【富山市】『あなたの近所のサッシ屋さん♪』福光ガラス若社長奮闘日記

福光ガラスの3代目、奥さん大好き若社長!日々の仕事ぶりを軽快に紹介!窓・玄関で困ったら『あなたの近所のサッシ屋さん』まで

【規格品がないなら作っちゃいましょう!アルミ梯子を】

2016-09-14 23:45:29 | 若社長の今日
ヤッホッホー、みなさん、お元気ですかぁ♪(´ε` )
本日も若社長!朝から晩まで、西へ東へ、駆けずり回っておりましたよ。
『オギャー』と産声、仕事が産まれる(発生する)のであれば!西は氷見に、東の入善も近い近い、窓でお困りのお客さんが呼んでいるぅ〜オバチャン/オバチャン、自転車に乗る のデコメ絵文字


さてさて、本日ご紹介するお仕事の内容はね。

『福光さんの所って、アルミで梯子って作られたことあるけ?』
聞けば、アルミの梯子を作ってもらいたいとの事。
何もわざわざ作らなくても、規格品で、ホームセンターで安く(?)売っているのでは、とお答えしたんですが・・・、ホームセンターの梯子では求めている物が、ないという。
『何々?』と、身を乗り出して聞いてみると、ビックリ。
某電力会社さんからの依頼で、仕様や寸法にいろいろ要望があり、そこら辺によしかかっている梯子では間に合わないのだと言う。
詳しく聞くと、山の上数十メートルの雲の上での作業で、鉄塔間の電線に引っ掛けて、縦使いでなく、横使いで使うとの事、えっ!大丈夫なん!?
通常の自重たわみに、人が数人乗った場合のたわみを考えると、これはだいぶ頑固な強度が必要なので、肉厚の厚いアルミの材料が必要。
でもそうなると当然重くなってしまうので、重たい物を数十メートル持ってあげるだけでも、『ひぇー』と肩が凝って腕が攣ってしまいます。
なもんで、出来るだけ肉厚を薄くし重さの軽い、且つ強度のあるアルミ梯子を作ってもらいたいとの事でした。
軽くて、丈夫なアルミ梯子ね。

お客さんからの注文は、長さ約5メートルのアルミ梯子を20台。
と言う事でして、アルミ梯子の側板は、6メートル定尺材を40本、問屋さんからの大人買い。

材料が揃うと、おっちゃん部長を筆頭に、一致団結で加工開始ぃ。

ひたすら、定尺材を切断する髭のすぎちゃんに

これまたひたすら、アルミアングルを加工する髭のリュウイチ君



そして、全身アルミ屑まみれで踏み板を加工するおっちゃん部長。
2日目からは長靴履いてのフル装備。
でも、いつの間にか長靴内にもアルミの切子で、『あ〜、いたた、いたた。』とおっちゃん部長。
『おっちゃん、お勤めご苦労様でーす。売り上げ倍増で、儲かったらボーナス奮発しますので〜、頑張りましょうのエイエイオー( ´ ▽ ` )ノ』


おっちゃん部長の仕事の丁寧さにはいつも脱帽。
切断のアルミ小口に、バリがでていないよう、グラインダーで磨くおっちゃん部長!
『おっちゃん!丁寧なお仕事、いつもありがとうございまーす、座布団3枚進呈ぃ♪(´ε` )』
側板に踏み板を取り付けるのに今回工夫を一つ。

通常のビスでなく、耐久性からリベットでかしめました。

でも、ひたすら、ひたすらかしめる作業は握力頼りの手動式。

朝から晩まで、「パッチン、パッチン」リベットをかしめているうちに、じきに握力が麻痺してきます。
今回使用するリベットの本数は、ざっと数百本〜数千本。



かしめる作業が多く、その上アルミの肉厚が厚いので、なおさらです。
腕は疲れる、足は切子でチクチクという事で、現場からは作業改善の要望に、給料アップの直談判のストライキ(笑)
『こりゃ〜いかん。』と、直ぐさま改善に走る若社長!
工具の問屋さんで、電動リベッターなる物を発見。
インパクトの先に電動リベッターを取り付けます。
リベットを握力でかしめることなく、ビスを打ち込むのと同じを要領でトリガーを引くとリベットが打ち込まれますので、力は入りません。
必要なのは、数百本〜数千本日の打ち込む根気と忍耐力ね。
コレは便利便利と、大喜びのおっちゃん部長、あー良かった、腱鞘炎で労災にならず(笑)。
『よーし、ではでは製作期日ギリギリですので、もう一踏ん張り、頑張って20台作っちゃいましょうねぇ〜♪(´ε` )』



JISマークは付きませんが、頑丈に補強もしたので、大、大丈夫ぅ〜っと、若社長の太鼓判に三段腹のビール腹。
だけど、体重制限に体脂肪は低めの方の使用をお勧めしまーす。
数十メートル上、雲の上での作業って、いやしかし!
怖いですね〜、そりゃ〜キン◯マ、縮みあがりますわ。