暮す会」を使用してユーザーの会をつくりたいと言う要望が相田社長に寄せられているそうです。
相田社長は快く、工務店名を頭につけて使用するよう、許可を与えたそうです
「○○工務店・ファースと暮す会」と言う使い方で使用するよう求めています。

写真は今日10月11日訪れた米沢市に相田建設さんが5年前、米沢市管内に始めて建築したファースの家で、相田建設・ファースと暮す会、初代の会長さんお宅、石塚邸で撮りました。向かって左から相田建設の相田社長、建主さんの石塚薫さんと奥様の久子さん、右が相田建設、お客様担当の斉藤さんです。ここのユーザーの会は、石塚会長さんご夫妻と二宮さんご夫妻、青木さんご夫妻の、ファースユーザーさんどおしが、そのご縁を通じて、家族どおしのお付き合いが出来る様になったそうです。今日も石塚さんの奥様の明るい笑顔と楽しいお話に、時間を忘れる一時を過ごさせて戴きました。

今日は山形から米沢市、福島経由で仙台に移動する強行軍でしたが、石塚さんの奥様の笑顔が大きなパワーになりました。感謝!!!


ファースの家
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独裁者の末路…北斗市~函館~東京~山形

2006年10月10日 22時34分14秒 | Weblog
隣国に何とも怪しい国が存在しているものである。
石油などの天然資源も無く、また見つけ出そうともせず、農耕物の資源も無く開拓をしようもせず、森林資源も伐採しつくし、人的な資源もなく教育を行なうことも無く、ただただ他国の援助に頼るしか生き延びる方法が無いのである。にも関わらず、頭を下げて物乞いをするのを嫌がるのである。あとは刃物を持って脅し、食べ物を得ながら生きている。
挙句の果て、国家が、他国の人々を拉致して自国防衛に利用したり、国家をあげで偽札をつくり、偽タバコを製造し、麻薬を作らせて外資を得ているのである。

自国の国民を飢餓に曝せてまでも、軍備を拡大するのは、ただ自分の体制を維持し続けなければ、自分の命が危うくなる事を一番に恐れているのです。つまり、自国の国民の生命、財産などを守り続けるという意識など全く持ち合わせておりません。自分の家族も親戚も信頼できず、ただひたすら自分だけの命を守ろうとするめに…このような独裁者をトップに持った国民を本当に哀れに思います。

この独裁者は、生まれた時から自我のためにだけに生きる術を身につけるような環境にいたのでしょう。独裁者の親もまた独裁者だったのです。このような独裁者の末路はベッドの上で穏やかに死を迎えることなどなりありませんでした。過去の独裁者の死に際の哀れだった事…しかし、この隣国の独裁者の親はベッドで死期を迎えた事が彼の野放図な人生に拍車をかけたようです。自分の命を守るために家族や国民の命までも厭わないのです。

この独裁者、自己主義者のためにどれだけの人々が苦しめられているか計り知れないものがあります。あの独裁者に制裁など何の効果も無いと言われます。制裁をして被害を受けるのは、何も罪の無い国民大衆なのです。どんな制裁を受けても、独裁者とその取り巻き連中が食べるのに何の不自由も起きないからです。何カ国協議、国連決議などなど…なんの効果も期待できません。

この独裁者に、100万人を一気に殺戮出来る原子爆弾を持ったとなれば、容認できるはずがありません。核保有国などに断じてしてはなりません。独裁者は自国民、拉致被害者だけでなく、周辺国民まで人質に取ろうとしているのでしょう。
飢餓に喘ぐ多くの国民を救うには、独裁者とその取り巻き連中を一網打尽にしてしまわない限り、多くの国民の命を更に更に危うくするのではないでしょうか。

写真は今日10月10日、東京経由の新幹線の車窓から、栃木県あたりの停車駅で西空に暮れ行く太陽を撮りました。
あの沈む太陽の下辺りに恐怖に慄く独裁者の国があるのです。結局、彼が世界で一番、恐怖感に慄いているのでは…

