これまでに私は部屋に風鈴を付けたことがあっただろうか?
記憶をたどる限りではー、ない。
そもそも風鈴を買った、ということがなかった。
先日、高校時代のクラスメートに暑中見舞いの葉書を送った。
今日、アパートに帰ると郵便ポストに封書が入っていた。
そのクラスメートからの手紙だった。
封筒の中にこの風鈴が入っていた。
可愛らしい2本の金属の棒が真ん中の丸い玉に触れると、とても優しく、そして涼しい音色を奏でてくれる。
私は生まれて初めて風鈴を部屋に吊ることにした。
風鈴の音の響きは、クラスメートの思いやりの気持ちを感ぜずにはいられなかった。
30年以上前に駅で偶然会って以降、以来お会いすることはない。
お会いする機会もない。
ただ高校を卒業してからも季節の手紙だけは出させて頂いている。
彼女は私の初恋のひと、である。
会うことはないけど、手紙だけはずっと交わしていたいー
私には今でもそんな大切な人である。
だから彼女に感謝している。
私の青春時代に現れてくれたことに。
彼女が私の想い出の宝物になってくれた(?)ことに私は彼女に感謝している。
互いに爺さん婆さんになっても、
いつまでも「手紙だけのお付合い」
をずっと続けていける“人”がいることを私は幸せに思う。
で、何々?ビーンさんの「初恋の人」!!!
あっらー、いいわねぇ。
私の片想いで終わりましたが(笑)
機会があるなら、会ってみたいひとです。
恐らくないでしょうけど。