お経の「般若心経」の現代語訳を載せてみました。興味がある方は読んでみてください。
何冊かの参考書を読んでみましたが、現代語訳が難しかったり、原文からかけ離れた意訳だったりで、原文を読みながらの理解が難しいと思いました。
そこで私なりに、出来るだけ原文に沿った形で訳し直してみました。参考にしていただければ幸いです。
参考図書:「般若心経二六二文字の宇宙」ひろ さちや著(小学館文庫)、「絵解き 般若心経」瀬戸内寂聴著(朝日出版社)、「寂聴 般若心経」瀬戸内寂聴著(中央公論社)
-般若心経-
摩訶般若波羅密多心経。
觀自在菩薩。
行深般若波羅密多時。
照見五蘊皆空。
度一切苦厄。
ほとけの智慧の大切なお経。
これは平安な心を得る為の偉大な仏の智慧の教えであり大切なお経です。
かつて観音さまは、
安らかな心の平安を得る為の智慧の修行をされていた時に、
物も心も、この世の全てのものは、永遠不滅で変わらないものなどない、と言うことをはっきりとお解りになりました。
そうして一切の苦しみを克服されたのです。
舎利子。
色不異空。
空不異色。
色即是空。
空即是色。
受想行識。
亦復如是。
観音さまは10大弟子の1人、舎利子にこうおっしゃいました。
全ての物体や現象は、心がそれを認識すれば“ある”し、心がそれを認識しなければ“ない”と同じ、つまり実体はないのです。
そして、このことは物体や現象だけでなく、感じ方や考え方という心の働き、精神についても同じことが言えるのです。
舎利子。
是諸法空相。
不生不滅。
不垢不浄。
不増不減。
舎利子よ、もっと分かり易く言うと、こう言うことです。
この世の物や事柄、現象など全ては心の認識次第であり、実体というものはないのです。
何もないところから突然に何かが生まれると言うこともないし、理由もなくいきなり物が消滅してしまうと言うこともありません。
汚いとか綺麗とか言うこともありません。
物が増えたり減ったり見えても、それは物が移動したり形を変えただけのことであって、実際には増えも減りもしていないのです。
是故空中無色。
無受想行識。
無眼耳鼻舌身意。
無色声香味触法。
無限界乃至無意識界。
ですから、心が認識しなければ物は無いのと同じですし、
心の働きによるいろいろな想いも、また無いのと同じなのですよ。
眼、耳、鼻、舌、身体、意識、も無いのと同じです。
物、音、香り、味、感覚、思い、も無いのと同じです。
視覚から意識の世界に到るまで、認識する心がなければ、それは無いのと同じことなのです。
無無明。
亦無無明尽。
乃至無老死。
亦無老死尽。
無苦集滅道。
無智亦無得。
以無所得故。
煩悩の源である心の闇もなければ、
その心の闇が尽きるということもありません。
老いや死などの苦悩もなければ、
それら苦悩が尽きるということもありません。
この世の四つの真理とされる、苦についての真理も実は無いのです。
智慧もなければ、得られる悟りも無いのです。
得るべきものが何も無いからなのです。
菩提薩捶。
依般若波羅蜜多故。
心無罫礙。
無罫礙故。
無有恐怖。
遠離一切顛倒夢想。
究竟涅槃。
菩薩の行をする修行者は、
平安な心を得るための仏の智慧により、
心にはこだわりが無くなります。
こだわりが無くなるので、
不安や怖れも無くなります。
現実離れした一切の妄想から脱却することができ、
真に心が平安な世界へ辿りつくとが出来るのです。
三世諸仏。
依般若波羅蜜多故。
得阿耨多羅三藐三菩提。
故知般若波羅蜜多。
是大神呪。
是大明呪。
是無上呪。
是無等等呪。
能除一切苦。
真実不虚。
過去から未来に到るまであらゆる処に存在する諸々の仏は、
智慧の完成によって、
この上なく最高の悟りを得ることが出来たのです。
そうでありますから、人々は仏の智慧を知るべきなのです。
仏の智慧は、神聖な真実の言葉(真言)であり、
素晴らしい霊力を持つ真言であり、
この上ない真言です。
そして、比べようのない最上の真言なのです。
この真言を唱えることによって、一切の苦悩を取り除くことが出来ます。
何故なら、この真言は真実そのものであり、一片の嘘も無いからなのです。
故説般若波羅蜜多呪。
即説呪日。
羯諦羯諦
波羅羯諦
波羅僧羯諦
菩提薩婆訶
般若心経。
それでは、仏の智慧の真言を唱えましょう。
さあ、このように唱えましょう。
ガテーガテー
パーラガテー
パーラサンガテー
ボーディスヴァーハー
往けよ、往け
彼岸の地へ
彼岸到達した者よ
幸いなるかな 悟りあり