家づくりにおいても何人も独裁先行すると禍根を遺す事になるでのです。
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雨漏りの無い家づくり…天童市~東京~函館~北斗市

2006年10月08日 18時15分21秒 | Weblog
竣工して引渡し、雨の時にその建主さんから電話がかかってくる時の要件…雨漏り!!!
雨漏りは電話をする建主さんの気持ちになれば、この上ないストレスになっています。
壁も床も天井も新しいのに汚される雨漏りトラブルは、最大の招かざる事象であり、虚しさすら込み上げてくるのです。新しい家が汚されて、心まで汚される思いでしょう。
その気持ちを押し図れば、施工した工務店側も最大のストレスに違いありません。

雨漏りはユーザーさんだけなく、施工工務店にも大きな負担となります。
また、多くの雨漏りトラブルの要因が中々特定出来ないものであり、ユーザーと工務店の心の負担を大きなものにします。特に風の伴った雨の場合は、その時の状況で雨漏りを起したり、全く起さなかったりの厄介な事態になる場合があります。
また、屋根の雨漏りより、壁や下がり壁、開口部周りからのものが多くあり、その箇所を特定するのが更に困難なものです。

我々も過去の多くに新築物件で雨漏りトラブルに遭遇して参りました。特に現場サイドで、流れ作用的に雨漏り対策施工をするのではなく、様々な雨漏りの事態を想定して作業を行なうと、かなりのトラブルを防ぐようになります。先ず、ハードより、意識(ソフト)して施工にあたらなければなりません。平成12年以降の新築住宅は雨漏りが起きた場合、瑕疵担保籍責任の対象となるため是が非でも雨漏りのしない家をつくらなければなりません。

ファース・グループでも12年以降、絶対に雨の漏らない施工法(面防水法)を開発して加盟工務店さんに指導しております。ファース本部のハウジング事業部が施工する家もこの面防水方式を採用してからの雨漏りトラブルは皆無になりました。これはコーキングなどで行なう「線」防水や「点」防水ではなく、全面の「面」で行なうもので、防水シートの端末の納め方法に工夫があります。
家づくりは、省エネ、快適性、耐震性、高耐久性などの性能は勿論ですが、この雨漏りの起さない工夫もとても大事な要素です。新築前のお施主さまは、よもや雨漏りなど、想定もしておらず、その事象が出てから大変な衝撃を受けるのです。

写真は今朝、滞在していた山形県上空で撮影しましたが、大雨を降らした不気味な雨雲が渦を巻いておりました。地上で雨に叩かれてその雲を上から見るのも奇妙なものです。
この雨雲の下では多くの雨漏りトラブルで不幸を招いているのではないでしょうか…
今日も天童市でご御飯、東京で昼ご飯、そしてこれから帰って自宅で晩ご飯を食べます。
明日は人並みに休養を…
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ユーザー友の会とは…山形~天童市

2006年10月07日 22時30分33秒 | Weblog
家づくりにおいて情緒性ばかりに委ねられていてはなりません。勿論、家づくりには外観、内装、間取りなどの情緒性も大切ですが、何と言っても住んでから「良かった」と言える家の基本性能を欠かしてはなりません。日本のハウスメーカーは、このうわべだけの情緒性だけを醸し出して受注するのが大得意です。
その情緒性を上手に構築出来ないのが地域工務店の泣き所とも言えると思います。
情緒性だけに気を取られ、基本的な家の性能を無視した結果、寒い、暑い、カビ、ハウスダスト、シックハウス症候群などや更に暖房費や冷房費が高くついたりなど、住んでから様々な問題に突き当たる場合があります。

住んでから快適だ、と言える家の性能を建築前に理解して戴くのは大変に困難な事です。
家を売るためには、外観や内装など、目で訴える事の方がはるかに容易です。このため日本の家づくりの多くが、この売りやすい所に主眼を置きがちになります。
住宅業界に限らず、多くの企業が顧客第一主義、顧客満足度などを唱えておりますが、家づくりにおいては、住んでからの満足度が大きく問われる事になります。
顧客満足度を高めることは言うまでもありません。しかし、その家づくりの携わる大工さん、左官屋さん、内装屋さん、建具屋さん、設備屋さんなどの協力業者さんも、建主さんと一緒になって家づくりを楽しみ、ともにその喜びを分かち合える環境が必要です。

