春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

民主党のFTA発言のニュースで思ったこと

2009年08月14日 15時44分55秒 | Weblog

軽率さを露呈した民主-対米FTAの公約入りで波紋悩みの種の農林水産品(世界日報平成21年8月14日)
 民主党が政権公約で当初、米国との自由貿易協定(FTA)の締結を掲げ、自民党や農業団体が「農業の崩壊を招く」(JAグループ)と猛反発したことで、関心を集めたFTA。東南アジア諸国やメキシコなど、既に締結した国との交渉でも、日本政府が悩んできたのは農林水産品の市場開放で、常に神経を使ってきた。こうした経緯があるにもかかわらず、衆院選を目前に控えたこの時期、唐突に対米FTAを持ち出して波紋を広げてしまったのは、民主党の軽率さを露呈したと言える。

 ◇金魚もバナナも

 シンガポールは、日本にとって最初のFTA締結国。「農林水産品の輸出国ではないので、利害の衝突が少ない」(外務省関係者)点を考慮し、交渉相手に選んだのが実情だ。それでも、日本側が関税撤廃の対象外とした品目は存在する。その一つが金魚だ。

 日本の金魚は国産が主流だが、中国やシンガポールなどからの輸入もある。輸入品が増えれば、愛知・埼玉両県などの業者の経営を圧迫しかねない。また、特定国の産品の関税をゼロにすれば、他国からも同じ条件を要求されるのは必至だ。

 こうした事情から「最初の交渉なので、慎重に対処した」(経産省関係者)結果、2002年11月発効の両国間のFTAでは「金魚の市場開放」は見送られた。その後、07年9月に経済連携協定(EPA)として改定した際、日本が譲る形で関税率の段階的削減・撤廃を盛り込んでいる。

 フィリピンとの交渉では、同国の主要産品であるバナナが問題になった。日本は「消費者のバナナの購入量が増えると、その分、国産のミカンやリンゴが売れなくなる恐れがある」(農水省関係者)と主張。他の果実への打撃を回避するとの論法も持ち出し、税率の小幅削減にとどめて押し切った。

 ◇用語が「騒動の元」

 対米FTAへの強硬な反対に直面した民主党は「締結」を「交渉を促進」に変更。「コメなどの重要作物は、簡単に関税を撤廃させるつもりは毛頭ない」(鳩山由紀夫代表)と、混乱を静めるのに躍起となった。

 ただ、国同士の交渉では、自国の利益の拡大を図るのは当然。米国の対日輸出額の上位には小麦、豚肉など日本が「守りを固める品目」(農水省国際部)が並び、輸出拡大の余地があるのも、それらを中心とした農林水産品だ。である以上、仮に日米が交渉の席に着くなら、対象外とすることは「あり得ない」(石破茂農水相)。
 ところで、通商交渉に精通した政府筋は「FTAという用語が騒動の元」と指摘する。FTAには「関税を取っ払う」(石破農水相)印象が付きまとう。このため、自由化が進んで国内の農林水産業が壊滅するイメージを喚起し、反発を招いた面が否定できない。 民主党は公約で、外交・安全保障政策を日米関係重視へと軌道修正した。「その姿勢と対米FTAは不可分」(政府筋)とみて良いが、その際、日米両国が一段の関係緊密化に向けて努力する内容で、数値目標などは定めない「『協力協定』のようなものを打ち出す方が望ましかった」(同)との見方もできる。具体的成果を求められるFTAを取り上げて論争の種をまいたのは、不用意だったかもしれない。


先日から耳にしていたFTAの問題点を詳しく記した記事が有ったので、勉強させてもらった。
(今頃こんな事を言い出して恥ずかしい限りだけれど・・・・・)
今まで保護されていた品目の関税が、突然撤廃されたりしたら、
生産者には死活問題になりかねないから、神経過敏になるのも仕方ないかもしれない。

政治というのが如何に大変な仕事であるかを、再認識させられた思いである。
民主党も政権に就いたら、やっぱり官僚を生かして使わざるを得なくなるのかもしれない。
生かして使いながら、如何にして「官僚の利益の為の政治」をさせないように見張るかとか、
此れまでに作り上げていた巨大な特権を、如何にして取り払って行くかと言うことなのかもしれない。