春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

平和主義の猿 テングザル

2009年08月05日 16時06分48秒 | 思想信条

米有権者の61%「原爆投下は正しかった」 
【ワシントン=黒瀬悦成】米キニピアック大学(コネティカット州)の世論調査研究所は4日、米国による64年前の広島と長崎への原爆投下について、米国の有権者の61%が「正しい行為だった」と回答したとする全国世論調査の結果を発表した。
「間違いだった」は22%で、米国人の圧倒的多数が原爆投下を支持していることがわかった。


アメリカがやった日本人(非戦闘員)虐殺は、原爆だけではなかったのは、周知の事だと思います。
アメリカの攻撃機は、まず大都市の周りに、火の柵を作って逃げられないようにしておいて、
都市全体に絨毯を敷きつめるように、焼夷弾を落として行ったそうです。
先日たまたま見たブログに、日本本土の絨毯爆撃を計画実行させた軍人達が、
「此れでアメリカが負けたら、われわれは確実戦犯だな。」と言い合っていたと言う話が載っていました。
勝てば官軍(正義)と言うのは、日本国内だけのことではなく、世界の常識なのでしょうね。
勝った国が正義の戦争をしていたと言うわけではなく、戦争に不正義はつき物であろうかと思います。

日本人は世界的に見たら、正義を愛する人が多い国のうちの一つといっても良いのではないでしょうか。
日本のような国は、不正義の戦争は言うまでも無く、正義であっても戦争などしないことに、決めておくほうが、身のためなのではないでしょうか?
悪辣さにおいて、比べ物にならないような国と戦争などしても、かないっこないと思いませんか?
幸い日本人は頭は世界的に見ても良いほうらしいですから、
戦争などしないで生き抜く方法を、考え出せるのではないでしょうか。

この前の土曜日、NHKテレビの「ダーウィンが来た」で、テングザルの生態を映していました。
テングザルは、根っからの平和主義者で、他の動物と争わないでよいように、
胃のつくりが改造されていて、まだ熟れていない木の実を食べる習性に、
長い年月をかけて自分を改造したのでした。
テングザルが安全なところを選んで寝ている時に、ずっと小さい猿がその場所を横取りしようと、追い出しに来たら、
当初ちょっとは、怒ったそぶりで相手を追い払おうとはするけれど、
すぐに諦めて、おとなしくその場所を、明け渡してしまうのでした。
不甲斐ないと言えばふがいない限りなのだけれど、ある意味賢い生き方を選んでいる猿だと感心したものでした。
寝場所を見通しの良い場所から、そうでない場所に移ったからといって、
すぐに何かに襲われると決まっているわけではないのだから、
いらぬ諍いをして怪我をするよりは、大人しく明け渡すほうが余程賢いと言うものでしょう。
他の猿達は、自分達の食料である木の実を、熟れる前に食べる猿がいると言うことに、
全然気が付かないから、
テングザルはのんびりと、好きな餌を食べる事が出来るのです。
時に木の実が足りなくなったら、河向こうの森に行く為に、
勇敢に河にダイビングする勇気は持っているのです。
テングザルたちは次々と高い木の上から、河の中に飛び込んでいました。

平和主義の鏡のような猿だと思いました。
テングザルの生体を見ながら、日本も賢く平和主義を守って、生き延びる知恵を磨く事に徹した方が、良いのになと思ったのでした。