写真は山形県天童市のファース工務店、東住宅さんのファース・ユーザー友の会、設立総会で撮りました。藤木朗さん、佐藤文朗さん、鴨田さん、鬼島さん、荒井さん、青柳さん、阿部さん、藤木豊太郎さん、星野さん、白田さん、村山さん、佐藤榮克さん、秋葉さんの皆さんで、東住宅・ファース・ユーザー友の会が設立されました。
東住宅さんは、協力業者さんの会でアフター会を早くから立ち上げて、協力業者さんと一体となりユーザーさんをアフターする仕組みを作って参りました。今回、更に念願だったファース・ユーザー友の会が設立されました。

ユーザー会と言えば、大量生産で家を売捌いた住宅会社の被害者ユーザーの会がありますが、施工工務店を応援するために創られるユーザーの会は少ないと思います。
ファース・グループでは相次いでこのようなユーザー友の会が設立されております。
東住宅ファースユーザー友の会、初代会長となられた阿部賢一さんは、ユーザー会で東住宅さんの営業をサポートするのだと力強く宣言して戴きました。
工務店や我々が言うより、実際に住んでおられるユーザーさんが、これから家づくりを考える方々をモチベートする方が、はるかに説得力があります。

今日は一日中、雨に降られましたが、写真のような笑顔いっぱいのユーザーさんに出会い、心爽やかな一日でした。ユーザーさん、そして協力業者さんに感謝!感謝!!
ファースの家
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家の資産価値とは…川辺町~西川町~河北町~東根市~山形

2006年10月06日 21時44分46秒 | Weblog
一般的な家庭での生涯年収は約2億(税込み)程度だといわれております。
戸建木造住宅を建てる場合、大多数の人が1500万から3000万(平均的な)という一生に一度の大きな買い物をする事になります。その家の寿命が約30年で、建て替えられているという現実があります。例えば2億円の生涯収入で、2千万円(金利は別途かかる)の買い物をして、約30年で建て替えるのであれば、家の寿命があまりにも短く、これでは到底、資産とか財産とは呼べないのが現実です。

外国での住宅の寿命でアメリカやイギリスは100年以上、フランスやドイツでも80年以上の建て替え年数が常識です。なぜ日本の住宅は、このように寿命が短いのかを考えたとき、様々な要因が考えられます。
日本の気候風土が、多雨多湿で建物を構成する木材の含水量が増加して、腐朽菌を発生させていると言う要因に行きあたります。そこには、暖房や冷房、そして換気などの温熱環境の性能に対して根本的な家の性能が確立していない事に気付きます。  

日本の建築の場合、多くが個別暖房がメインになっております。冬場に暖房機のある居間は25度、隣接している部屋の気温が10度などの家も少なくありません。その温度差の中に潜むものが湿度であり、それが結露となって表面化します。
窓ガラスのように目に見える結露ならば拭き取ればいいのですが、壁体内では、木材が結露にさらされ数年でカビが生えたり、シロアリの被害を受けたり、さらに釘がさびてしまうなどの弊害を持たす場合が多く発生します。しかし、日本の住宅が30年で朽ち果てる訳ではありません。このような問題が相次ぐ事で住む人のストレスが増大し、居住者が30年以上住む意欲を失って叩き壊しているのが現状なのです

高気密、高断熱と言う住宅がトレンディーになっていますが、これも手放しで採用すると室内の汚染空気、防暑対策、内部結露の助長など、思わぬ弊害が起きる場合があります。ファースの家はこのような課題を一つ一つ検証して克服した、夏冬双方の期間に通用する高性能システムを実現していますが、住む人が住むほどに愛着が浸透させるためです。