これが般若心経、仏の智慧の教えです。
何冊かの参考書を読んでみましたが、現代語訳が難しかったり、原文からかけ離れた意訳だったりで、原文を読みながらの理解が難しいと思いました。
そこで私なりに、出来るだけ原文に沿った形で訳し直してみました。参考にしていただければ幸いです。
参考図書:「般若心経二六二文字の宇宙」ひろ さちや著(小学館文庫)、「絵解き 般若心経」瀬戸内寂聴著(朝日出版社)、「寂聴 般若心経」瀬戸内寂聴著(中央公論社)
-般若心経-
摩訶般若波羅密多心経。
觀自在菩薩。
行深般若波羅密多時。
照見五蘊皆空。
度一切苦厄。
ほとけの智慧の大切なお経。
これは平安な心を得る為の偉大な仏の智慧の教えであり大切なお経です。
かつて観音さまは、
安らかな心の平安を得る為の智慧の修行をされていた時に、
物も心も、この世の全てのものは、永遠不滅で変わらないものなどない、と言うことをはっきりとお解りになりました。
そうして一切の苦しみを克服されたのです。
舎利子。
色不異空。
空不異色。
色即是空。
空即是色。
受想行識。
亦復如是。
観音さまは10大弟子の1人、舎利子にこうおっしゃいました。
全ての物体や現象は、心がそれを認識すれば“ある”し、心がそれを認識しなければ“ない”と同じ、つまり実体はないのです。
そして、このことは物体や現象だけでなく、感じ方や考え方という心の働き、精神についても同じことが言えるのです。
舎利子。
是諸法空相。
不生不滅。
不垢不浄。
不増不減。
舎利子よ、もっと分かり易く言うと、こう言うことです。
この世の物や事柄、現象など全ては心の認識次第であり、実体というものはないのです。
何もないところから突然に何かが生まれると言うこともないし、理由もなくいきなり物が消滅してしまうと言うこともありません。
汚いとか綺麗とか言うこともありません。
物が増えたり減ったり見えても、それは物が移動したり形を変えただけのことであって、実際には増えも減りもしていないのです。
是故空中無色。
無受想行識。
無眼耳鼻舌身意。
無色声香味触法。
無限界乃至無意識界。
ですから、心が認識しなければ物は無いのと同じですし、
心の働きによるいろいろな想いも、また無いのと同じなのですよ。
眼、耳、鼻、舌、身体、意識、も無いのと同じです。
物、音、香り、味、感覚、思い、も無いのと同じです。
視覚から意識の世界に到るまで、認識する心がなければ、それは無いのと同じことなのです。
無無明。
亦無無明尽。
乃至無老死。
亦無老死尽。
無苦集滅道。
無智亦無得。
以無所得故。
煩悩の源である心の闇もなければ、
その心の闇が尽きるということもありません。
老いや死などの苦悩もなければ、
それら苦悩が尽きるということもありません。
この世の四つの真理とされる、苦についての真理も実は無いのです。
智慧もなければ、得られる悟りも無いのです。
得るべきものが何も無いからなのです。
菩提薩捶。
依般若波羅蜜多故。
心無罫礙。
無罫礙故。
無有恐怖。
遠離一切顛倒夢想。
究竟涅槃。
菩薩の行をする修行者は、
平安な心を得るための仏の智慧により、
心にはこだわりが無くなります。
こだわりが無くなるので、
不安や怖れも無くなります。
現実離れした一切の妄想から脱却することができ、
真に心が平安な世界へ辿りつくとが出来るのです。
三世諸仏。
依般若波羅蜜多故。
得阿耨多羅三藐三菩提。
故知般若波羅蜜多。
是大神呪。
是大明呪。
是無上呪。
是無等等呪。
能除一切苦。
真実不虚。
過去から未来に到るまであらゆる処に存在する諸々の仏は、
智慧の完成によって、
この上なく最高の悟りを得ることが出来たのです。
そうでありますから、人々は仏の智慧を知るべきなのです。
仏の智慧は、神聖な真実の言葉(真言)であり、
素晴らしい霊力を持つ真言であり、
この上ない真言です。
そして、比べようのない最上の真言なのです。
この真言を唱えることによって、一切の苦悩を取り除くことが出来ます。
何故なら、この真言は真実そのものであり、一片の嘘も無いからなのです。
故説般若波羅蜜多呪。
即説呪日。
羯諦羯諦
波羅羯諦
波羅僧羯諦
菩提薩婆訶
般若心経。
それでは、仏の智慧の真言を唱えましょう。
さあ、このように唱えましょう。
ガテーガテー
パーラガテー
パーラサンガテー
ボーディスヴァーハー
往けよ、往け
彼岸の地へ
彼岸到達した者よ
幸いなるかな 悟りあり
これが般若心経、仏の智慧の教えです。