2022.03.24撮影
* 2023年4月24日付で、訂正を入れます。他のブロガーさんが指摘してくださいました。ありがとうございます。
今日のスイセン(Narcissus)は、園芸種の 'Tête-à-Tête'「テ・タ・テ」「テ・タ・テタ」です。
あれ? これ、昨日の園芸種 'Jetfire'「ジェットファイア」と変わらないんじゃ? カップが色違い、というだけで。ごもっとも。でも、「テ・タ・テ」「テ・タ・テタ」の方が草丈が低く、園芸種としても別種なんです。親戚ですけど。
「ジェットファイア」は、原種 Narcissus cyclamineus「シクラメン咲きのスイセン」の形質を色濃く残した園芸種です。よって、ディビジョン6となります。
一方の「テ・タ・テ」「テ・タ・テタ」は、
・片親が、原種 Narcissus cyclamineus「シクラメン咲きのスイセン」
・もう片方の親が、原種 Narcissus cyclamineus「シクラメン咲きのスイセン」と他の園芸種との交配種
でありながら、原種の形質を色濃く残していない、ということで、「その他」のディビジョン12。
Narcissus cyclamineus「シクラメン咲きのスイセン」は、1本の花茎に花がひとつ咲きます。そして、花びらがそり返ります。「ジェットファイア」は、そういう形質です。でも、「テ・タ・テ」「テ・タ・テタ」は、花びらがそり返らないだけでなく、1本の花茎に花が1〜3つつくのです。次の画像をご覧ください。
2006.03.08撮影
学名 Narcissus 'Tête-à-Tête'
開発者 Alec Gray
登録年 1949年以前
産出国 イギリス
ディビジョン12
耐寒区域 3-8
* なぜわたしがこんな勘違いをしたかには理由があるのですが、説明が4段階ぐらいになり煩雑なので省きます。それよりも重要なのは、お詫びをすることです。間違ったことを書き、申し訳ございませんでした。今後とも、気をつけます。
tête-à-tête というのは、意味を英語に訳せば face-to-face(顔を突き合わせて、面と向かって) なんですが、わたしは、どうしても、直訳で head-to-head(頭を突き合わせて)、と考えてしまいます。
直前の画像は、花を上から写したものです。手前のふたつの花は、同じ花茎から出てきています。この感じが(わたしには)tête-à-tête(頭を突き合わせて)、ひたいじゃなくて、こめかみですけど。
うちでは、「ジェットファイア」はたいへん元気に育っています。ゆっくりながらも株を増やしています。でも、なぜか、「テ・タ・テ」「テ・タ・テタ」はうまく行かないんです。育てやすい、と人気なんですけど。育てている人は、バンクーバーあたりには、多いです。
https://blog.goo.ne.jp/flowerconnection/e/7dca2d5eb8bd7bba9346474113fffc6e
でも、モウズイカさん宅では、ジェットファイアの方がダメなんですね。
結局、ちょっとした土のpHの違いとか、西風の当たり方とか、朝日の当たる時間とか、隣に植わっている植物とか、そんなことがチコチコと関係してくるのだと思います。そこまでコントロールできないし、する気もないし。
バイモ属は、メレアグリスがうちにはいついておりますよ。確実に増えていっています。爆発的には増えないけど。インペリアリス(黄色の)は一度なくしたかと思いましたが、木々の剪定後復活しました。
スイセンは品種によりばらつき、というのは激しく同意。ニホンスイセンは、ここでは育ちません。
(少しずつ増えている)が、ジェットファイアはダメですね。
何度か取り寄せて植えましたが、2シーズンくらいで消えます。
北日本の日本海側は春球根の生育には適した気候かと思っていましたが、
スイセンは品種によってばらつきがあるようです。
他にはフリチラリアの仲間、バイモやメレアグリス、インペリアルスもダメでした。