今日は雨の降り続く中を山形県内のファース工務店である、川辺町の藤建設さん、西川町の佐藤建設さん、河北町の高梨建設、東根市の創夢空間さんの四社を訪問致しました。
高梨建設の専務さんからファースの家の特徴で最も特化しているのが、資産価値の経年するごとに高まる事をもっとアピールするように提案を受けました。まったくその通りであると実感です。そのアピール方法を研究することになりました。

写真はそのうちの佐藤建設さんで撮りました。向かって右側が社長の佐藤重信さん、左が宇佐美隆さんです。佐藤建設さんは人口7000人程度の西川町ありながら、順調にファースの家を受注しております。四社訪問で家の資産価値について意見交換を行ないました。

ファースの家
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社会性が備わる教育とは…北斗市~函館~東京~山形

2006年10月05日 20時17分02秒 | Weblog
企業は社長が変われば会社が変わると言います。実際に経営者自身が自らが変革したり、経営者そのものが入れ替わったりで、大きく変貌した企業を見てきました。
学校も校長が変われば校内事情が変わります。私もこの十数年間、PTA活動や学校評議委員として小中学校を客観的に観察してきましたが、確かにその様相が伺えます。

その学校に通う子供たちの感性により、厳しい校風にフィットした学校もあり、また、穏やかな校風がフィットした学校もあります。地域環境、社会環境から子供達の感性が育ちます。その子供達の感性を見間違えると荒れた学校となる場合もあります。
子供達の感性から学校の校風が生まれ、そしてその校風が定着して行くのだと思います。

定着した校風が子供達の雰囲気となり、その学校を卒業した時には校風が人格にまで浸み込むと言われます。良い学校とは…
排出される子供達が明るくて学力も人間力も優秀である言う事だと思われます。
特に協調性、寛容性、包容力などの社会性、そして優しさや厳しさなどの人柄、人格など、その人間力が社会人となった時に存在感を増すのだと思われます。

戦後の教育指針では、学校で教師が子供を殴るのは暴力行為として処罰される事になっています。しかし、私などは随分、殴られましたが先生が処罰された事はありません。
今のように問題にならなかっただけだったのかも知れませんが、この問題にならなかったのが、現在と大きな違いでしょう。教師が「殴った痛み」は、子供に与えた痛み以上に教師自身がその痛みを感じなければなりません。
私が小学生の時、私を殴った先生は顔をクシャクシャにして涙しておりました。
殴られた痛みより先生の涙の意味を知って気付くのですよね。
今でもそのような先生は存在します。

写真は今日5日、開催された北斗市立上磯中学校の文化祭で、合唱フィスティバルで二年生部を撮りました。40名の一クラスずつ、1年2年3年の全クラス、全生徒が参加して、其々練習した来た合唱を披露します。700名の全生徒が1000名の聴衆を前にしたステージで歌を歌うのです。この学校では校長、教頭、教員が生徒と一体になった学校教育を行なっているようです。教師は、子供達から多くを学びとり、その学習したノウハウをアレンジして生徒に授けます。学校とは学問と社会人となってから最も必要な社会性を身につける場所でなのでしょう。

一人では生きてゆけない社会の現実と向き合った時、人々との支え合いが要となります。
今日、全校生徒が一人残らず参加するイベントでその社会性を学んでいるようでした。
家づくりの真髄も多くの方々の支え合いが絶対条件です。
今日は快晴の北海道を飛んで大雨の東京経由でどんよりと曇った山形にやって来ました。
明日は山形市内の工務店を訪問いたします。
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先生と呼ばれる勘違い…北斗市

2006年10月04日 18時25分46秒 | Weblog
学校の教員を先生と呼びますが違和感はありません。病院の医者をも先生と呼びますがこれも違和感もありません。弁護士をも先生と呼ぶのも違和感がないのですが…これは慣例、風習からくるものでは…ところが先生と言う呼び名はいたるところで使い分けられております。国会議員や都道府県議員、市町村議員を先生と呼んでいますが、落選すればただの人になり、いささか先生と呼ぶことに違和感を感じます。

