私は医者から血圧の薬と中性脂肪を下げる薬と尿酸値を下げる薬を処方され服用している。江戸川区の無料健康診断の検診結果表を主治医に見せて処方してもらった薬だ。日常生活に支障はないし医師から○○病と言われたこともない。
薬は飲んでいるものの至って年齢相応の普通の身体だと自分では思っていた。
(落胆 その1)
数か月前、生命保険に加入している国民共済に医療保険を申し込んだ。申込書は病歴や現在の健康状態、服用している薬等細かく書く欄があり、記入が面倒だったので記入する代わりに江戸川区の無料健康診断の検診結果表を同封した。
申告書を適当に書いたり嘘を書いたりするのは嫌だったからだ。もしもの時に免責理由になるのも怖かった。
1ヶ月ほどして共済から通知が来た。
「今回のお申込みはお受けできませんでした」と。
もう医療保険には入れないんだなぁ、と思うと悲しくなった。
自分の身体は保険に入れない身体になってしまったんだとショックだった。
(落胆 その2)
私が初めて献血をしたのは高校3年の時、クラスメートに誘われてだった。
それをきっかけにこれまでに何十回献血しただろうか。最後に献血したのは10年も前のことだ。
先日 付近の駅前に献血車が来ていた。コロナ禍で献血者が減っていて血液が不足していると言う。久しぶりにお役に立とうと思い献血車に向かった。
最初に問診があった。
「現在服用している薬はありますか?」
「はい。血圧の薬と尿酸値を下げる薬を服用しています。」
「薬によっては献血できない場合があります。薬の名前はわかりますか?」
「今薬を持っていないので名前はわかりません。」
結局献血出来なかった。
私は気持ちがスッキリしなかった。家に帰って“お薬手帳”を持って再度駅前の献血車に行った。
お薬手帳を見せると「献血は出来ません」と言われた。血圧を下げる薬がいけなかったようだ。
「もう自分の血は世の中に役立たないのだな」と思うと悲しくなり情けなくなった。
世の中に何も貢献できないまま64年間生きてきた。せめて自分の身体や自分の血で何とか役に立ちたかったのに、若い時と違って今の自分の身体は世の中の役には立たないのだと分かってガッカリしている。
健康を維持することは自分の為だけではない、世の為でもある。という事を改めて認識した次第だ。
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