教員、医者、弁護士を先生は呼ぶものだと言う観念が根付いてきましたが、それ以外の方々を先生と呼ぶときは、そのように呼ぶ方が、その時の雰囲気で使い分けているのが実状と思われます。つまり都合の善い時だけが先生なのです。
面と向かって先生と呼び、振り向いたときにはただの人…

心から先生と呼ぶ人にとって、その対象者は、常に畏敬の念を持っており、自分にとってとても尊敬し得る方であればこそ自然に「先生」と言う言葉が発せられるのでしょう。
私も講演の講師で出向きますと「先生」と呼ばれ「先生」と紹介されますが、会場を一歩でるとただのオジサンです。建築士として現場に赴きますと先生と呼ばれるときがあります。決して嬉しくはありません。彼らは使い分けている訳ですから…
ある建築士が顧客に先生と呼ばれなかったので、とても不機嫌だった言う話を聞いたことがあります。勘違いも甚だしいのでは…先生と呼ばれるに値しなかったのに…

先生とは「先ず」「生きている」とも意味します。また「先に」「生まれた」とも意味します。
文字から伺える事は決して尊敬されているからこそが「先生」では無いような気もします。
ところが「先生」と呼ばれ続けていますと、いつしか勘違いをし、先生と呼ばれるに相応しい偉人になったように思い込み、横柄で横暴になってしまう人も実際に存在いたします。

大学教授で先生と呼ばれ続け、現場の職人達を下々と見下げ、自分の描いた理屈どおりにいかいない場合、すべてそのような現場の施工技術のせいにする建築学者もいます。
このような人を心から尊敬できますか…

地域の方々から「大工さん」と心から慕われいる地域密着の工務店経営者がおります。
お金持ちではありませんが人からの頼み事は、いつも気持ち良く引き受けてくれます。
心豊かでいつも笑顔が溢れています。
先生と呼ばれなくともいい…金持ちでなくともいい…
関わる人達といつも笑顔で過ごせる方が素晴らしい人生なのではないでしょうか…

写真は10月4日の今朝の執務室でのスナップです。今日は当方の誕生日ですが、社員全員で大きな花束を贈ってくれました。
この年の誕生日は嬉しくありませんが皆の気持ちが嬉しいのです。
ありがとう!!!

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学びを止めれば一気に衰退する…北斗市

2006年10月03日 18時21分15秒 | Weblog
私達が、現在の環境を現状維持するためには常に勉強と情報収集が必要です。
時代は凄い速さで変化しており、この時代変貌に追随するため、常に新しい情報を持つ必要があります。
情報収集とそれを分析する勉強は、歩みの進める足元を照らすヘッドライトの役目を果たすのだと思います。
スピードが速くなればなるほど、足元の灯りが明るくなくてはなりません。
現在のような猛スピードの時代には、勉強と情報収集を怠れば一気に足元が絡まって立ち往生することになりかねません。

人生は自転車操業のようなもの…歩みを止めれば一気に失速してしまいます。
人は生まれた時から死ぬ宿命にありますが、誕生した時から成長が始まり、時間の経緯とともに体力が変貌すると同時に周りの環境も常に変貌して参ります。
自分と一緒に、親も兄弟なども年をとり、成長期から成熟期、そして衰退期を過ぎ、生涯を終えるのでしょう。
その時期、時期に即応した対応を行なわなければ、周りの人々に違和感を与え迷惑をかけ、結局、一番、不幸になるが自分自身なのですよね。
賢い生き方は、常に勉強し情報収集で周りの環境をサーチし、適切な対応をする姿勢が必要でしょう。

工務店経営も自転車操業のようなもの…自転車はある程度以上の速さでぺタルを漕がなければ転んでしまいます。
企業の自転車操業も一定以上の仕事を受注出来なければ倒産してしまう事を言います。
買掛金を決済しなければ、次の仕事を受注しても、材料や技能を調達出来ません。支払いのためだけの受注活動で、余裕が無く、受注が出来なければ資金が回らず、たちまち破綻して終う事を自転車操業と言っております。

過去からあった資金の豊富な工務店者は、自転車操業などでは無いと思っている経営者も多いと思います。しかし、資金だけあったとしても、情報収集をせずに勉強を怠った時期が続くと、その時代の顧客ニーズ、時代ニーズについて行けず、一気に衰退し始める場合があります。そのような工務店経営者は元々、修羅場を経験しておらず足腰が弱いため強かに衰退期を乗り切る活力を持っていないため、脆くも破綻するケースが多くあります。

写真は今日3日、ファース本部、本社を訪れた、奈良県吉野郡大淀町のファース新規加盟工務店、(有)山崎ハウジングさんご一行で、施工体験ブースで撮りました。
向かって左からIAキッドの説明役で弊社、研究開発室の久保田公明、山崎ハウジング、文山成好さん、木工事担当の東田明宏さん、設計担当の木村建築設計の木村和彦さん、山崎ハウジング社長の山崎稔明さん、施工説明役で弊社ハウジング事業部の近江松男です。
山崎ハウジングさんは奈良県で堅実な住宅会社を経営されておりますが、時代背景に合わせて冷房対応型住宅のファースの家に注目して、我々のグループに参加されました。
皆さんが熱心な勉強ぶり…経営が安泰なうちにと、ノウハウ蓄積をはかっております。
ファースの家
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約束を守る事で成立する人間社会…北斗市

2006年10月02日 19時14分21秒 | Weblog
狼に育てられた子供が実際に居て、その子供を人間社会に救い出し、育てようと試みたが太変に困難だったそうです。
言葉は勿論、四つん這いのまま、立って歩く事も出来なかったそうです。
人間は人間に育てられて人間になるのですね。
人格を磨くと言いますが、人を磨くのは、人と言う研磨剤を使用しなければ磨き上げる事が出来ません。
ダイヤモンドを磨くにはダイヤモンドを研磨剤にしているのと同じ事です。

人間社会が他の動物社会と大きく異なる点は、言語を持ち、知恵が働き、喜怒哀楽がはっきりしている事だと言われております。悔し涙、嬉し涙を流すのは人間以外の動物にはないことなのだそうです。また、人間社会を円滑に構成するするためには、約束、ルールを守る事が鉄則と言われています。
時間など、必要最低限の約束を守れない人は、必然的に人間社会から逸脱してしまいます。

昨今、高校の式典で日章旗と国歌に敬意を表す事を強制する事は憲法に違反すると言う判決が出て話題になっています。日章旗や国歌を強制的に強要するものでない事は事実でしょう。しかし、集団の中での規律や約束ごとを訓練する事は、生存競争の厳しい社会人となったとき、とても必要な事であるとも思えます。社会性とは集団の中の規範では…

その昔、日章旗と国歌は戦争のための応援旗、応援歌をして用いられました。
戦争の象徴だった日の丸を平和国家構築のために使ってはならないと言う事です。しかし、多くの血を流した戦争の旗頭であった日章旗を掲揚し、応援歌を斉唱しつつ二度と同じ間違いを繰り返す事の無いよう、心に刻み誓うのも建設的だと思うのですが…

過去の呪いがあるからこそ、その呪いを取り払い、平和国家を樹立するために同じ日章旗と国歌を応援旗、応援歌にしてゆくためのプロセスにこそ意味があるのだと思われます。
汚いものを隠すのでなく、綺麗に仕上げて行く過程にこそ意義があると思うのですが…

世の中には様々な考えを持つ人が存在します。私が上記のような考えを述べても賛同する人もおり、まったく別な考えを持つ人も多く存在することでしょう。このような多くの人々が分かち合いながら人間社会が成り立つのですが、その前提は約束、ルールを守ると言う事だと思われます。
人間社会の人間としての在り方を互いにもう一度、精査しあってみたいものです。

我々の行なっている家づくりは、人間社会の典型的な構築の仕方を凝縮しているようにも思われます。
写真は人間社会の喧騒と関係なく、濃い緑に仕上がった今日、会社の前の樹木ですが、約束どおりに今年も濃い緑の葉っぱを開いています。
ファースの家
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